2月9日「漫画の日」記念!! あの人気マンガのボードゲーム13選

2月9日は、漫画家の手塚治虫先生が亡くなった命日ということで「漫画の日」に制定されています。

ボードゲームはボードやカードにイラストが描かれていることも多く、漫画とは親和性が高いんです。

BROADでは、漫画とコラボしたIPモノのボードゲームの記事を2年前にアップしています。今回はその記事では扱われていないボードゲームを取り上げます。

あのアニメのボドゲがあるの?ディズニーやポケモンだけじゃないIPボードゲームあれこれ

では、人気漫画とコラボしたボードゲーム13タイトルを五十音順で紹介します。

からかい上手の高木さん

〈からかい上手の高木さん〜全力からかいバトル〜/2〜6人/10歳〜/15分〉

配られた手札をいち早くなくすのが目的のゴーアウト系カードゲーム。

自分の手番では、前の人が捨てたカードと同じ数字のカードを出します。もしくは、捨ててあるカードより1大きいか1小さい数字のカードを裏向きで出して、からかいバトルをすることが出来ます。からかいバトルでは隣の人が裏向きで出されたカードの数字を予想します。数字が当たらなければ次の人のターンになりますが、数字を当てられたらカードを1枚引きます。これを繰り返して先に手札をなくした人の勝ちです。カードを出すのが逆回りになるリバースや次の人を休みにするスキップなどUNOっぽい特殊カードもあって、非常に遊びやすいゲームです。

漫画の連載は2023年で終了しましたが、2024年は連続ドラマの放送と実写映画の公開が予定されているので、さらに注目されそうな漫画・ゲームですね。

キングダム

〈キングダム盤上大戦/2人/8歳〜/10分〉

相手の大将を撃破するのが目的の対戦ゲーム。

将棋をベースにしたゲームですが、駒を重ねて強くしたり、一気に逆転可能な作戦カードが使えたり派手な展開があります。さらに8枚の武将カードごとに能力があり、大将駒に適用されます。写真の盤面はハーフボードですが倍のフルボードで戦ったり、お互いの間に衝立を置いて好きに駒を並べてから始めるなど追加ルールもあります。

漫画の方は、実写映画が3本も作られ、2024年放送のテレビアニメは第5シリーズという超人気作品です。

呪術廻戦

呪術廻戦 呪霊逃走渋谷事変-/3〜4人/10歳〜/20分〉

特級呪霊になって渋谷の地下を五条悟から逃げ続ける非対称の対戦ボードゲーム。

特級呪霊側なら逃げて五条悟を封印するまでの時間を稼ぐのが目標で、五条悟側なら呪霊たちを全員倒すのが目的です。発売日は2024年5月23日なので、現時点では情報が少なく詳細は分かりませんが、漫画で描かれた渋谷事変を体験できるボードゲームだそうです。

漫画は、アニメの続編「死滅回游」の制作が発表されています。

ダンジョン飯

モンスターイーター〜ダンジョン飯ボードゲーム〜/2〜5人/10歳〜/45分〉

戦闘や探索をして得点を稼ぐカードゲーム。

ゲームデザイナー鈴木銀一郎さんの代表作『モンスターメーカー』をベースに漫画『ダンジョン飯』の世界観で、世界的ゲームデザイナーのカナイセイジさんがルール作りを担当した超贅沢なゲーム。ダンジョンを進みモンスターを倒すまでは『モンスターメーカー』と同じですが、倒したモンスターを倒した後に調理したり、狂乱の魔術師シスルを倒すのが最終目的だったり、原作ファンなら更に楽しめるように作られています。

漫画は、2024年1月からアニメの放送が始まっています。

チェンソーマン

〈チェンソーマンナインタイル/2人/6歳〜/15分〉

9枚のタイルをお題通りにいち早く並べるアクションゲーム。

チェンソーマンやポチタなどが両面に描かれたタイル9枚を受け取り、お題カードをめくってお題と同じようにタイルを並べたら勝ちです。ルールはこれだけ。2人専用で、お互いが受け取るタイルは同じ組み合わせになっています。お題通りに出来そうで出来ないもどかしさ。

漫画は、公開日はまだ分かりませんが劇場版アニメの制作が発表となりました。

逃げ上手の若君

〈2人〉

北条時行と足利尊氏に分かれ、11の国を奪い合う2人専用エリアマジョリティーゲーム。

自分の手番では、サイコロを3個振って2個と1個に分け、サイコロの出目に従って兵コマを配置します。これを繰り返して、11ヶ所ある国により多くの兵コマを配置すれば国を獲得。より多くの国を獲得した方が勝ちとなります。

これは4人まで遊べる『天下鳴動』の2人専用バージョンで、アクションカードである軍略カードが全て『逃げ上手の若君』の絵になっています。そして、このボードゲームは2023年5月に発売された雑誌「ジャンプGIGA 2023 SPRING」の付録として収録されたものなんです。ボードゲーム付きの雑誌って!

ちなみに、2024年にアニメ化されることが決定しています。

日常

〈日常ツッコミかるた/3〜8人/12歳〜/20分〉

ツッコミの台詞が書かれたカードをより多く集めるカルタゲーム。

「遅いよ!」「忍者か!」「野球大好きか!」などツッコミが書いてあるカードを並べ、読み手はトークテーマに沿った話をしながら途中でボケて、それに合ったツッコミカードをいち早く取るカードゲーム『ツッコミかるた』の『日常』バージョンです。カードには漫画の一コマ「自分でしないのかよ」「不安しかない」「焼きそばだよ!」などが描かれています。ゲームはチーム戦で、より多くのカードを取ったチームの勝ちです。他のギャグ漫画も『ツッコミかるた』とコラボして欲しいものですね。

ちなみに、漫画は一度連載終了しましたが2021年に再開しています。

鋼の錬金術師

〈鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTボードゲーム〜約束の日〜/1〜4人/30分〉

約束の日のセントラルを舞台に、人形兵を倒して5つの逆転の錬成陣を完成させるのが目的の協力ボードゲーム。

使えるキャラクターが6人いて、それぞれ能力や特徴が違います。さらに発生するイベントがランダムなので何回でも遊べます。協力ゲームの傑作『パンデミック』のようなシステムで、錬成陣を作っていきます。

2022年に『鋼の錬金術師』20周年記念として発売されたボードゲームですが、ゲーム内容が普段ボードゲームをやらないファン向けではなくて本格的過ぎるボードゲームだと出来の良さが話題になっていましたね。

HUNTER×HUNTER

 

〈HUNTER×HUNTER 軍儀/2人〉

交互に駒を動かし、相手の帥を取るのが目的のアブストラクトゲーム。

これは『HUNTER×HUNTER』の漫画の中で、メルエムとコムギがプレイしていた東ゴルトーの国民的盤上競技の製品化なのです。漫画の中のゲームを再現という変わり種のゲーム。9×9のボード上で、14種類の駒を動かして相手の王将である「帥」を狙います。将棋っぽいゲームですが、他の駒の上に乗ることが出来る「ツケ」という動きが特徴的です。

フリテンくん

「ウィリー!」と言えば必ず勝つ特殊なトリックテイキングの『ウィリー』がフリテンくんのイラストで『フリテンくんカードゲーム』というタイトルになってリメイクされます。2024年内に発売されることだけが発表されています。

ポケットモンスター

ナインタイル ポケモンドコダ!/2〜4人/6歳〜/15分〉

9枚のタイルをお題通りにいち早く並べるアクションゲーム。

ピカチュウやイーブイなどが両面に描かれたタイル9枚を受け取り、お題カードをめくってお題と同じようにタイルを並べたら勝ちです。ルールはこれだけ。4人まで同時に遊べて、受け取るタイルは全員同じ組み合わせになっています。お題通りに出来そうで出来ないもどかしさ。

『ナインタイル』は上記の『チェンソーマンナインタイル』も含め、ミッキーマウスやサンリオキャラクター、ムーミンなどいろんなバージョンが発売されています。

名探偵コナン

〈名探偵コナン推理ゲーム謎の地下室殺人事件/6歳〜〉

誰がどこで何を使って殺したのかを解き明かす推理系ボードゲーム。

地下室の中を歩き回り、他の人が持っているカードを調べて、ゲームから除外した3枚のカードを特定するというゲームです。推理系ボードゲームでは古典でもある『クルード』の『名探偵コナン』バージョンですね。『クルード』を一度も遊んだことがない人は、馴染みのあるコナンバージョンから触れてみてはいかがでしょう。

ONE PIECE

ONE PIECE VIVRE RUSH/2〜5人/6歳〜/10分〉

キャラクターが描かれたカードをより多く集めるのが目的のカルタゲーム。

キャラクターカード100枚を並べて、お題カードを1枚めくります。お題カードの条件に合うキャラクターカードをいち早く取ります。キャラクターカードの裏面にはプロフィールなどの情報が記載してあるので、当たりハズレを確認します。お題に合っていればカード獲得で、最終的に獲得したカード枚数を競います。

お題は「年齢が40に近い」「初登場が遅い」「賞金が近い2キャラクター」などで、作品を知らないとチンプンカンプン。『ONE PIECE』好きのためのゲームです。万人受けじゃなく、漫画のボードゲームはこれくらい振り切ってても良いかも知れませんね。