東京のフォアシュピール2025秋に行ってきた!

2025年11月8日、中央区立産業会館でフォアシュピール2025秋が行われました。5日前には大阪でも開催されたボードゲーム試遊会の東京会場のレポートです。

ゲームマーケットでは試遊する時間があまりないということで、ゲームマーケットで頒布予定の新作ボードゲームの試遊をするイベントとして2019年にスタートしました。いろんな場所でゲームマーケット開催前に試遊会が開かれますが、フォアシュピールは最も規模が大きい試遊会になります。

出展しているブースは128団体。中央区立産業会館の2階と3階のフロアにテーブルと椅子がぎっしりと並べられ、午前11時~午後4時まで5時間に渡って行われました。チケットは事前に販売されて、両フロアとも開場からすぐに来場者で賑わっていましたね。試遊出来ずに立っている人がちょっといるかなぁという混み具合。席が空かず、気になっていたゲームが遊べなかったという贅沢な不満はありますが、それだけ盛況だったということでしょう。席が空いたテーブルをスタッフが積極的に案内していたので、どのブースも最後まで効率良く試遊を回転しているように見えました。

では、実際に試遊したゲームを紹介します。ついでに、ゲームマーケット2025秋のブース番号とサークル名も記載(※)しておきましたので、活用してください。

※【両F22】とある場合は、土日両方でブース番号F22、という意味です。

ジジという名の猫

【両F22】あーきっと.ゲームズ

32枚のカードを配り切ったら手札の中から各々がカードを1枚除外して、その除外したカードを当てるという内容。

ゲームは、トランプのジジ抜きと同じ要領で進行します。隣の人の手札からカード1枚を引いて同じ数字が揃ったら2枚とも出します。その後に除外した数字のヒントとなるカード1枚を出します。揃ったカードやヒントを見て、除外した数字を推測していくといったゲームです。ガチガチに推理すれば除外した数字は絞れるという理論的推理が短時間で楽しめるようになっています。数字を予想するのは1人1回だけなので緊張しますね。

コマーシャる

【土S15】センターコート

カードで指定された物を指定されたイメージでコマーシャルを作る協力ゲーム。

めくられた5枚のカードから、自分なら何番目のフォントを使うか、何番目の色にするか、何番目のタレントを使うかなどを選んで紙に書き、他の人と答えが被れば得点。高得点を目指すのが目的。大喜利ゲームかと思いきや、やることは選択肢を選ぶだけ。あくまで自分のイメージでカードを選ぶのでとっかかりはないけど、選んだ答えが他の人と被るのが嬉しいし楽しい。最後はQRコードで飛んだ先にある曲からCMに使う曲を選ぶという仕掛けも。軽く遊べる共感系。

PRISON BATTLE

【両H12】新ボードゲーム党

効果を駆使して、数字比べをする2人専用対戦ゲーム。

手持ちのカードは1〜5までの5枚だけで、同時にカードを出して数が大きい方が勝ち。先に3回勝つと、裏面に効果が書かれた囚人カードを倒すことが出来て、先に5人倒したら勝ち。勝負自体は単純ですが、効果が様々あるので遊ぶごとに展開が違いそう。囚人カード裏面のテキストが英語でも記載してあって、このままで海外で販売出来る仕様になっているのは流石。

ハコベルバルーン

【土M20】ショウ

気球のカゴに物を乗せて、島に移動させるアクションゲーム。

ゲームの箱の裏面を熱気球のカゴに見立てて、カゴの上に鈴やキューブを順番に乗せていきます。これでは運べないと思ったらパスをして、まだ運べると思う人は鈴やキューブを乗せます。最後に残った人が熱気球を運ぶという流れ。ヒモに挟んでかごを移動させ、目的地まで運べたら成功です。3個までなら落としてもいいという優しいルール。一度成功させたら難易度が上がって、もう一回成功したら勝ち。見た目通りのバランスゲームです。

ヒューマナイレーサーズ

【エリア76】ClaGla

スナイパーに撃たれないようにゴールを目指して得点を稼ぐレースゲーム。

スナイパーの親プレイヤーとレーサーの子プレイヤーに分かれ、子プレイヤーは自分とAIの車2台を担当します。自分の車を進ませる0〜3までのカードを1枚選び、AIの車のカードもランダムに1枚選んで親プレイヤーに渡します。親プレイヤーは受け取ったカード全てをよく切って、カードを公開して車を進めます。子プレイヤーは3位以内に入れば加点で、親プレイヤーはAIを撃てば加点。撃てるのは3台までで、あまりに先を急ぐと親プレイヤーにAIではないと疑われるというのがこのゲームの肝。意外と人間かAIか分かりませんね。

ドラフト・ババヌキ!

【両K68】をしだや

ドラフトをして自分の手札を決定して、その手札でババ抜きをして得点を競うゲーム。

ヴィラン、ヒーロー、おたから、ねこの4スートのカードがあって、カードの束からカード1枚を選んだら、残りを隣の人に渡してまた1枚選ぶというドラフトをして手札を作ります。ヴィランを持ってる人はヴィランを公開して隣の人手札からカード1枚を引きます。引いたカードによって処理が違ってて、おたからやねこを引くとカードを獲得しますが、ヒーローを引いたらヒーローがカードを獲得したり。何を引くかは運になりますが、何を手札にするかはドラフトで選べるので読み合いが生まれます。獲得したカードと手元に残ったカードは得点が違ってて、最終的な合計点を競います。

シジジー

【両G45】With Token

太陽系の惑星を正しい順番に並べ替える協力ゲーム。

惑星カードを裏向きにして一列に並べます。自分の手番では、カードをこっそり見てから一番端以外の位置に移動させるだけ。惑星カードを見た時に「オーマイゴッド」と言えるだけで、会話は禁止になっています。なので、他の人があのカードを端の方に動かしたから小さい数だろうと推測します。惑星カードを見て移動するというのを全員で4回繰り返したら、惑星カードを裏返して答え合わせ。揃っていたら成功です。3割くらいの成功率だそう。見た惑星を端っこに移動出来ないルールがもどかしくて悩ましいです。

チキンvsメカチキン

【土R01】地味ゲーム開発部

交互に鶏のタイルを置いて3目並べをする2人専用タイル配置ゲーム。

タイルは表と裏で、自分の面と相手の面になっています。3×3のボード上にタイル1枚を置き、矢印の先のタイルを裏返して自分のタイルが3枚並んだらタイル獲得。これを交互に繰り返し、最終的に獲得したタイルの点数を競います。タイルは組み合わせによって点数が違うセットコレクションになっています。サクッと楽しめるアブストラクト風ゲーム。

ゆび感クレーンゲームチャンピョンシップ

【両H33】てんつくゲームズ

カードに書かれた数だけ指でカードを掴むアクションゲーム。

カードを1枚めくり、目を閉じて決められた指で挟んでカードを取ります。この時、他の人はカードに書かれた数より取った枚数が多いか少ないかピッタリかを予想します。予想が当たればカードを数枚獲得します。なので「取り過ぎ!」「少ないよ」と応援することになるので盛り上がりやすいですね。カードを指で取る人は、カードに書かれた数より少なければ取ったカードを獲得。1枚でも多ければ獲得出来ず、ピッタリならジャックポットも獲得します。アナログなクレーンゲームですね。

はやうちサウルス

【両G23】BrainBrainGames

他とは違う強い酒を飲もうとしてる恐竜によるバッティングゲーム。

全員1〜7までのカードと銃カードを持って、同時に数字カードを公開します。最も小さい数字を出した人は1ダメージを受けます。数字が被った時は、被った人が銃カードを真ん中に素早く出します。遅かったら1ダメージを受けます。3ダメージを受けたらゲームから離脱して、最後まで残った人が勝ちです。アクション要素があるバッティング。「トリックと怪人」「LOOP」などゲーマーが唸る作品を作ってきたBrainBrainGamesがこんなの作るとは!

トリトリトリック

【土V15】ミープルミトン

目標の数だけトリックを取る協力型のトリックテイキング。

1〜9まで4スートのカードを全員に配り切り、昇順に並べたらゲームスタート。裏面にスートが書いてあって、裏面だけを見て左隣の人のカードを出してマストフォローのトリックテイキングを行います。隣の人のカードを出すことより、一番最初にフォロー出来ずに出したスートが切り札になるというのがアイデアですね。全員が指定された回数だけトリックを取れたら成功です。

シェディー・レディー

【エリア63】Mob+

1〜4そして6〜9までのカードを使い、3枚の組み合わせで役を作るセットコレクションゲーム。

カードを3枚持って、カード1枚を引いて1枚を捨てることで役を作っていきます。役は3枚同じ数字か連番の2種類のみ。カードを引かない場合は手札3枚を公開して、より強い手札を持ってる人がいなければ1点。3点先取で勝ち。役が出来てなくても、役が完成してそうな人を指名して当たれば1点になるジャックというルールが面白い。カードを公開しなければ、手札持ち越しというルールも効いてますね。

ONE!COIN

【土M23】てとら倶楽部

コインを回して、どこで止まるかを予想するギャンブルゲーム。

犬のコインには矢印が書いてあって、コインを回して止まった時に矢印が何を指すかを予想して骨トークンを賭けます。当たったら、配当を獲得。最終的に獲得した得点を競います。カジノのルーレットをコインで再現したようなゲームです。コインを回す人は、コインの下のカードを動かして当たりの確率を変えてから賭けられるようになっています。

今日からウチの子

【両C06】ミスボドゲームズ

猫、犬、飼い主の3スートのカードを使って、手札を出し切るゴーアウト系ゲーム。

前の人が出したスートとは違うカードを出すか、同じスートを1枚増やして出します。誰かが3枚同時に出した後なら、3種類のカードを1枚ずつ出し「ウチの子にします」と言って場を流せます。場を流した時は、場に出ている全てのカードを獲得して次のラウンドに手札として使えます。これを繰り返して、手札を最初になくした人が2点、次になくした人が1点。何回かやって4点獲得で勝ち。単調ではあるけど悩みどころもあって、3スートだけでこのハンドマネジメントと作り出すのはお見事。飼い主のカードの枚数が少ないのが肝ですね。

三連球

【両H20】サークル713

ビリヤードのように弾いてビー玉を落として得点を稼ぐアクションゲーム。

自分のビー玉1個をレールに乗せてボード上に転がし、他人のビー玉に当ててボードから落とします。落とす場所によって点数が違っていて、一度に大量の得点を獲得出来ます。自分のビー玉が落ちた場合は失敗で得点無しです。これを繰り返して、16点獲得で勝ち。また、自分のビー玉3個が一直線に並んだ状態を三連球と言って、三連球になれば他の人の手番でも勝ちとなります。これは誰が遊んでも楽しいでしょうね。場所を動かなくてもボード自体をクルクル回せる回転体がよく出来ていました。

セプテントリック

【両A08】ピースギルド

沈む客船から乗客を救うため、乗客数と浮き輪を同じ数だけ獲得する協力型トリックテイキング。

4スートのカードと乗客が書かれたカードを配り切って、マストフォローのトリックテイキングを行います。浮き輪が書かれたカードが何枚かあって、獲得した人は乗客カードを集める必要があります。乗客カードはマストフォローとは関係なく出せるので、浮き輪を持っている人がトリックを取れそうな時に出すことになります。全員が乗客と浮き輪を同じ数に出来たら成功です。乗客と浮き輪の数はピッタリ同じ数になっているので、カウンティング必須の超高難易度。どうやら成功率は1%だとか。


5時間のイベントで、遊べたボードゲームは16タイトル。席が空いたらすぐさま座るようにして、これでもちょっと急ぎ気味でしたからね。会場がもっと大きくて、ブースも多くて、販売もあるゲームマーケットでは、やっぱり試遊は思う通りに出来ませんよ。こういう予習は大事ですね。