いまやボードゲーム関連の配信をしてる人も珍しくないですよね。ルール説明動画、ボードゲームカフェの紹介動画、開封動画、ボードゲームに関するトーク動画などなど…。
その中でも最も多いのが、実際にボードゲームを遊んでいるところを撮影して配信するプレイ動画でしょう。個人的にはプレイ動画自体がまだ珍しい頃にはよくチェックしてたけど追いきれないんですよね。YouTubeだけじゃなく、ニコニコ生放送やらツイキャスやらSHOWROOMやら他にも動画配信サイトは多々ある訳で。気が付くと、ルール説明してくれる動画以外は見なくなっちゃいましたが、動画配信向けのボードゲームを選んでみました!見てても面白いゲームって沢山ありますからね。
と言っても幅が広いので条件としては
・画面に収まりやすい
・内容が見える
・10分〜15分
・流通している
・2~4人
・まだYOUTUBEであまり紹介されてない
に絞りました。
画面からはみ出してばかりってのもツライし、映像として見にくいゲームも向いてないだろうと。4人までで短時間で、レア物とかじゃなくカンタンに手に入る物。そしてまだ紹介されてないorまだ少ないもの。なので「はぁって言うゲーム」とか「ナンジャモンジャ」みたいなプレイ動画の超定番は除いてます。
「タッソサファリ」
まずはバランスゲームでしょ。丸いボードの上に細長い棒を1本置いて、全て置き切ったら勝ちというシンプルなゲームです。他の棒に触れないってのが原則で、2本の棒の上に橋渡しするように置けたらもう1本置けるというのがこのゲームの面白いところ。他の人の手助けにならないように遠くに棒を置きたいけど、障害物もあるから思い通りにいかないと。
元々のオリジナルは「タッソ」ってゲームで、「タッソ」の時もリメイクの「ラコタ」の時も木目丸出しの木製の棒だったのに今回はカラフルに塗ってあるから楽しげ。イメージとして動物がドンドン増えてくのも楽しいし、絵的にも良いんじゃないでしょうか。
「ベストワードクラブ」
ワードゲームは他人に見せるのを前提に作ってるゲームも多いので、遊ぶより見てる方が面白いゲームも多いですね。その中でも「ベストワードクラブ」は抜きん出てるかなと。お題となるカードを2枚めくって、当てはまる言葉を答えるというゲームです。
例えば「あ、で始まる」と「一番強い言葉」がめくられて「圧力」とか相応しい単語を言うと。よくあるのは早く答えた人の勝ちだけど、このゲームは1人1回答えて最もお題に近い人が勝ちなんです。なので他人の答えに被せる事も可能だし、回答が遅くても大丈夫ってのもいいですね。ゲームと言うよりは会話のきっかけみたいなアイテムだけど、これは動画向きでしょ。制限時間を決めればバラエティー番組っぽいし。
「動画アップしてみたwww」
大喜利系のゲームは多々あれど「動画アップしてみたwww」以上に動画配信向きのゲームは無いでしょ!内容は、言葉が書かれたカード数枚を渡されてバズりそうな動画タイトルを作成するというゲームです。全員のタイトルを見て面白かった人に投票。投票されると再生回数が伸びて、最も再生回数が多い人が勝ち。
やれそうな面白いタイトルが出来たら実際にやってみるというのも面白いかもしれませんね。上の写真に写ってる言葉を繋ぎ合せるだけでもなかなかのタイトルが出来るなぁ。
「サジェッション!」
スマホやPCなどでインターネット検索を利用したゲームで、更に競りという変わったジャンルのゲームです。お題の単語と一緒に検索されてる第2検索ワードを当てるという内容なんだけど、このゲームが面白いのは自分で第2検索ワードを当てるんじゃないんですよ。自分で予想した答えを他の人に落札してもらって点数を稼ぐんです。もし上位に入ってたら高得点だけど、せっかく落札したのに上位5位に入ってなければ0点。なので自分で予想した答えは高い点数で落札してもらい、他人の当たってそうな予想を低い点数で落札する事になります。
回答で盛り上がり、競りのプレゼンで盛り上がり、検索結果で盛り上がるという良く出来たゲームですね。これは見てても面白いです。
「ito」
1〜100までのカードを使って小さい数字から昇順で出していくという協力ゲームです。持ってる数字を言う事は出来ないけど「生き物の大きさ」とか「デートスポットの人気」などのお題カードに書かれたテーマで数字を表現するというのがこのゲームの面白いところ。他人と自分の感性のズレに可笑しさを見つけるルール作りになってるので見てられますね。
昇順でカードを出すのが「クモノイト」ルールで、自分の数字と足して100に近い人を探す「アカイイト」ルール。こっちの方も配信向きですね。
「目撃者たちの夜」
洋館の中で発生した殺人事件の犯人を当てる正体隠匿ゲームです。役職が書かれたカードを2枚受け取って1枚だけを選んで自分の役職にします。選ばなかったカードは隣の人に渡して、受け取った人は山札からもう1枚役職カードを受け取って2枚のうちどちらかを自分の役職に…というのを繰り返していくと「殺人鬼(犯人)はそっちに行ったよ」とか「共謀者は来てないな」とかいろんな情報が出てくるわけです。カードは少ないけど全員情報を持ってるのでちゃんと推理ゲームになってて、最後は人狼のように投票で犯人を特定するので議論も面白い。当然殺人鬼はウソをつくので誰がウソを言ってるのかと推理する事になるので飽きずに見れますね。
ゲームの難易度を上げれば「爆弾魔」とか他の役職も入ってきて見てる方も混乱してくるので、どうせなら5人以上でのプレイ動画をアップして欲しいですね。
「ラマ」
2019年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたカードゲームです。持ってるカードを全て出し切ったらあがりで、出し方も場に出てる数字と同じか1つ大きい数字しか出せないというシンプルなルール。子供向けかと思うほど単純なゲームなのに実際やってみると何故か繰り返して遊んじゃうんですよね。なんでだろう?
得点勝負なので、途中で降りてマイナス点を取るかカードを引いてまだ挑戦するかの選択に悩む事になるんだけど、こういう単純なゲームこそ動画配信向きかも。
どうでしょう。この7つ。普通にネットショップで購入出来るし、比較的簡単なルールじゃないかなぁと。見にくいかと思ってあえてはずしたけどアクションゲームとかも動画向きだったりするんでしょうかねぇ。
YouTubeでプレイ動画をアップしたら編集部まで連絡下さい!一報頂ければ見ますので。