ドイツ年間ゲーム大賞のノミネート作品が発表!山田空太氏の『IKI』がエキスパート部門にノミネート!

ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会は、5月22日、2023年の同賞のノミネート作を発表した。

ドイツ年間ゲーム大賞は1979年から続いている賞で、年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)、年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)、年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)の3部門がある。受賞作はパッケージに受賞を表すマーク(通称“ポーン”)の表示が可能となる。

昨年(2022年)の受賞作は、年間ゲーム大賞に『カスカディア』(Flatout Games/ケンビル)、年間キッズゲーム大賞に『Magic Mountain(魔法の山)』(AMIGO)、年間エキスパート大賞に『リビングフォレスト』(Ludonaute/ケンビル)が選ばれた。

ノミネート作品は各部門3作ずつで、このなかから各部門の大賞作品が選定されて7月16日に発表される。2023年のノミネート作品は以下(写真はいずれもSpieldesJahresサイトより)。

SpieldesJahres: https://www.spiel-des-jahres.de/

【年間ゲーム大賞】

『DORFROMANTIK DAS BRETTSPIEL』ドーフロマンティックボードゲーム(Pegasus Spiele)

同名デジタルゲームのボードゲーム。ヘックスタイルを配置していく協力型で、レガシー要素があるため繰り返しプレイできる。

テンデイズゲームズより今夏日本語版発売予定。

『Fun Facts』(Repos Production)

出されたお題について自分の数字を決め、プレートの裏に書いて並べるゲーム。自分の数値が、並べられたプレートのどこに入るかを想定していく。

『Next Station:London』ネクスト・ステーション:ロンドン(Blue Orange)

ロンドンの街に地下鉄を拡げていく紙ペンゲーム。交わらないように4色のペンで4つの路線を書きこんでいく。

CMON JAPANサイトにて日本語版ルールが公開中。
https://www.dropbox.com/s/ljihpyjac3iv7h7/Rulebook_JP.pdf?dl=0

【年間キッズゲーム大賞】

『Carla Caramel』(LOKI)

溶けないようにしながら、列を作る子供たちにアイスを配る協力型のゲーム。

『Gigamon』(Blue Orange Games)

ペアになるモンスターを組み合わせて能力を発動し、モンスターを集めていく神経衰弱タイプの記憶ゲーム。

『Mysterium Kids:Captain Echo’s Treasure』(Libellud,Space Cow)

お題カードの内容を付属の太鼓の音で表現し、他プレイヤーに伝えて当てさせる協力ゲーム。

【年間エキスパート大賞】

『Challengers!』(1 More Time Games)

個性豊かでさまざまな能力を持つキャラクターを集めて部隊を編成し、リーグ戦のように他プレイヤーとバトルしていくデッキビルドタイプのゲーム。

『IKI』粋/江戸職人物語(UTSUROI)

日本人クリエイター山田空太氏の手になるタイトル。江戸の街で職人の親方となり、火事と戦いつつ“粋”な生き様を競うワーカープレイスメント。

グループSNEより日本語版が今秋発売予定。

『Planet Unknown』プラネットアンノウン(Adam’s Apple Games)

未知の惑星を探索し、開拓していくタイル配置ゲーム。プレイヤーは回転するボードに乗ったタイルを1枚ずつ取り、同時に配置していく。

Engamesより日本語版発売予定。

賞の発表は7月16日。このノミネート作品のなかから、どのタイトルが選ばれるのか注目したい。