ボードゲームパブリッシャー紹介シリーズ第1弾【ギガミック】

服でもアイスクリームでも掃除機でも、会社によって特徴がありますよね。会社の方針や狙いが違うんだから各々の色が出るのは当然の話。

ボードゲームを制作・販売している会社は世界中に沢山あります。もちろんボードゲームも会社によって様々な特色があるのです。

 

 

という事で、ボードゲームのパブリッシャーを紹介しようではないかという新企画が始動です!会社にスポットを当て、その会社が作ったボードゲームを並べたら何かが見えてくるのではないかと。(不評なら今回で終わるけど)記念すべき第1回はギガミックです。

 

ジレス3兄弟によってフランスのブローニュ地方で設立された会社がGigamic(ギガミック)社です。創立1991年。

コンセプトは「世界中の人が言葉や年齢の壁を越えて一緒に楽しめるゲームを」だそうです。ルールさえ分かっていれば言葉を交わさなくても問題なくて、子供も大人も対等に遊べるシンプルなゲームが多い印象なので狙い通りと言えそう。

個人的なイメージとしては超オシャレな会社。部屋の片隅に置いておけば様になる、木製のオブジェのようなゲームが多いので。ギガミックと言えば洗練されたデザイン性でしょう。

 

 

それではギガミック社のボードゲームを紹介します。

 

クアルト

写真だけですでにカッコイイ…。交互にコマを置いて、同一条件で1列を作ったら方が勝ちという2人専用ボードゲーム。

ルールは四目並べだから単純。木製コマは白と黒・丸と四角・低いと高い・穴有りと無しというパッと見で分かるデザイン。木製コマの触り心地。これぞギガミックって感じですね。

 

 

クイキシオ

マルかバツを決めたら、相手より先に1列揃えた方が勝ちという5個並べるマルバツゲーム。

5×5で並んだ積み木の外周から1個取って、自分のマークに変え、別の場所に差し入れる。これを繰り返して縦横斜めのいずれか1列完成させるだけ。ホントにシンプル。なのに悩ましい!

積み木を戻すとスライドするから計算が狂い、相手の積み木は取れないというルールが面白く機能してますね。

 

 

ピロス

白か黒かを決めて、丸い球を交互に積み上げて頂上に置いたら勝ちというゲーム。

持ってる球を乗せるかボード上に置かれた球を上に乗せるか。さらに自分の球4個を四角く並べる事が出来たらボード上から球を戻せたり、ただ積み上げるだけじゃないのが選択肢を広げています。

ピラミッドのように木製の球が4段積み上がっていくのを見てるだけでも楽しいですね。

 

 

 

コリドール

ボードの手前にコマを置いて、一歩ずつ進め、先に向こう端にたどり着いた方が勝ちというゲーム。2人か4人用。

壁を置いて相手の道を邪魔したり、その壁が自分の邪魔になったり。巨大迷路を俯瞰で眺めているかのような箱庭感もワクワクしますよね。クアルトと並んでコリドールもギガミックの代表作と言えるでしょう。

コリドールはお子様向けの「コリドール・キッズ」もあるんだけど、ボードが丸くてコマがネズミなんですよ。可愛すぎ…。

マス目が少ないので5才〜と子供向けになってますけど、大人も魅了するデザインですね。

 

 

 

カタミノ

テトリスのような形の積み木をきれいにハメるパズルゲーム。2人用のルールもあるけど、基本的には1人で問題に挑戦するという感じ。

積み木が少ないうちはサクサク正解出来るんだけど、数が増えると何度挑戦してもうまくハマらずイライラ…。でもピタッと入った時の爽快感は他では味わえない程ですね。

有名なゲームだけど、ギガミックと知らない人も多いのでは?

 

 

トリオレット

ボード上に3枚まで数字タイルを置いて、その置き方によって得点を稼ぎ、最も高得点の人が勝ちというゲーム。4人まで遊べます。

タイルを置くたびに計算が発生するのでちょっと面倒なんだけど、中毒性のあるゲームです。合計数がピッタリ15で置くと高得点になるので狙いたくなるんですよ。しかも手持ちの3枚の合計数が15だとタイトルの「トリオレット」で更に高得点。

理数系の人に是非とも遊んでほしいゲームです。

 

 

マラケシュ

じゅうたんを敷き詰めて、他人にお金を支払わせ、最もお金を稼いだ人が勝ちというすごろくゲーム。

サイコロの出た数だけ進んで、止まった所の隣にじゅうたんを敷く…の繰り返し。もし他人のじゅうたんに止まったらお金を支払うという単純なゲームです。しかし、じゅうたんの広さ分お金を支払うので激しいじゅうたんの重ね合いバトルが熱い!

とにかくじゅうたんが綺麗過ぎて見とれてしまう…。

 

 

ヨギ

カードを引いて指示に従うだけ。出来なければ脱落というパーティーゲーム。

カードに書かれてるのは「カードを右肩に乗せる」や「2つの手を重ねる」など単純なポーズや行動の指示。このカードがドンドン増えていくので、いずれ出来なくなっていくんですね。自然と笑いが起こるルールになっています。

ここまで紹介したゲームを作ってるメーカーの作品とは思えませんね。ギガミックの違う一面を見た気がします。

 

 

どうでしょう、ギガミック。この他にもボードゲームはあって一部だけの紹介だけど、オシャレでしょ?シンプルでしょ?でも凄く面白いんです。特にクアルトとコリドールは必ず遊ぶべきボードゲームの名作です。

是非一度はギガミックのボードゲームを。