「3人」集まったときに何を遊ぶ!? 3人用に特化したボードゲーム7選!

パーティーゲームや対面で戦う一部のタイトルを除き、多くのボードゲームのプレイ人数は、4人用として設定されています。しかし、いつも集まっている仲間の人数が3人であったり、3人家族でボードゲームを遊んでいたり……なんていう人も多いでしょう。3人というのは、ボードゲームをプレイするうえで比較的ポピュラーな人数なのです。

「鼎(かなえ)」という言葉をご存知でしょうか。古代中国で使われた3本脚の器のことを指すのですが、この3本脚というのは安定度が高く、バランスに優れていると言われています。これは3人でゲームをプレイする際も同じで、誰かひとりが頭一つ抜けると他のふたりが敵に回り、誰かと誰かが争いはじめればもうひとりが調停に入り……と、ゲームの流れが拮抗する方向に向くので、自然とバランスが良くなるのです。

では、3人向けのゲームはあるのでしょうか? 少し珍しくはあるのですが、ちゃんとあるんです。今回は、3人用のゲームを7タイトルほどご紹介します。

他にも、1人用、8人用、10人用のボードゲームをセレクトした記事もあるので、併せてチェックしてみてください。

●1人用ボードゲーム10選
https://broad.tokyo/column/32231

●8人用ボードゲーム15選
https://broad.tokyo/column/35016

●10人用ボードゲーム10選
https://broad.tokyo/column/34856

※五十音順に紹介しています。

ジャンキー


※画像はボードゲーム帝国BOOTHより

チョコホリックたちの宴! 死なない程度にたくさんチョコを食べよう

チョコのカードでトリックテイキングをプレイし、3人の誰かがバーストするまで続けます。バーストした人はチョコの食べ過ぎで死亡し除外となり、残りふたりのうち得点が高いほうが勝利です。

3人のなかで真ん中の数を出した人がトリックを獲得。1から24までの数字が書かれたチョコのカードにはブラックチョコとホワイトチョコの2種類があるのですが、このふたつは互いに打ち消し合い、枚数の差分が得点になります。しかし、その差が8点を超えるとチョコを食べ過ぎて死亡……。

バーストしないようにしつつ、だけど白と黒の差はある程度離したい! 常にジレンマを抱えながらのプレイになります。板チョコを模したボックスやチョコのカードが可愛く、コンポーネントは楽しいのですが、ゲームのプレイ感は甘くない一作です。

ジャンキー 概要】
メーカー:ボードゲーム帝国
プレイ人数:3人
対象年齢:20歳~
プレイ時間:10~20分

スイートドッグホテル

※画像はスマートエイプゲームス公式通販(base)サイトより

犬が楽しく過ごせる客室を作ってホテルを繁盛させよう!

2~3人対応でベストが3人という少し変わったタイトル。“犬だけが泊まれる最高のホテル”を作ることを目指します。

プレイヤーは5つある建設中のドッグホテルに部屋のタイルを並べて客室を作り、多くの犬を招き入れて満足してもらわなくてはなりません。タイル配置にエリアマジョリティ、さらに手番のコントロールや個人目標などさまざまな要素が組み合わさり、30分程度の短いプレイタイムでコンパクトにまとめながらも考えどころがたくさん。さらに、可愛い犬の木駒や美しいボード、タイルなどコンポーネントも魅力的です。

なお、同作は24年2月現在品切れ中で、近くリメイク版が発売される予定とのことです(※発表では23年11月発売となっていましたが、延期。現在Kickstarterのプレローンチページが公開中)

Kickstarterによるプレローンチページ
https://www.kickstarter.com/projects/smartapegames/sweet-dog-hotel

スイートドッグホテル 概要】
メーカー:スマートエイプゲームス
プレイ人数:2~3人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:20~30分

トリックアンドトラブル(Trick’n Trouble)

※画像は梟老堂のサイトより

3人で力を合わせて任務をクリアしていく協力トリックテイキング

『トリックアンドトラブル』はルール自体はオーソドックスなトリックテイキングなのですが、3人専用かつ協力型という唯一無二といっていいゲームです。

プレイヤーは協力しながらトリックをプレイし、任務カードに示された達成条件をクリアしてポイントを獲得していきます。トリックのプレイ前に手札を一枚だけ隣の人に渡せるので、達成条件を見て有利になるカードを渡すことがポイント。また、トリックを取ったプレイヤーは次のラウンドで任務カードを一枚変更できるので、達成が難しそうなものを変えていくことも重要です。全部で40ポイント獲得すれば勝利となります。

手札の内容を直接伝えることは禁じられているため、もどかしく感じることもありますが、達成したときの爽快さは格別。協力ゲームが好きな人はぜひプレイしてほしい名作です。

なお、本作のアートワークは、『アグリコラ』や『パッチワーク』『オルレアン』などで有名なクレメンス・フランツ氏が担当しているので、氏のファンならうれしいタイトルでしょう。

トリックアンドトラブル 概要】
メーカー:梟老堂
プレイ人数:3人
対象年齢:12歳~
プレイ時間:15~30分

トリバーシ

※画像はキューズゲームズのサイトより

予測外の展開に一喜一憂!三つ巴で戦うリバーシ

基本的には、自分の色のコマで他プレイヤーのコマを挟んで裏返す、いわゆる『リバーシ』を3人でプレイするというゲームです。

しかし、コマを裏返したときの色が3色あるのが通常のリバーシと大きく違うところ。赤の裏は青、青の裏は黄、黄の裏は赤になっているため、裏返したときに想定していなかった色の並びになってしまい、続く手番で大逆転を許してしまうということも……。

勝者は最終的にもっとも自分の色のコマが多かったプレイヤー。コマが裏返ったとき、どの色になるかまで想定してプレイできるかどうかが勝利のカギとなるのですが、これがなかなか難しい。意図せぬ展開の連続でワイワイと楽しめることうけあいです。

トリバーシ 概要】
メーカー:キューズゲームズ(Qʼs games)
プレイ人数:3人
対象年齢:6歳~
プレイ時間:20分

ミューラ

駆け引きとカウンティングで勝負する変則トリックテイキング

全55枚のカードのうち1枚をのぞき、3人に配り切って行うトリックテイキング。フォローの要素は数字ではなく、出されたカードの枚数になります。つまり、最初のプレイヤー(リード)が2枚組でカードを出したら、続くふたりのプレイヤーは同じく2枚組で出さないといけないのです。そして、数字がもっとも高かったプレイヤーがトリックを獲得します。

勝敗は取ったプレイヤーが出したカードの枚数によって決定。カードの構成として、数字が大きいカードは枚数が少なく、小さいカードは枚数が多いため、数字が小さいカードを複数枚出した際の勝負が重要になってきます。なお、最初に1枚のぞいたカードは切り札となるため、この数字のカードの使い方もポイントになります。

残りのカード枚数の推測や勝負をかけるタイミングなど考えるポイントがたくさんあり、シンプルながらも絶妙な駆け引きの楽しさが味わえるゲームです。

ミューラ 概要】
メーカー:テンデイズゲームズ
プレイ人数:3人
対象年齢:10歳~
プレイ時間:30分

ヤバラス(Yavalath)

4目並べると勝ちだけど3目並べると負け。3人の思惑が交錯するガチな対戦ゲーム!

変則の4目並べ。ルールは非常にシンプルで、4目以上並べると勝ちですが、一方で3目並んでしまうと即敗北。つまり、1・2、もしくは2・2と間を1マス開けてコマを配置し、その間を埋めれば勝利なのですが、なかなかうまくいきません。自分の勝利を妨害するには相手が3目並べないといけないような状況を作るなど、従来の4目並べとは違った戦略が求められます。

2人でもプレイできるのですが、3人で遊んだほうがよりカオスな展開になるのでオススメ。1プレイが短く、何度でも繰り返しプレイしたくなる中毒性があります。筆入れのような袋に収まるコンパクトなコンポーネントもお洒落な一作です。

ヤバラス 概要】
メーカー:ネスターゲームズ(nestorgames)
プレイ人数:2~3人
プレイ時間:~30分

ロボトリック

プレイヤー3人の戦いにAIロボットが参戦!ロボットをうまく利用する戦術もアリ

3人専用のトリックテイキング。ただし対戦相手はもう1人おり、それがAIによって行動が定められたロボットなのです。

ゲームとしてはマストフォロー、切り札ありでオーソドックスなトリックテイキングなのですが、ロボットの出す札はあらかじめ公開されており、出す札にも法則があります。プレイヤーは3回までしかトリックに勝利できず、それ以上勝つとマイナス点。さらに、ロボットが勝った際は、取られた自分の札がマイナス点になってしまいます。このため、どこで勝ち、どこで負けるかが重要になってくるのです。

ロボットの出す札は完全に予想できるため、これを利用して他のプレイヤーにトリックを取らせてマイナス点を与えるなんてことも……? ロボットの存在と、3回までしか勝てないというルールにより独特のプレイ感があるゲームです。

ロボトリック 概要】
メーカー:コロコロ堂
プレイ人数:3人
対象年齢:10歳~
プレイ時間:~30分


いかがだったでしょうか。3人という人数だからこそ楽しめる、3人用のボードゲームがあるということを知っていただけたかと思います。

どのゲームも特色があり、多人数でやるパーティーゲームや、2人でやるアブストラクションはもちろん、4人用のゲームを3人でプレイするときともまったく違ったプレイ感を味わうことができるので、ぜひプレイしてみてください。