東京おもちゃショー2023が東京ビッグサイトにて、2023年6月8日(木)~11日(日)に開催される(8・9日が事業者向け、10・11日が一般公開)。会場は東京ビッグサイト、西1・2ホールおよび4ホールの使用となっている。
東京おもちゃショーはキッズトイや模型などまで含めたおもちゃ全般が対象となるイベントではあるが、アナログゲームやボードゲームを取り扱う事業者もたくさん参加していた。今回は、そのなかから注目作や興味深い出展をいくつか紹介しよう(※掲載はホール番号・ホール内での通し番号順)。
おもちゃショー2023公式ホームページ :https://toys.or.jp/toyshow/
西1ホール
1-06 (株)メガハウス
メガハウスのブースでは、オセロ、ルービックキューブなどが出展された。オセロは誕生50周年のキャンペーン中で、オセロの歴史を紹介するディスプレイも設置された。また、二人用の対戦型ゲーム『ナラベルゴ』(7月中旬発売)や、共遊玩具部門優秀賞を受賞した『ナンバービルド』(10月中旬発売)、飲み屋のメニューで役を作る『みんなでカンパイ!飲みジャン』(6月下旬発売)などの新作アナログゲームの展示もあった。
1-07 (株)エポック社
エポックはブース内に野球盤とサッカー盤を出展。野球盤は長い野球盤の歴史と、その変遷についての展示もあった。
1-08 ブリオ ジャパン(株)
注目作であるラベンスバーガー社の『ディズニー・ヴィランズ』完全日本語版が3つの拡張版とともに出展。ディズニー映画の有名な悪役となり、ヒーローたちと戦うゲームだ。今回はローカライズされたカードや特徴的なコマが披露された。
発売は基本セットと『ディズニー・ヴィランズ 拡張版1 ―邪悪なるもの―』が9月、『ディズニー・ヴィランズ 拡張版2 ―悪者は用意周到―』が10月、『ディズニー・ヴィランズ 拡張版3 ―完璧な不幸―』が11月の予定となっている。
ほかに同社が国内販売する『GRAVITRAX』や『スコットランドヤード』『マインクラフト』シリーズなども展示された。
1-09 マテル・インターナショナル(株)
『UNO』や『Blokus』『BOUNCE OFF』を展示。また、6月10、11日の両日に『UNO』の体験会が開催される。
1-24 (株)ハナヤマ
日本おもちゃ大賞2023コミュニケーション・トイ部門優秀賞受賞のタイル配置ゲーム『TAKUMI ZOO』を出展。6月10日(土)には、このゲームをデザインした南端巧さんが来場し、数量限定で自身が直接販売する。また、6月11日(日)にはボードゲーム系Youtuber/TikToker“ボードゲーム倶楽部”の4人に『スリルボム』で挑戦するイベントも開催。
1-38 エンゼルトランプ販売(株)
さまざまなトランプや花札などの製造と販売を手がけるエンゼルトランプは、プロ仕様のトランプや百人一首などを展示。
西2ホール
2-01 (株)バンダイ/(株)BANDAI SPIRITS
キャラクターホビーを中心に、巨大なブースを展開したバンダイ。アナログゲームとしては、おなじみ『ドンジャラ』のほか、『逃走中ボードゲーム』や『ONEPIECEカードゲーム』などを出展した。
2-06 (株)カワダ
Kawada Board Gamesのブランドでボードゲームを展開。新作として、『ワタルート』『ロジカルライン』(いずれも6月発売)に加え、タイル配置の『コネクタイル』(8月発売)、非対称型の追跡ゲーム『シティチェイス』(10月発売)が出展された。
2-07 (株)テンヨー
5月のゲームマーケットの先行販売で完売した対戦型戦略配置ゲーム『Bal』や、カードゲーム『一審裁判』などを出展。
2-33 (株)ホビージャパン
先日日本語版発売が発表されたドイツ年間ボードゲーム大賞ノミネート作『チャレンジャーズ』(近日発売)や『一つの指輪:指輪物語TRPG』(発売中)のほか、『最強王者決定戦!』などが展示。また、『チケット・トゥ・ライド・レガシー:西部開拓記』が今秋発売予定と発表された。
2-34 (株)増田屋コーポレーション
リニューアルされて登場した古典ゲーム『ラミィキューブ CLASSIC』が出展された。
西4ホール
4-03 ラディアスリー(株)
新作として、今秋発売予定の『あつめよう つぶらな瞳の水族館 カードゲーム』が展示された。“つぶらな瞳シリーズ”の作者YELL氏によるアートワークが注目の一作だ。アブストラクト対戦ゲーム『FILLIT』も展示。
4-12 (株)幻冬舎
新商品として『モンテッソーリ』『あてっこどうぶつ』が出展。『はぁって言うゲーム』や『人狼』シリーズなどのベストセラー作品も展示されていた。
https://www.gentosha-edu.co.jp/
4-18 (株)ジーピー
協力型物語体験ボードゲーム『ロビンフッド』(9月発売)を出展。探索アクションとパラグラフアドベンチャーを融合させ、仲間と協力しながら同梱された本を読んで物語を進めていく大作だ。
さらにコンポーネントが美しいセットコレクション『ジュエルマイスター』も発表(今秋発売)。また、『どこでも どうぶつしょうぎ』(今夏発売)、『たべたのだぁれ?』(今夏発売)、『カタン ジュニア』(今秋発売)とファミリー向けゲームの新作も一挙に発表された。
4-20 (株)すごろくや
ゲームショーでデザイナーのロベルト・フラガ氏来日でも注目された人気作『忍者バナナ』が出展された。
4-22 ハズブロジャパン
『モノポリー 日本版』『ジェンガ』『ツイスターエアー』などを展示。6月10日(土)には、『ジェンガ』や『ツイスターエアー』の体験会も実施される。
おもちゃショーということでおもちゃ寄りのアナログゲームの出展が多かったが、本格派のボードゲームもいくつか見受けられた。おもちゃ業界全体から見てもアナログゲーム、ボードゲームの注目度が上がっており、今後も出展数は多くなっていくのではないだろうか。
今回出展されたゲームのなかには、開催時期が近いゲームマーケットで発表されていなかった新作もあった。東京おもちゃショー2023の一般入場は、6月10日(土)と6月11日(日)の2日間。興味がある人はぜひ会場を訪れてほしい。
おもちゃショー2023公式ホームページ :https://toys.or.jp/toyshow/