迫りくる屍の群れを迎え撃て! ゾンビが登場するゲーム6選

動く死体“ゾンビ”。腐敗した皮膚、理性を失って本能で行動する姿、そして緩慢な動きでありながら確実に詰め寄ってくる恐怖。映画やドラマ、コミック、アニメ、そしてデジタルゲームにおいて“ゾンビもの”はホラーというジャンルのなかでもポピュラーなテーマであり、恐ろしいものからコミカルなものまでさまざまな物語が発表されてきました。誰でもがゾンビと聞いて思い浮かべる作品がいくつかあるかと思います。

もちろん、ボードゲームにもゾンビが登場するものがあります。今回は、ゾンビをテーマにしたタイトルを6つほどご紹介しましょう。

大挙して攻め寄せる屍たち! 精緻なフィギュアで描く人間VSゾンビの対決

ゾンビサイド

※画像はCMON JAPANのサイトより引用

世紀末の街を舞台に、迫りくるゾンビの大群を撃破しつつ脱出を目指す協力型ゲーム。ソロプレイも可能です。プレイヤーはマップ内を探索して武器を入手し、担当キャラクターの特殊能力を活かして戦いながら、力を合わせてマップからの脱出を図ります。

ゾンビは探索や時間経過によってどんどん増殖し、ついにはマップ内から溢れんばかりの数となって迫ってきます。圧倒的な数の差を勇気と戦略(と、いくばくかの運)で覆し、生き残ることができるでしょうか?

特徴は、なんといっても精緻なフィギュア。プレイヤーが操るキャラクターたちはもちろん、80体以上にも及ぶゾンビたちもセットされています。シナリオが豊富に用意されているのもうれしいところで、さらに無料の追加シナリオが公式サイトにて公開されているので、長く楽しめるはず。

ゾンビサイドシリーズ総合ページ(CMON JAPANサイト内)
https://cmonjapan.shop/pages/zombieside

ゾンビをテーマとしたボードゲームを代表するといってもいいシリーズで、現在日本語版としては最新の『ゾンビサイド 2.0』が発売中。『ゾンビサイド: ワシントンZ.C.』などのキャンペーンシナリオ拡張セットもいくつか販売されており、熱狂的なファンを生み出しています。また、海外ではファンタジー世界を舞台にした『ゾンビサイド:ブラックプレイグ』やSFテイストの『ゾンビサイド:インベーダー』などの姉妹作も登場しました。

【ゾンビサイド2.0 概要】
メーカー:CMON JAPAN
プレイ人数:1~6人
対象年齢:14歳~
プレイ時間:約60分

マーベルゾンビーズ

※画像はサニーバードのサイトより引用

『ゾンビサイド』の姉妹作のひとつで、米マーベル社のコミックシリーズ『Marvel Zombies』をボードゲーム化したもの。プレイヤーはゾンビと化したスパイダーマンやアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルクといったマーベルのヒーローたちを動かし、協力しながら、人間の特殊部隊や他のヒーローたちと激闘を繰り広げます。

『ゾンビサイド』との違いとしては、プレイヤーが操作するヒーローたちがゾンビになっているということ。今回ご紹介しているゲームのなかで唯一、自分たちがゾンビを操作するタイトルです。迫りくる飢餓を克服するためには食事が重要で、特に敵のヒーローたちの捕食に成功すれば自らの力を成長させていくことが可能となっています。

本作も大量のフィギュアが付属。おなじみのヒーローたちがゾンビ化した姿は必見でしょう。

マーベルゾンビーズ 概要】
メーカー:サニーバード
プレイ人数:1~6人
対象年齢:14歳~
プレイ時間:約60分

力を合わせてゾンビを撃退! レガシーゲームで描く子どもとゾンビの対決

ゾンビキッズ:進化の封印

プレイヤーは学校を守る子どもたち。協力して攻め寄せるゾンビたちを撃退しつつ、建物に4つある入り口に鍵をかけて安全を確保することを目指します。

ゲームはレガシーシステムを採用。シナリオをクリアしてストーリーを進めると新たなルールやアイテム、仲間のキャラクターなどが加わって、ゲーム内容が進化していきます。

テーマは『ゾンビサイド』に近いのですが、ルールが簡素で1プレイの時間が短く、お子さんも手軽に協力ゲームが楽しめるタイトル。続編の『ゾンビティーンズ』も登場しています。

ゾンビキッズ:進化の封印 概要】
メーカー:すごろくや
プレイ人数:2~4人
対象年齢:7歳~
プレイ時間:約15分(1シナリオ)

人類滅亡へのカウントダウン! 非対称型バトルゲーム

ラストナイトオンアース

※画像はホビーベースのサイトより引用

ゾンビ映画をモチーフとして、追い詰められた人間とゾンビの群れの対決を描くタイトル。2017年発売。

プレイヤーはヒーロー側とゾンビ側1名に分かれ、ヒーローはミッションの勝利条件を満たすために、ゾンビ側は人間を根絶やしにするために戦います。さまざまなシチュエーションのシナリオが用意されており、プレイのたびに違ったドラマが展開。ゾンビの執拗な攻撃に、ひとり、またひとりと倒れていくヒーロー。紙一重の戦いの結末は……? プレイ後に、内容を振り返って語り合いたくなる一作です。

セット内容には、ゲームを盛り上げるフィギュアに加えてサウンドトラックCDも付属。遊ぶ際に再生すれば雰囲気タップリでプレイできます。

【ラストナイトオンアース 概要】
メーカー:ホビーベース
プレイ人数:2~6人
対象年齢:12歳~
プレイ時間:60~90分程度

ゾンビが溢れる街で籠城戦! 追い詰められてなお志を違える人間たちに明日はあるか?

デッド・オブ・ウィンター

※画像はアークライトのサイトより引用

ゾンビが徘徊する死の世界と化した極寒の地で、最後の砦にたてこもった人間たちの戦いを描く協力型のゲーム。

プレイヤーはスペシャリストのキャラクターたちのなかから1名を担当し、その能力を活かして拠点を守ったり、資材や食料を集めたり、拠点の外に残っていた生存者を招き入れたり、といったミッションをこなしていきます。勝利条件は、キャラクターごとに設定される個別の目的を満たすこと。目的はプレイヤー同士で相反するものが存在し、それぞれの目的に応じた立ち回りが求められるため、正体隠匿の要素もあります。裏切り者と認定されると、多数決によって追放されてしまうことも……。

プレイ時間120分を超える重量級であり、難度も高いのですが、絶望的な状況でなんとかして生き延びようと運命に抗う終末感がたまりません。プレイするたびに自然と物語が作り上げられる、そんなゲームなのです。

発売は2015年。姉妹編として、本作のキャラクターが登場する『フリッケム・アップ:デッド・オブ・ウィンター』も2018年に発売されました。こちらは指でディスクを弾いてゾンビを倒す変わり種のおはじき系アクションゲームです。

【デッド・オブ・ウィンター 概要】
メーカー:アークライト
プレイ人数:2~5人
対象年齢:13歳~
プレイ時間:60~120分

ゾンビを蹴散らしてルート66をカッ飛ばせ! 終末世界のサバイバル珍道中

ヒット・ザ・ロード

ゾンビが大量発生してから数カ月後のアメリカが舞台。プレイヤーはシカゴの郊外から車に乗り込んで脱出、一路ロサンゼルスを目指す旅へと出発します。

毎フェイズごとに4つのルートを作り、資源を支払う競りによって手番を決めてルートを選択。行く手を阻むゾンビを倒したり、資源を獲得したりしつつ、目的地に向かって進んでいくのです。

汚しが利いたアートワークや、王冠を模したトークンなど、雰囲気タップリのコンポーネントも魅力。このゲーム自体が、ゾンビからの逃避行を生き延びた少年が身の回りのものを使って自身の体験をゲーム化したものという設定があり、コンポーネントもその設定を意識したものとなっています。

古き良きアメリカンスタイルのホラーを存分に味わえる一作。デザイナーは『ブラス:バーミンガム』で知られるマーティン・ワレス。産業や歴史を扱った重量級が多い氏の作品のなかでは異色のタイトルです。

ヒット・ザ・ロード 概要】
メーカー:ホビージャパン
プレイ人数:1~4人
対象年齢:12歳~
プレイ時間:60分~


ゾンビはボードゲームでも人気のテーマで、数多くの作品がリリースされてきました。そのメカニクスも協力ゲーム、非対称のバトル、正体隠匿系など多岐に渡っています。

どれも趣向を凝らした佳作揃いなので、ぜひプレイしてみてください。独特の息苦しさと怖さ、滅びのカタルシス、自然とドラマが作られる物語性、そしてどこか笑いを誘うユーモアを感じ取っていただければと思います。