【就活生必見】面接でボードゲームのルール説明したら内定獲得した話

どうも。先日長い就職活動の末、無事内定を頂きました! ゆーたと申します。

大学4年生、就活を終えた私ですが、入社予定の会社から内定をいただくことができたのは、なんとボードゲームのおかげでした!

今回はその経緯を紹介して、これから就活を迎える学生や転職を考えている社会人の方を希望の会社の内定を獲得できるように少しでも力添えしたいと思います。

私は、某ボードゲームカフェのスタッフや某ボードゲーム通販サイトのアルバイトをしています。趣味もボードゲームなので、履歴書にはバッチリ「趣味:ボードゲーム」と書かれています。まぁ、ボードゲーマーなら当たり前ですよね?

そして面接の際に趣味について質問されるのはお決まり。しかし、ボードゲームはまだまだ認知度が低く、特に面接官をしているような年齢の方にはあまり知られていないように感じます。

そのため、面接官はかならずと言っていいほど

「ボードゲームってどういうの?」

という質問をしてきます!!これ!!これがめちゃくちゃ大事です!

就活生って面接の前とかに「どんな質問されるんだろう」とか「この質問されたら結構嫌だなぁ」とか、考えちゃいますよね?「履歴書に4つも趣味書いたけど、正直この趣味に関してはあまり聞いて欲しくない…」ということも少なくないと思います!しかし趣味にボードゲームを入れておくと面接官のほとんどの方はボードゲームについて質問してきます!!よって質問を事前に予測できるんです!!正しくは、質問を誘導する形になりますね!ちなみに私は趣味の欄にテニス、ボードゲーム、映画鑑賞と書いていましたが、テニスは大学から始めたし、映画も言うほど観れているわけではないのであまり質問されたくありませんでしたが、今回の就活では一度もテニスと映画鑑賞について聞かれませんでした。対するボードゲームは10回以上聞かれました

質問を事前に予測できるなら次は、その質問に対して最高の回答を用意するだけです。色々考えた結果、辿り着いたのはボードゲームのインストでした。

「インスト」とは「インストラクション」の略で、ボードゲーム用語でルール説明のことです。私は面接官にボードゲームを1つ紹介して、インストしよう!と考えたのです。無謀では?と私も考えました。しかし何度も面接に落ちた自分にはこれしかなかったのです。そしてその機会は、第一志望の最終面接で訪れます…。

私が就活中、ボードゲームのインストをするために常に持ち歩いていたゲームはこちらです。

ボブジテン

日本語が大好きな友人のボブに協力するために、カタカナ語を日本語だけで説明するゲームです。

スタートプレイヤーがお題カードの山札からカードをめくり、「カタカナ語」を一切使わずにそのお題のことを説明します。各プレイヤーは1度だけ解答権があり、見事正解することができれば当ててもらった人と、当てた人が1点を獲得します。
ゲーム終了時にもっとも多くの点数を獲得したプレイヤーの勝利です!

この「ボブジテン」というゲームは日本語が喋れる人であれば老若男女誰でも楽しめると言っても過言ではない、個人的に国内最強のボードゲームです。ルールは簡単、だけどちょっぴり頭を使うし、頭がいいだけが強いわけではない。めちゃくちゃ盛り上がれます。そしてこのゲーム、すごいコンパクト。就活中は何かとかさばって、就活バッグはパンパンで重い。そんな中この小箱ゲームは持ち運びに最適です。

この超面白い最強ゲームをカバンに携え、毎度面接に向かえば、今回は使うのか…?と少しビビっていました。いや、ビビってません。堂々としてました。

そして遂に第一志望の最終面接、志望動機や業界についての話を終え、遂に来ました。

「この、ボードゲームっていうのは、どういうものなの?」

来た!これはもう、やるしか、ない!!!そして私はドヤ顔で言いました。

「そんなこともあろうかと、ひとつ、ボードゲームを持って来ました。」

いや、今考えればこの返しは相当アホな気がします。この返しはおすすめしません。あとドヤ顔も。もっと何かあるはずです。私も緊張していたのです。

そして、そそくさとゲームを取り出し、震えた手で箱を開け、中のカードを見せながらインストしました。その結果!!! 面接官の心を、鷲掴みに、しました! いや、ホントです。今まで初めて見ました、面接官が個人的な手帳に「ボブジテン」とメモをするのを。「すごい面白そう!教えてくれてありがとう!どこで売ってるの?」など色々話しました。予想以上の手応えです。そして、さらに聞かれました。

「他には?他の面白いボードゲームも教えて!」

あ、やばい。流石に用意してない。ここまで食いつくのは想定外だったので、私が個人的にボードゲームカフェのお客様によくオススメするクアルトを、とっさに口走ってしまいました。ボードゲーマーの方ならもうお気づきだと思います。この「クアルト」、実物がないとかなり説明しづらい

「あ、それならクアルトというゲームがあって…」

ここまで喋ってから気づき、絶望しました。流石にやっちまったか…。ここでインストが分かりづらければ、ボブジテンで得た好感度が台無しだ……! しかし、ここまできたらやるしかない、と無理矢理インストしていきました。すると意外にも

「それも面白そう!名前はクアルト?でいいんだっけ?」

食いついたーーー!!! え、そんなことある? というか、この面接官の方、めちゃくちゃ理解力があるのでは……? でも数多の学生たちの面接をしていればそれが当たり前なのか……? 兎にも角にも助かった……! クアルトのメモも書き終わり、次に面接官の方はこう言いました。

「タケン…?コトン…?ナカン…?そんな感じの名前のゲームをどこかで聞いたことあるけど、それもボードゲームなのかな?」

「あ!カタンですね!すごく有名なボードゲームです!」

「それかもしれない!なんか開拓していくんだよね?」

そして次は「カタン」の簡単な説明を始める…

あれ?なんか自然にすごい楽しく喋れているぞ?

これ、もう一つの利点なんです。自分の好きなことの話であれば誰が相手だろうとスラスラ喋れちゃうと思います。自分は人見知りですが、よく自分の趣味の話なんかが始まると急にいっぱい喋り出してしまい、あとでよく反省しています。しかし、今回はそれが良い方向に働きました!

そんなこんなでボードゲームの話を10分以上していたと思います。

そしてその面接の終わりに面接官の方からフィードバックをいただきました。

「とても論理的に話を展開していてわかりやすかったです。特にボードゲームの説明はわかりやすかったし、実物がないボードゲームの説明もできるのはすごいと思いました。」

え、すごい褒めてくれるじゃん…。でも、こんなことを言われても通過できないことがあるのが就活。ここに行けないならどこに行こう…と不安を感じていましたが、数日後、電話で合格の連絡をいただきました。合格通知の電話の際にも、ボードゲームの説明部分を評価していただけました。

あれ、褒められたの、結局ボードゲームのところだけじゃない?

ということで、ボードゲームがめちゃくちゃ役に立った面接でした。

まとめ

ボードゲームという、まだまだ一般的には認知度が低い趣味を用意することで面接官の興味を引いて、質問の内容を誘導する! そしてボードゲームを普段から遊び、インストをやっていることで、論理的な話し方が身について、それを評価してもらえる! ボードゲームをやっていてよかった!!

ボードゲームを使った面接通過術、ぜひ試してみてください!

※面接を通過できなかった際の責任は一切負いません。