【ゲムマ2023春】試遊卓はどこも大盛況! 大賑わいのゲームマーケット2023春レポート【エリアブース編】

ゲームマーケット2023春が2023年5月13日(土)、14日(日)の2日間に開催される。会場は東京ビッグサイト、西1・2ホールの使用となった。

あいにくの雨模様のなか、会場には多くの参加者が詰めかけた。午前11時より入場が可能となる早期入場チケット2000枚は完売となり、通常チケットで入る参加者が会場外に長蛇の列を作っていた。

西2の北東には参加サークルの新作やチラシが置かれた展示コーナーがあり、多くの人が会場内を回る前に訪れて情報を集めていた。また、ゲームマーケット運営から出されるお題に沿って作ったゲームを紹介する“ゲムチャレ”展示コーナーも設置された。

今回は5月13日の出展のなかから、主にボードゲームを取り扱う企業やメーカーが配置されるエリアブースの出展内容をお届けする。
※以下、ブース名の前の【A〇〇】は会場内での配置番号。掲載順は「A→B」の配置番号順とした。

【A01】アークライト

・試遊あり

西館入り口から入ってすぐ、中央ホールの総合受付および特設ステージ隣に配置されたアークライトブース。大作『エバーグリーン』を筆頭に、『カイト 日本語版』『龍-TATSU-』『ミリメモリー』などが新作として出展された。試遊も『カイト 日本語版』と『ミリメモリー』を中心に多くの人を集めていた。

砂時計を使ったアクションゲーム『カイト』の試遊は大盛り上がり!

Kaiju On The Earthシリーズの新作『クアント』も展示。限定豪華版の特典である“KOE ロゴ入り特製スクエアバッグ”も披露されていた。

サイト:https://arclightgames.jp/

【A04】グループSNE

老舗のグループSNEからは、昆虫を集めるワーカープレイスメント『インセクタ』やマーダーミステリー『週末の殺人鬼』『誰がために伝書鳩は飛ぶ』など全7点の新作が先行販売を含めて出展された。

サイト:http://groupsne.co.jp/form.html

【A05】オインクゲームズ

・試遊あり

しっかりとした内容のゲームを小箱に詰めるオインクゲームズは、新作『クジラオルカ』『ナインタイル エクストリーム』を先行発売。スタッフがシャチのぬいぐるみを持って接客を行うなど、積極的な“オルカ推し”(?)が目立っていた。

海をイメージした青いブースがひときわ目を引くオインクゲームズ。ブース内は『クジラオルカ』の試遊スペースとなるゴムボートが配置されていた。

サイト:https://oinkgames.com/ja/

【A07】小学館グッドゲームズ

・試遊あり

アークライトの『ito』とコロコロコミックがコラボした新作『コロコロito』や、2人用プログラミングゲーム『01VERSE ゼロワンバース』を出展。13日はブース内にて漫画『ブラックチャンネル』作者の漫画家きさいちさとし先生が『コロコロito』購入者に数量限定でサインをプレゼントした。14日は『炎の闘球女 ドッジ弾子』のこしたてつひろ先生が来場する。

サイト:https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/51147

【A09】JELLY JELLY GAMES

・試遊あり

カジュアルなタイトルからゲーマー向け作品まで幅広いゲームを扱うJELLY JELLY GAMESは新作3点を発売。連想ゲーム『レンレン』と千原ジュニア氏デザインのワードゲーム『ことば落とし』、レトロなイメージのガチ2人対戦ゲーム『チャージ&スパーク』を出展した。試遊卓にも多くの参加者を集めていた。

サイト:https://jelly2games.com/

【A27】itten

・試遊あり

シンプルなルールでアクション性が高い作品をリリースするitten。今回は『ギシンアンキの塔』『ワンダーボウリング』の2点を出展。毎回試遊卓が家族連れでにぎわうが、今回もブース内が人で埋まる盛況ぶり。itten独特のボックスをイメージしたパネルが並ぶさまも目を引いた。

サイト:https://www.itten-games.com/

【A34】CMON EXPO

精巧なミニチュアを使ったゲームに定評があるCMON(シーモン)がゲームマーケット初参戦。新作『ウルヴズ』『ラクリモーサ』は展示と予約受付のみだったが、ゲームファンからの注目度は高く、物販には長い列ができていた。昨年8月に日本支社CMON JAPANが設立されており、今後は日本語版の発売や、翻訳ルールのサイトでの公開に力を入れていくとのこと。

ブース内には大人気シリーズ『ゾンビサイド』のミニチュアも展示。

サイト:https://cmonjapan.com/

【B01】ジーピー

・試遊あり

新作『スパイジョブ』『贋作画家ベルラッティ』に加え、会場内限定発売の『カタン人類の夜明け』を出展。『スパイジョブ』と『贋作画家ベルラッティ』は試遊も盛況だった。物販は『カタン』シリーズを中心に充実のラインナップ。もちろんゲームマーケットのジーピーブース名物である1000円ガチャも開催され、ひときわ長い列を作っていた。今回も超大物『カタン3D版』が賞品に用意されていた。

サイト:http://www.gp-inc.jp/

【B02】すごろくや

・試遊あり

ブース内にて“すごろくやのロベルト・フラガ祭”を開催。『忍者バナナ』『ディスクカバー』などのデザインで知られるロベルト・フラガ氏のトークショーやサイン会が行われた(14日は15~16時に開催)。また、ミニサイズのゲームのガチャ『すごろくや ミニチュアカードゲームコレクション』(1回400円)の筐体が設置されて先行販売され、人気を博していた。

『忍者バナナ』はブース内のステージで試遊会が行われた。

サイト:https://sugorokuya.jp/

【B03】engames

ゲーマー心をくすぐる海外タイトルをフィーチャーするengamesは、『トライブス・オブ・ザ・ウインド』『フィレンツェの匠』を先行販売。ブースには謎のティラノサウルスも出没してengamesをアピール?した。

サイト:https://www.engames-s.com/

【B28】たった今考えたプロポーズ祭。(ClaGla)

ClaGlaは、大ヒットシリーズ『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。』発売5周年を記念し、ブースにて“たった今考えたプロポーズ祭”を開催。会場限定となる新作ミニ拡張セット『forコスプレイヤー』『ゲームマーケット』や、韓国版・中国版、拡張セット、各種グッズなどを販売した。

サイト:https://www.clagla.jp/

【B30】ホビージャパン

・試遊あり

大作をこれでもかと投入してくるパイオニア、ホビージャパンは、注目の『チョコボの不思議なダンジョン ボードゲーム』試遊が大人気(発売は近日予定)。また、人気タイトル『こねこばくはつ』『スカル』『グロウ』のグッズも販売された。また、“ワケアリ品放出”は最近の作品も格安で購入できるとあって、今回も大人気。購入者が殺到する様子は、ゲームマーケットのホビージャパンブース恒例の景色となりつつある。

サイト:https://hobbyjapan.games/

【その他のエリアブース】

【A19】リゴレでは注目作『EARTH』が先行販売され、閉場までに本日分は品切れとなっていた。

サイト:http://www.rigoler.jp/

コアなゲーマーを狙い撃ちする渋い海外作品を揃え、開場した瞬間から行列ができる【A25】ゲームストア・バネスト。開場前のわずかな平穏のひととき、名物店長・中野さんもニッコリ!

サイト:https://banesto.nagoya/

毎回趣旨が違った注目作をリリースする【A30】ヨフカシプロジェクトは、2人用の新作タクティカルゲーム『天魔楼大戦』をゲームマーケット特別価格にて販売した。
※2~3人用のチームプレイも可

サイト:https://yofukashiproject.com/

今回の会場内で特に目立ったのは、試遊卓の盛況ぶり。コロナ禍を超えて復活した昨年秋に続き、どこのブースの試遊卓も埋まっていた。特に特設ブースの“本当に面白いユーロゲームの世界”(西2特設05)は6卓もの試遊卓を設けながらもプレイヤーが切れることなく回転し、空いてもすぐに次のプレイヤーのグループが入る大人気ぶりだった。

今回のゲームマーケット2023春の初日は、その会場内の混雑ぶりから、これまでのゲームマーケットと比べてさらに参加者が増えていると感じた。5月14日は、一般入場も11時から入場可能。前日と同じ顔ぶれでエリアブースの出展があるほか、会場内の特設ブースや特設ステージではさまざまなイベントが行われる。興味がある人はぜひ会場を訪れてほしい。アナログゲーム、ボードゲームの勢いを肌で感じることができるはずだ。