ドイツ年間ゲーム大賞2026発表! 年間ゲーム大賞はコミュニケーション系パーティーゲーム『ディート!』が受賞

※画像はSpieldesJahresの公式サイトより転載

2026年、現地時間7月12日18時(日本時間7月13日午前1時)、ボードゲーム界においてもっとも権威のある賞のひとつであるドイツ年間ゲーム大賞2026(SpieldesJahres2026)が発表された。

・ドイツ年間ゲーム大賞公式サイト
https://www.spiel-des-jahres.de/

・ドイツ年間ゲーム大賞2026受賞作
https://www.spiel-des-jahres.de/das-spiel-des-jahres-heisst-dito/

・ドイツ年間ゲーム大賞2026公式生放送
https://www.spiel-des-jahres.de/livestream.html

今年のドイツ年間ゲーム大賞は『Dito!』(ディート!)が受賞。年間エキスパート大賞に『REBIRTH』(リバース)、年間キッズゲーム大賞に『Die Insel der Mookies』(ムーキーたちの島)がそれぞれ選ばれている。以下にそれぞれのタイトルを紹介する。なお、7月13日時点ではまだ3作ともローカライズのアナウンスはないが、年間ゲーム大賞とエキスパート大賞の受賞作についてはこれまでほぼすべての作品の日本語版が発売されてきているため、今後の発表に期待したい。

年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)
『Dito!』(ディート!)

他のプレイヤーが何を考えているか推測して、答えの一致を目指す共感系のコミュニケーションゲーム。元版はインドネシア発(原題『Jinx O』)。3つのお題それぞれに対して3つの答えを3×3マスの個人ボードに書き入れ、他の人と同じ答えのマスにマルをつけてビンゴを狙う。ちょうど1人だけ同じ単語を書いていた場合、追加でポイントが得られる。

簡単なルールで誰でも楽しく、鉄板で盛り上がるパーティーゲームの新定番となりそうなタイトル。プレイ人数は3~7人。どのマスにどの答えを書き込むと高得点が得られるか戦略的に考えるというゲーマー的な遊び方も可能となっている。

Game Factory/日本語版発売未定

年間エキスパート大賞(Kennerspiel des Jahres)
『REBIRTH』(リバース)

スコットランドの氏族となり、崩壊した文明の再建に取り組むタイル配置ゲーム。バッグドローしたタイルを配置し、得点を獲得していくシンプルなエリアマジョリティ。ゲームボードがリバーシブルで、裏側ではアイルランドが舞台となってルールや得点要素が変わる。カラフルで立体的な拠点のコマをはじめ、美しく映えるコンポーネントも素晴らしい。

デザイナーは“プロフェッサー”ことライナー・クニツィア。このタイトルにより、氏はドイツ年間ゲーム大賞において、年間ゲーム大賞(2008年『ケルト』)、年間キッズゲーム大賞(2008年『誰だったでしょう?』)、そして年間エキスパート大賞の3部門すべての受賞を達成した。

Frosted Games/Mighty Boards/日本語版発売未定

年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)
『Die Insel der Mookies』(ムーキーたちの島)

不思議な生き物“ムーキー”を集めてマジョリティを競う2人用のカードゲーム。ムーキーは5つの種族に属しており、それぞれの種族ごとのマジョリティを競う。プレイヤーは2つの山のどちらかからカードを引き、表もしくは裏で獲得。個性的で愛らしいムーキーたちのカードイラストも魅力的で、それぞれのムーキーに名前を付けて書き込める大判のポスターも付属している。

Kosmos/Scorpion Masqué/日本語版発売未定


以下に各部門の推薦リストのノミネート作品を挙げる。◎がついているものは最終候補3作品に選ばれたタイトル。

【年間ゲーム大賞・推薦リスト入り作品】
『WILMOT’S WARE HOUSE』(『ウィルモットさんの倉庫』 / JELLY JELLY GAMES、7月発売)
『HOT STREAK』(『ホットストリーク』 / 数寄ゲームズ、発売済)
『TOY BATTLE』
『TORIKI』
◎『Cozy Sticker Ville』
『MEISTER MAKATSU』
◎『MORTY SORTY MAGIC SHOP』
◎『Dito!』
『TAKE TIME』(『テイクタイム』 / CMON JAPAN、発売済)

【年間エキスパート大賞・推薦リスト入り作品】
『GRUNDSTEIN VON METROPOLIS』
『TAG TEAM』(『タッグチーム』 / すごろくや、発売済)
『Frosted Blooms』
◎『BOSS FIGHERS QR』
◎『REBIRTH』
◎『MOON COLONY Bllodbath』(『ムーンコロニー大惨事』 / ホビージャパン、7月下旬発売)
『Artengarten』(『アーク・ノヴァ:サンクチュアリ』 / テンデイズゲームズ、発売済)

【年間キッズゲーム大賞・推薦リスト入り作品】
『KLEINER STINKER』
◎『Die Insel der Mookies』
『Magische Spiegel』
◎『BUH PARTY』
『PALEOLINO』
◎『VERFLIXT VERZAUBERT』

ドイツ年間ゲーム大賞2026の最終ノミネート作品を含むゲーム紹介については以下記事を参照。

ドイツ年間ゲーム大賞2026ノミネート作品発表! 大賞の栄誉に輝くのはどのゲームか!?


残念ながら今年は日本人デザイナーによる作品のノミネートはなかったが、2025年には林尚志氏の『ボムバスターズ』が大賞を受賞する快挙を達成。それまでも推薦リスト入りした作品がいくつもある。

近年は日本人デザイナーの作品の海外ローカライズ出版が当たり前になってきた。今後のドイツ年間ゲーム大賞やドイツゲーム大賞、フランスのアスドールといった欧州をはじめとする世界各国のゲーム賞において、日本発の作品の名が挙がることに大きな期待がかかる。