2026年9月5日、高田馬場のSpemoPARK高田馬場で「夏の新作ボードゲーム体験会」が行われました。

この体験会は、すごろくやが年に数回行っている発売前のボードゲームを試遊出来る有料イベントです。今回は『アマロック』『トイバトル』『ベラヴィスタ』の3つの新作が用意されていました。2026年の発売を予定しているそうですが、発売日は未定です。参加者は20人弱。

まず1つ目は、『アマロック』から。

プレイ人数は3〜6人で、対象年齢は8歳以上。プレイ時間は20分となっていましたが、実際は1ゲーム3分程度で、誰かが3勝するまでゲームを繰り返すという感じ。
ゲーム内容は、森に住む動物などが描かれたカードを使います。0~9までと罠の合計11枚で、赤いカードと青いカードの2種類あります。2組合わせて22枚。青いカードか赤いカードかはウラ面からでも判断出来るようになっています。
自分の前に2枚のカードが置かれた時、その合計数を競います。+と-が書かれたカードがあって、+が表向きになっていれば合計数が最も大きい人の勝ち。-が表向きになっていれば合計数が最も小さい人の勝ちです。

全員にカードを2枚配ったら、場に表向きでカード2枚と使わなかったカードを山札として置いておきます。自分の手番では、選択肢4つの中からひとつだけを選んでカードを自分の前に出します。
選択肢は、
①自分が持っている手札から1枚カードを選ぶ
②他人が持っている手札からランダムに1枚カードを選ぶ
③場に出てるカードから1枚カードを選ぶ
④山札の一番上のカードをめくる
の4つ。カードによっては特殊効果を持つものもあります。
+-が書かれたカードを出したら、+か-が書かれたカードを裏返します。爪跡が書かれたカードを出したら、誰かの前に出されたカード1枚を捨てます。ハートが書かれたカードに効果はありませんが、2枚ともハートを自分の前に出せば数字は関係なく無条件で勝ちです。罠カードを出した場合は、数字は関係なく必ず勝つことが出来ません。ルールはこれだけ。

自分の手番では、必ずどこかからカードを出して、特殊効果があれば発動。みんなの前にカードが2枚置かれたら合計数を比べるだけ。これだけなのに、何故か面白い。何回か繰り返し遊んじゃいました。普段ゲームをしない人にもススメやすい、単純なルール。
ちなみにカード構成はこんな感じです。

勝った回数が増えると、自分だけがカードを見れないようにウラ向きにしてカードを持たなきゃいけないという足かせもあって、読み合いが気軽に楽しめるゲームになってました。人によっては、せっかくルール覚えたのにこれだけ?と思う人もいるでしょう。それだけミニマムなゲームとゲームの合間にちょうどいい作品です。
2つ目は2人専用の『トイバトル』です。

プレイ人数は2人で、対象年齢は8歳以上。1ゲーム10分程度です。2026年のフランス最大のボードゲームの賞であるアスドール大賞に選ばれた話題作。
ボードには自分と相手の司令部が描いてあって、そこから続く道とマスがいくつかあります。そのボードとは別に、数字とおもちゃの兵が描かれたコマがあります。自分の手番では、兵コマを2枚補充するか、兵コマ1つを配置するかの2択。
配置は、司令部から道で繋がるように置かなければなりません。兵コマを置いたら、描いてあるおもちゃ毎に特殊効果を発動します。相手の兵コマが置いてあったら、より大きい数の兵コマであれば重ねて置くことが出来ます。これを交互に繰り返して、先に相手の司令部に辿り着いたら勝ちです。

特殊効果もそんなに強力じゃないので、気軽にガチガチの勝負が楽しめます。用意されたボードだけで十分に面白かったですね。ただボードは8種類あるそうで、他のボードも遊んでからこのゲームの良し悪しを判断したいと思います。
最後は『ベラヴィスタ』を。

プレイ人数は2〜4人。対象年齢は8歳以上で、プレイ時間は30分ほど。
建築家になって、建築制限に従いながら建物をボード上に建ててお金を稼ぎ、最終的な所持金を競うボードゲームです。とにかくコンポーネントが凄すぎ!8つの建築物を建てるのですが、建築物が厚手の紙製の立体コマになってて、高さがそれぞれ違うんです。それを街並みが描いてあるボードに設置していくので、ホントに目の前に街が広がっていくんです。

建物の高さは1階から8階まで8種類あって、カード3枚を引いてその中から今回建てる建物を決定します。次に建物を設置する順番が重要なので、お金を使って手番順を買います。
順番を決めたら、建築の制限に従って建物を配置します。置いたときにその塊の中で最も高い建物だった場合、3金を貰います。さらに、密接している低い建物1つにつき1金が貰えます。条件を満たしていれば、ボーナスカードを貰います。これを8回繰り返して、所持金を競います。

これは面白い! 公園の周りに建てなきゃいけないとか花のマークの上にしか建てられないなどの建築制限が毎ラウンド変わるので「あそこに建てたいのに」「先に建てればお金がたくさん貰えそう」など、人それぞれの狙いが生まれそうです。安定して楽しめるでしょうね。他の人との絡みもあって、目標達成を目指して建物を建てるのも分かりやすい。
ちなみにゲームが終わった時の光景。写真映えしますよね。

前の人の動き次第で自分の動きが変わるので、長考しがちでプレイ時間長引きそうなのが難点ですかね。たった8ラウンドで終了するので、あまり気になりませんが。

ここまでで2時間半くらい。新作の試遊は3つだけでしたが、なんと『禁足地』のリメイク版が2026年11月にすごろくやから発売されることが発表されました。なんというサプライズ!

『禁足地』はゲームマーケット 2024秋で知転脳というサークルが発売した呪われた神社から死なないように逃げる協力ゲーム。死んだら仲間に遺言を残して、全員で力を合わせて謎解きをしていく感じの内容。同人ゲームなのに2024年のすごろくや大賞にノミネートされていて、注目されていました。どんな出来になっているのか気になりますね。
この後はすごろくやから現在発売中の『ブラフィット』の紹介があって「夏の新作ボードゲーム体験会」は終了でした。いずれも年内発売ということなので、首を長くして待ちましょう!


