ゲームマーケット2026春の新作としてアークライトが発売した『オバケパレード』。このゲームにはさまざまなオバケが登場しますが、ボードゲームにはオバケや幽霊をテーマとしたものがたくさんあります。
特にボードゲームの本場ドイツでは白いシーツを頭から被ったタイプの幽霊がポピュラーなものとして知られており、数多くの作品に登場しているのです。
今回は、オバケが登場する国内外のゲームを7つほどご紹介しましょう。
ドキドキハラハラのチキンレース! コンポーネントを強化した新版登場で再注目
オバケパレード

オバケをフィーチャーした、坊主めくりタイプのチキンレースとセットコレクションを融合したタイトルです。
プレイヤーは先手から回ってきたカードの束に山札のカードを1~3枚追加するか、束をめくるかどちらかを選択。束をめくって金のカンテラが出てくれば、それまでに出たオバケのカードを他人になすりつけられますが、もし引けないと自分が引き取ることに……。8種類のオバケがすべて揃ってしまうか、同種のオバケが4枚になると脱落です。カードは全部で75枚、金のカンテラは16枚で、そこから5枚を除いたカードでプレイ。確率とカウンティング、そして運の勝負になります。
元版は2024年にリリースされ、2025年にアークライトゲーム賞を受賞した同名作品。話題作を連発する驚異の新鋭・イブインク氏が世に送り出した最初のボードゲームになります。元版はカードのみで構成されていましたが、2026年に発売されたアークライト版はアートワークを一新し、木駒を追加するなどしてコンポーネントを強化しています。
【オバケパレード 概要】
メーカー:アークライト
プレイ人数:2~6人
対象年齢:6歳~
プレイ時間:20分
スピードやバランスで勝負! アクションタイプのオバケゲーム
おばけキャッチ

カードを引いて、中央に置かれたコマのなかからイラストに対応するものを選び、早い者勝ちで取るアクションゲーム。存在感バツグンのオバケの大きなコマが目を引きます。
コマは白オバケ、緑ボトル、赤イス、青い本、灰ネズミの5種類。しかし、カードのイラストは色と種類が違っていたり、存在しない組み合わせのものも混じっているため、急ぐと早とちりしてしまうことも。一瞬で、でも的確に判断しなければなりません。
デザイナーは『ごきぶりポーカー』でも知られるジャック・ゼメ。すぐに理解できる簡単なルールでキッズゲームとしての人気が高く、定番タイトルとしてさまざまな派生作や後継作が登場しています。
【おばけキャッチ 概要】
メーカー:メビウスゲームズ
プレイ人数:2~8人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:20~30分
ヒュードロドロップ

小箱に納まるコンポーネントながらも、興奮度バツグンのバランスゲームが楽しめるタイトル。
まず5種類の小さなコマを片手の手のひらで握ります。そして、カードを引いて指定されたコマを握った側の手や指だけを使っていち早く落とし、中央に置かれたオバケのコマをいち早くゲット! ただし他のコマを落としてしまうと失敗になってしまうため、指と手のひらの筋肉を駆使して目当てのコマだけを動かすように努力しなければならないのです。
ピンポイントで狙いのコマだけ触れるように指を動かすのは、意外と大変。指や手のひらがつりそうになります。思いもがけず指定されたもの以外のコマがぽろりと落ちてしまったりすると、笑いがこみあげてくることも。大いに盛り上がる“手に汗とコンポーネントを握りしめて遊ぶ”アクションゲームです。
【ヒュードロドロップ 概要】
メーカー:オインクゲームズ
プレイ人数:2~5人
対象年齢:6歳~
プレイ時間:20分
ブラフと戦術のガチ勝負! 1対1のアブストラクト
ガイスター

6×6マスのボード上で8個のオバケのコマを動かし合う2人対戦型のゲーム。運要素がないゲームを“アブストラクト”と呼びますが、『ガイスター』はそのジャンルを代表するゲームのひとつです。
プレイヤーの持つオバケのコマは、裏側に色が表示されており、8つのうち青の“良いオバケ”が4つ、赤の“悪いオバケ”が4つずつあります(相手からは見えません)。ゲームの目的は、自軍のコマを盤の最奥の列の端の2マスのどちらかから青のコマを1つ脱出させるか、相手の青のコマを4つ取ること。ただし、赤のコマを4つ取らされると負けになってしまいます。
青のコマをどんどん進めて脱出を狙うか、それとも青と見せかけて赤を進めて相手に取らせるか。シンプルながらも、腹の読み合いの心理戦を堪能することができるゲームです。初版発売は1982年、デザイナーは名匠アレックス・ランドルフ(『ハゲタカのえじき』『チャオチャオ』など)。コマが磁石で固定されるトラベル版『マグネットガイスター』も発売中です。
【ガイスター 概要】
メーカー:メビウスゲームズ
プレイ人数:2人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:10~20分
オバケ出現で大パニック! パーティー会場でぐるぐる追いかけっこ
ヒューゴ

パーティー会場を模したゲームボードの外周のマスを、ダイスを振って出た目のぶんだけコマを進めてぐるぐると周回させるすごろくタイプのゲーム。ただし賑やかな音を聞きつけた寂しがりやのオバケ、ヒューゴ君が会場内に乱入してくると展開が一変します!
ダイスは6面中2面で「オバケ」の目が出るようになっており、もし出てしまうとプレイヤーではなく、ヒューゴのコマが進むことに。そして、ヒューゴに追い越されるか追い付かれる、もしくは追い抜いてしまったコマは地下室に連れ去られてマイナス点となってしまうのです。
一部のマスは、逃げ場となる部屋に繋がっています。ヒューゴはこの部屋には入ってこれないので、逃げることに成功すれば安全が確保されます。なんとかして自分のコマを逃がしたいところなのですが、ここぞというときに限ってヒューゴの目が出てしまったり……。
最大8人まで遊ぶことが可能。ダイスを振るたびに盛り上がる、パーティゲームとしてもってこいのゲームです。過去には『ミッドナイトパーティ』のゲーム名で販売されていた時期もありました。
【ヒューゴ 概要】
メーカー:メビウスゲームズ
プレイ人数:2~8人
対象年齢:7歳~
プレイ時間:30分
カードゲームにもオバケが出現!
ザ・ゲーム オバケやしきのすうじのアクマ

2~99の全98枚の数字カードを場に置いて、手札をすべて出し切ることを目指す協力ゲームの定番『ザ・ゲーム』のフレーバーを変えたリニューアル版。
カードは手番ごとに最低2枚、ふたつある場のどちらかに出していくのですが、一方は前のカードより大きな数字、一方は小さな数字のカードしか出せません。
また、場の数字よりちょうど10の差のカードを出すことができる場合に限り、数字の大小のルールを無視できます。例えば、大きい数字のカードしか出せない場でも、出ている数字よりちょうど10小さいカードなら出せるわけです。これを利用し、うまく数字を“巻き戻す”ことができると大いに有利になります。
1プレイが短く手軽に楽しめるため、協力ゲームの入門編としてももってこいの一作。難度は高めなものの、うまくいくまで何度でも繰り返しやりたくなる中毒性があります。リニューアル版ではカードイラストを『ito』でおなじみの326(ナカムラミツル)氏が担当しており、ポップなオバケたちがゲームに彩を添えています。
【ザ・ゲーム オバケやしきのすうじのアクマ 概要】
メーカー:アークライト
プレイ人数:1~6人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:15~30分
ゴーストリフト

ホラーをテーマにした“カードクライミングゲーム”。カード出し切りの大富豪系(ゴーアウト)。手番では、場のカードより大きい、もしくは小さい数字のカードを出していくのですが、上がりきると次からは小さい数字、逆に下がりきると次からは大きな数字のカードを出さなければいけません。特殊カードで上下を反転することも可能。どの順でカードを出していくかの判断が悩ましく、なかなか減らない手札に苦しみつつも、うまく出し切ることができたときの爽快感はなかなかのもの。
誰かが手札を出し切るとラウンドが終わり、まだ手札があるプレイヤーはゴーストトークンを使って残った数字を記録します。これを繰り返して1種類の数字を3回残すか、同じ3つの数字を2回ずつ残してしまったプレイヤーがいたらその人の敗北でゲーム終了です。
元版は2024年にFR@games(ふらっとゲームズ)から500円で発売された同名タイトル。新版では一部ルールを改訂したうえでコンポーネントを一新し、上昇(UP)か下降(DOWN)を示すインジケーターとチェック用のシーツオバケ型ゴーストトークン60個を追加。別府さい氏によるアートワークも魅力的です。
【ゴーストリフト 概要】
メーカー:Engames
プレイ人数:2~6人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:15~30分
オバケや幽霊に対しての恐怖は万国共通。日本国内だけでなく海外にもオバケが登場するゲームはたくさんあります。とはいえ、ゲームに出てくるオバケはそのほとんどがユルくキャラクター化されたもので、恐怖というより見ているだけで楽しくなってくるものばかり。
ルールが易しく、対応人数が多いのでパーティーゲームとして人気があるタイトルも数多くあります。皆さんも、誰もが受け入れやすい、かわいくキャッチ―なオバケたちが登場するゲームをプレイしてみてはいかがでしょうか。



