子供が遊んでばかりで全然勉強しない…と悩んでる親御さんはいらっしゃいませんか?それなら遊びが勉強になればいい訳ですよね。
そこで、数字に強くなるであろうボードゲームを紹介します。算数や数学って、自分は算数得意なんだと自信を持つのが大切だそうです。じゃないと数字自体がキライになっちゃいますからね。遊ぶだけで学力がアップする保証は出来ませんが、数字が身近なものになるのは間違いないでしょう。
小学校低学年向けを中心に、未就学児でも数をかぞえる練習になるようなボードゲームを20タイトル厳選しました。ジャンルを分けて、対象年齢も記載したので参考にして下さい。
すすめコブタくん
サイコロを振って、出た数だけ自分のコブタを進めてゴールを目指すすごろくゲーム。
6面サイコロを使いますが書いてあるのは1〜4なので4まで数えられれば遊べます。他人と同じマスに止まると背中に乗って運んでもらえるルールが秀逸で、サイコロの出目に一喜一憂する名作の子供向けレースゲームです。対象年齢は4才〜。
ドメモ
配られた数字タイルを自分だけが見えないように置いて、数字を予想して全部当てるのが目的の推理ゲーム。
使う数字は1〜7。そしてこのゲーム最大の特徴はタイルの枚数。書かれた数字がそのタイルの枚数になります。1なら1枚しかなくて、5なら5枚あります。それを他人のタイルは全て見えてる状態で自分のタイルを当てていくので理論的な思考が求められます。対象年齢は6才〜。
ビス20
全員で力を合わせて1から20までを間違えずに数える協力ゲーム。
時計回りで順番に「1」「2」「3」と声に出してカウントアップしていくだけのゲームです。ただし、ラウンドごとにカードに書かれたルールが追加されます。「7と15を入れ替える」とか「4を言う代わりに手を振る」「11を言う代わりに全員でコウモリと言う」などなどホントにちょっとした変化なんだけど意外と混乱するんです。規定ラウンドまで誰も間違えずに20まで数える事は出来るでしょうか。対象年齢は7才〜。
ラッキーナンバー
数字が書かれた四つ葉のクローバーを自分のボードに16枚置いたら勝ち。
使う数字は1〜20。裏向きのクローバーを1枚めくって、自分のボードに配置するだけ。めくったクローバーは左から右に数字が大きくなるように、そして上から下に数字が大きくなるように置くのがルール。条件を満たせば好きな場所に置けるので、どこに置くのがベストなのか迷ってしまいます。対象年齢は8才〜。
コンプレット
数字タイルを昇順で1列に並べるのが目的。
使う数字は1〜100。手元に並んだ数字タイルと場に置かれた数字タイルを交換することで昇順に並ぶように目指します。上記の「ラッキーナンバー」と似たゲーム性になっていますがあっちが初級編、こっちが上級編という感じでしょうか。連番で置ければ続けて手番を行えたり、「81」「99」など逆さにして使用出来る数字があるのも楽しいですね。対象年齢は8才〜。
ニムト
牛のカードをなるべく取らないようにするカードゲーム。
使う数字は1〜104。全員にカードを10枚ずつ配って、そこから1枚選んだら全員一斉に公開します。そのカードを場に出ている4つの列に昇順で並べて、1列で6枚目に置いた人が牛カードを引き取るというのがゲーム内容です。他人が出した数によって思わぬドラマが生まれるバッティングの妙が味わえる傑作カードゲーム。対象年齢は8才〜。
ハリガリ
様々なフルーツのカードをたくさん集めるのが目的のアクションゲーム。
中央にベルを置き、全員裏向きした山札を自分の前に置きます。自分の番が来たらカードを1枚めくるだけ。この時に何かのフルーツが5個になった時に中央のベルを鳴らします。いち早くベルを鳴らした人がカード獲得です。合計が5になるのはいろんなパターンがあって大人でも真剣にワイワイ楽しく遊べます。対象年齢は6才〜。
ひつじがいっぴき
手札を出し切ったら貰えるおたからカードを集めるのが目的。
「ひつじが1匹」と言いながら羊が1匹描かれたカードを出したら、次の人は「ひつじが2匹」と言いながら羊が2匹描かれたカードを出し、次の人は「ひつじが3匹」……とカウントアップしていくのがゲーム内容。複数枚のカードを合わせてひつじの数を調整出来るので足し算の練習になりますね。対象年齢は5才〜。
ぴっぐテン
豚が描かれたカードをたくさん集めるのが目的のカードゲーム。
場に出てる数字と手札から出した数字を足して、ピッタリ10なら貯まったカードが全て貰えます。使う数字は0〜10までで、5のカードだけが引き算になるだけなので足し算を習ったばかりの子供でも遊べます。対象年齢は6才〜。
宝石がいっぱい!
土カードをめくって宝石カードを沢山集める神経衰弱風カードゲーム。
土カードを全て並べたら、1枚だけめくって宝石カードなら獲得。表も裏も同じ柄のカードをめくったら失敗です。2枚同じカードを見つけるのが神経衰弱の常識だったけど、このゲームは1枚めくるだけ。これだけなのに面白いんですよね。宝石カードには得点となる数字が書いてあるので最後は足し算。対象年齢は4才〜。
トータスメダル
メダルをたくさん集めるのが目的の神経衰弱ゲーム。
数字が書いてある紙製のタイルを裏向きにして並べたら、1枚ずつめくります。1枚ずつ数を足して丁度10になればメダル獲得です。上記の「ぴっぐテン」と神経衰弱が合体したようなゲーム性になります。適当にめくっても10になる事はあるし、ちゃんと記憶しておけばゲームが有利に進められる良いバランスのゲームです。対象年齢は6才〜。
ナインブレイク
交互に自分の色のコマをボード上に置いて、最終的に自分の色のコマの数が多い方が勝ちという2人専用の対戦ゲーム。
オセロと同じルールで、自分のコマで相手のコマを挟めば自分の色に変わります。オセロと違うのは、コマには数字が書いてあって挟まれる相手のコマの合計数より挟む自分のコマの合計数の方が大きければ置けるというルール。これがなかなか悩ましい。コマは裏と表を足すと7になるようになっています。対象年齢は公式発表で4才〜。さすがに4才が遊ぶのは無理だと思うけど…。
ヘックメック
サイコロを振って対応するタイルを獲得し、タイルに描かれたイモムシの数を競うダイスゲーム。
8個のサイコロを一気に振ったら、1種類の出目を選択して全て確保。残ったサイコロを再び振って、さっき確保してない出目を確保……と繰り返して、合計数がタイルに書かれた数字に達したらタイル獲得です。どっちの出目を確保した方が得なのか常に計算と選択を強いられるのに、結局は運任せというのも楽しいんですよ。対象年齢は8才〜。
ジャストフォーファン
ボード上に自分の色のコマを4つ直線で並べると勝ちという四目並べ。
ボードには1〜36までの数字が書かれたマス目があります。1〜19まで書かれたカードを4枚持ち、何枚か出して合計数のマスに自分の色のコマを配置します。これを繰り返して4つ並べるのがゲームの流れ。単純で地味なゲームなんだけど、2006年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされてるほどの面白さ。対象年齢は10才〜。
ノイ
配られた3枚のチップが無くなったら負けのカードゲーム。
中央の場にカードを1枚出したら足し算をして数を宣言します。順番にカードを出して合計数が102を越えた人が失敗。配られたチップを1枚支払ってチップが無くなったらゲーム終了です。誰が101より大きい数になるかドキドキ…。単なる足し算じゃなくマイナスのカードや特殊効果のカードもあるので盛り上がりやすい日本生まれの傑作パーティーゲームです。対象年齢は7才〜。
ウサギとカメ かけ引き大レース
にんじんカードを出して進み、いち早くゴールするのが目標のすごろくゲーム。
サイコロを振ってコマを進めるんじゃなく、にんじんカードを好きなだけ出して希望通りの数を進めるというのが特徴的。ちょっとずつにんじんカードを出してちょこちょこ進む人もいれば、貯めに貯めて一気に進む人もいたりして性格が出るのも面白いですね。対象年齢は10才〜。
ウミガメの島
ウミガメになって、ゴールを通過してタマゴを沢山産むのが目的の周回制すごろくゲーム。
サイコロ1つを振って、出た目だけコマを進めます。更にもう1つのサイコロを振ったら合計数の2倍コマを進めます。更にもう1つサイコロを振ったら合計数の3倍コマを進めます。それなら毎回サイコロ3個振った方が沢山進めそうなんだけど、サイコロの合計数が8を超えるとバーストでスタート地点に戻されるのです。手堅く進むかリスクを背負って勝負するか。上記の「すすめコブタくん」と同じで、他人の上に乗れば運んでもらえるのが盛り上がりのポイント。対象年齢は6才〜。
ナンバーナイン
数字タイルを重ねて高得点を目指すタイル配置ゲーム。
めくられたカードに書かれた数字タイルを配置して、0〜9までの数字タイルを2枚ずつ置き切ったら終了。数字タイルがホントに数字の形をしてるのがユニークですね。得点計算は1段目は何枚配置しても0点、2段目は数字タイルの合計数が得点。3段目は合計数×2が得点、4段目は×3が得点になります。出来るだけ高い位置に大きい数字タイルを置くのが高得点のコツです。対象年齢は8才〜。
インカの黄金
神殿遺跡の内部を進んで財宝を沢山集めるカードゲーム。
全員が1つのチームとなって神殿を進むたびにカードをめくり、財宝ならカードに書かれた数を全員で平等に分けます。しかし、落石や毒ヘビなどの危険カードが2枚めくられると手にした財宝は没収されてしまうのです。没収される前に脱出する必要があるけど、早目に脱出すると他の人が貰う財宝の数が増えるので非常に悩ましい…。脱出するか神殿内部を進むかは全員当時に意思表示するので盛り上がりやすい作りになっています。常に割り算を強いられるのも苦しくて楽しい。対象年齢は8才〜。
トゥーアンリミテッド
配られたカードをいち早く出し切るゴーアウト系のカードゲーム。
基本はトランプの大富豪と同じ。このゲーム最大の特徴は、チップを受け取る事でカードに書いてある数字を変更出来るんです。赤いカードならチップ1枚受け取るごとに数字を1つずつ大きく出来ます。黄色いカードならチップ1枚受け取れるごとに数字が倍になります。元々のタイトルは「アンリミテッド大富豪」というだけあって数字がドンドン大きくなっていくのも面白い!そしてカードを出さずにパスすれば受け取ったチップを2枚返却出来て、カードとチップが無くなれば勝ちです。対象年齢は8才〜。
どれもこれも面白いボードゲームばかり。こうしてまとめてみると、ボードゲームって得点で勝敗を決める事が多いので自然と計算する必要があるんだなぁと分かりますね。スマホゲームやテレビゲームなら自動的に計算してくれるけどボドゲは自力。ボードゲームは遊ぶたびに算数のテストをやってるようなものですよ。
仮に学力がアップしなくてもボードゲームくらい楽しく遊びたいものです。