2024年東京都知事選スタート!東京を舞台にしたボードゲーム9選

2024年6月20日、東京都知事選挙が告示されました。

7月7日が投票日です。その日の夜に開票されることになっています。

2016年に行われた前々回の都知事選では当時の歴代最多となる21人が立候補をして、前回の2020年都知事選では更に増えて22人が立候補しました。都知事選の度に立候補者の数が増えていたのですが、今回の2024年東京都知事選は56人が立候補しています。56という数は、もちろん歴代最多。これだけ多ければ、公約や考え方が自分と合う人もいるはず。

東京に住む人は、投票に行きましょう!

さて、ここから2週間あまり、東京都内では候補者による白熱の演説を見掛けることでしょう。というわけで、そんな首都東京を舞台にしたボードゲームを9タイトル紹介します。

スコットランドヤード東京

スコットランドヤード東京/2〜6人/8歳〜/45分〉

東京を舞台に、逃げる犯人を警察が追いかける非対称対戦ボードゲーム。

逃亡犯と警察チームに分かれて、交互に東京の中を移動します。逃亡犯は24時間逃げ切ったら勝利、警察チームは逮捕したら勝利になります。今から40年以上も前に作られた名作ボードゲーム『スコットランドヤード』の日本バージョンです。オリジナルはロンドンが舞台になっていましたが、スカイツリーや国会議事堂や六本木ヒルズなど実際の建造物や観光名所が描かれた東京のマップを使って遊ぶので臨場感がありますね。

東京ダンガン

〈東京ダンガン/2〜4人/10歳〜/30分〉

東京名所の5ヶ所いち早く訪れるタイル配置ゲーム。

横6×縦9マスのボード上に道タイルを配置して、カードに書かれた目的地まで道を繋げます。先に目的地カードを5枚達成した人が勝ちとなります。対象年齢が10歳〜となっていますが、見た目通りのルールなので幼い子供でも感覚的に遊べるはず。東京で5ヶ所を巡る弾丸ツアーを行うので、このタイトルになっています。

東京サイドキック

東京サイドキック/2〜4人/12歳〜/60分〉

ヒーローと相棒のサイドキックになってボスを倒す協力ゲーム。

東京のマップ上で発生する事件をみんなで解決しながら、4体のヴィランを倒し、メナスというラスボスを倒す協力ゲームです。

1人1人能力の違うキャラクターが20人もいて、そこからメインとなるヒーローと相棒のサイドキックを選択してからゲームが始まります。なので、初見の人は置いてけぼりの覚えれば面白さ倍増のゲームです。事件を解決したりヴィランを倒せば経験値がもらえて、共闘した全員が経験値を獲得します。経験値を得ればスキルがアップしたりデッキが開放されたり、ゲームが進む度に自分が強くなるのも楽しいところ。箱もボードもメチャクチャ大きいので、遊ぶ場所を選びますが是非!

新キング・オブ・トーキョー

新キング・オブ・トーキョー/2〜6人/8歳〜/30分〉

怪獣になって他の怪獣を倒すダイスゲーム。

サイコロを振って出た目に応じて、他の怪獣にダメージを与えたり体力を回復したり、みんなでワイワイ楽しむ怪獣のバトルロワイヤル。

東京ボードの上に乗っていれば全員に一斉攻撃することが出来ますが、全員から攻撃を受けるというデメリットもあって、いつ東京に入っていつ東京から抜けるかのタイミングを計るゲームでもあります。他の怪獣を倒して生き残るのが目的なので、怪獣が大暴れというイメージがしやすいです。怪獣コマもサイコロもデカいのがゲームの世界観にも合ってて、それだけで面白くなることを証明しています。

ボルカルス

ボルカルス/2〜4人/10歳〜/60分〉

怪獣ボルカルスvs人類の非対称対戦型協力ボードゲーム。

東京を壊滅するボルカルスと、東京を守る怪獣災害緊急対策本部チームに分かれ、1人vs多数でお互いの勝利条件を目指すボードゲームです。

ボルカルス側は暴れに暴れて都市を壊滅し、市民を死亡させていきます。怪獣災害緊急対策本部は、火を消しながら市民を避難させて、自衛隊を配置したり、時間内にボルカルスを攻撃して撃退するのを予算内で行うことになります。ボードゲームで怪獣映画を再現した感じ。ボルカルス以外はみんな仲間なので、相談しながら一致団結する協力ゲームです。

ゴジラ

ゴジラ/2〜5人/10歳〜/50分〉

ゴジラvs災害対策チームの非対称対戦型協力ゲーム。

東京に現れたゴジラと、東京・埼⽟・千葉・神奈川の知事チームに分かれ、1人vs多数でより多くの得点を稼ぐボードゲームです。

ゴジラは人々を襲いながら東京の名所を破壊し、知事チームは避難経路を確保して人々を他の県に逃します。ゲームは、初代ゴジラの世界観に基づいて作られています。報道記者を助けると報道が芹沢博士の心を動かして、⽣体破壊兵器「オキシジェン・デストロイヤー」が使えるようになるので、科学兵器を使用するかどうかもゲームの見所です。

上記の『ボルカルス』と同じ「Kaiju on the Earth」シリーズで、ちょっと似たようなゲーム性ですが『ゴジラ』の方は直接攻撃が出来なかったり、ダイス目によって行動が決定したりややライト層向けにシンプルなゲームになっています。

TOKYOボブキャブラリー

〈TOKYOボブキャブラリー/1人〜/8歳〜/20分〉

タクシーで東京観光をしながら得点を稼ぐ紙ペンゲーム。

カタカナ語禁止のクイズゲーム『ボブジテン』のカードを使って、新しいゲームを作るボブキカクで作られた何人でも同時に遊べるワードゲームです。

東京周辺の地図が描かれたシートとペンを受け取ったらゲームスタート。『ボブジテン』のカードを1枚めくって、書いてある6つの単語から好きな言葉を1つ選んで、自分のシートに書き込むことで東京の中を移動します。特定の街に行ったらカタカナを獲得して、言葉が作れれば得点を得ます。他にはランドマークを通過したら得点を得たり、神社仏閣を通過したら得点になったり、ビンゴで得点を得たりいろんな得点方法があって、最終的に合計点を競います。

ネクストステーション:トーキョー

ネクストステーション:トーキョー/1〜4人/8歳〜/30分〉

東京の鉄道網を最適化して得点を稼ぐ紙ペンゲーム。

路線図が描かれたシートと4色の鉛筆を受け取ったらゲームスタート。カードを1枚めくって、カードに記載された記号の駅まで自分のシートにペンで線を引いて路線を繋げます。これを繰り返して、赤いカードが5枚めくられたらラウンド終了。繋いだエリア×エリア内の最大駅数が得点になります。ラウンドごとに鉛筆の色を変えて4ラウンド繰り返し、合計得点を競います。シートの真ん中に山手線が描かれていて、乗り換え駅じゃないと交差不可能だったり、最終的に接続してない駅は失点になったり、パズルゲームのように頭を悩ませながら線を引くことになります。

2023年ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた『ネクストステーション:ロンドン』の第2弾になります。第3弾のパリ編も発売されています。

メトロックス

メトロックス/1人〜/8歳〜/20分〉

東京の地下鉄の駅を埋めて路線を完成させる紙ペンゲーム。

東京の地下鉄路線図が描かれたシートとペンを受け取ったらゲームスタート。カードを1枚めくって、カードに記載された数だけ自分のシートの駅に◯をつけます。地下鉄の駅は始発から◯を付けて、終点まで◯を付ける事が出来たら得点獲得。誰よりも先に終点に達成すればより高い得点を得ます。どの路線図を先に延ばして終点まで◯を付けるか、ムダなく◯を付けるためにどうするかなど悩みどころが多い紙ペンゲームです。

本作には東京と大阪の地下鉄路線図の2つのシートが入っていましたが、拡張で仙台・名古屋・博多・札幌・京都・神戸のシートが発売され、海外のマップも作られたほどシリーズ化されているゲームです。


東京は狭い都市なのに人がたくさんいるので、何かとドラマチックな状況に似合うんですよね。この他にも東京をテーマにしたゲームは多々あったので、ボードゲームの舞台としてもピッタリなんでしょう。よく舞台にされるのは、首都という理由だけじゃなさそう。