TBSテレビ「ラヴィット!」の2024年6月第4週に遊ばれたボードゲーム『コンプレックス人狼』『偏見プロフィール』を紹介

月〜金曜日の朝8時からTBSテレビ系列で生放送のバラエティ番組「ラヴィット!」では、最新のテレビゲームや古典的な伝統ゲーム、オリジナルのリズムゲームなどが遊ばれています。市販のボードゲームや同人ゲームが紹介されることも多いので、ボードゲームファンとしては見逃せない番組なのです。

では、2024年6月第4週に取り上げられたボードゲームを紹介します。

6月19日  水曜日

コンプレックス人狼

コンプレックス人狼/4〜12人/15歳〜/20分〉

配られたコンプレックスカードをヒントに、人狼を探し当てる正体隠匿ゲーム。

全員に役割カードを配って、1人だけが人狼になり、残りの人が人間になります。次に「人望がない」「オタク」「恋愛下手」「気がきかない」「バカ」「おもしろくない」などの悪口が書かれたコンプレックスカードを5枚ずつ全員に配ります。その中から自分に当てはまるコンプレックスを各々が1枚選び、司会者に渡します。全員目を閉じたら、司会者は全員分のコンプレックスカードを人狼に渡します。人狼はカード内容を見た上で、誰がどのカードを出したのかを推理して全員の前に1枚ずつコンプレックスカードを置きます。全員目を開けたら、自分の前に置かれたコンプレックスカードを確認して、人狼が誰なのかを話し合います。話し合いが終わったら投票して、人狼が最多票がなら人間の勝ち、人狼が最多票じゃなければ人狼の勝ちです。

カードに書かれた悪口が飛び交う人狼です。論理的な推理は二の次で、「私をこう思ってる人狼がいるの?」「いくらなんでもヒドイ!」と感情的になって盛り上がりやすい正体隠匿ゲームです。あくまでもゲームだと、シャレが分かる大人同士じゃないと険悪な空気になったりする人狼かも。人狼が見つからなかったら、誰が人狼だったか明かさないのというルールになっています。後味悪く終わるのもこのゲームの特徴です。

番組では投票を3回まで行って、人狼を見つけるというルールになっていました。しかし、人狼が見つからず真相は闇のまま放送は終了していました。

6月12日 金曜日

偏見プロフィール

〈偏見プロフィール/2〜8人/12歳〜/10分〉

3つの質問の答えを元に人物を当てるクイズゲーム。

1人が解答者、残りの人はヒントを出す側になります。解答者が目を閉じている間に、人の顔が描いてある人物カードを1枚ひいて今回のお題にします。ヒントを出す側の人は、プロフィールカードをひいて、お題の人物に合うような答えをホワイトボードに記入します。人物カードを4枚増やして、お題のカード含め5枚の人物カードを並べます。解答者はホワイトボードに書かれた答えを3つ見て、5枚の中からお題の人物を選び、正解なら人物カードを獲得するというのがゲームの流れです。特に勝ち負けは存在しないゲームになっています。

タイトル通り「走るの遅そう」「末っ子っぽい」「爬虫類飼ってそう」など、人の見た目だけで判断した偏見のプロフィールをヒントにお題の人物を当てるというゲームです。プロフィールカードは「好きな曲」「LINEのアイコン」「誰にも言えない秘密」などなど。人を外見で判断しない、ルッキズムは良くないと言われてる中、外見の第一印象やイメージを共有して人物を当てるという、世間の流れを逆手に取ったシステムになっています。何故か当たるのも不思議です。

ちなみに、ゲームに使われている55枚の人物カードはAIが作ったもので、実在しない人物なんです。実在してないからこそ好き勝手に偏見を言えるいう上品さがあったゲームなんですが、番組ではAI生成の人物カードではなく7人の番組スタッフを立たせて目の前で偏見を言うという、いかにもバラエティ番組っぽくアレンジをしてゲームをしていました。

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