テレビで『ネメシス』をプレイするとは……! おもちゃ番組『宮下草薙トイランド』の第2回が放送される

2022124日、バラエティ番組『宮下草薙トイランド』(BSテレ東毎週日曜日23:30〜全4回)の第2回が放送され、いくつかのボードゲームが紹介された。

『宮下草薙トイランド』はBSテレ東で放送中の漫才コンビ宮下草薙の冠番組で、芸能界一おもちゃ好きの宮下兼史鷹とおもちゃ初心者の草薙航基が、おもちゃの素晴らしさを伝える「おもちゃ箱バラエティ」を謳うテレビ番組。

番組2回目のテーマはボードゲームで、なんとアークライト本社の中で番組を収録。しかもテレビ番組でボードゲームを取り上げる時にありがちな数分で終わってワイワイ楽しめるパーティーゲームには全く触れず、重ゲーだけを紹介するという非常にマニアックで骨太な回となった。

オープニングではテーブルの上に並べられたいくつかのボードゲームを見て、おもちゃ初心者の草薙氏が『カタン』を触りながら「やったことはないけど聞いた事はあるなぁ」と詳しくないアピールをしたかと思いきや、『スピリット・アイランド』を見て「これ、アレかなぁ? 俺が立ち会ったボードゲームの取材で、お前が熱心に語ってたやつ?」と既に相方の影響でボードゲームの知識が増えている姿も見られた。その中でも特筆すべきなのは『ネメシス』を実際にプレイするというテレビ史上初であろう試み。これには驚いた視聴者も多かったでしょう。またアークライト営業部の鈴木健右氏も収録には参加したが宮下氏のボードゲームの説明にただただうなずくだけとなり、宮下氏のボードゲームへの造詣の深さが浮き彫りとなる形となった。

では、「初心者から上級者まで楽しめる珠玉のボードゲーム」として番組で紹介された4つの重量級ボードゲームを改めて紹介します。

ウイングスパン

ウイングスパン15人/10歳〜/4070分〉

鳥の愛好家となって、鳥の繁殖を目指すエンジンビルドゲーム。

宮下草薙の2人はこのゲームを遊んだことがあるようで、草薙氏は「面白かった。ビックリした、こういうボードゲームあるんだって」と想像もしていないタイプのゲームだったと感想を述べた。一方、宮下氏は他人に邪魔されないので初心者にも遊びやすい重量級ボードゲームであると紹介したうえで、140枚以上もある鳥カードが「現実の鳥の特徴を反映した能力になっていて、勉強したい人にもオススメ」と面白さ以外のポイントをピックアップ。

さらに拡張第3弾となる「東洋の翼」が2023年に発売されることも紹介された。

ガイアプロジェクト

ガイアプロジェクト14人/12歳〜/60120分〉

宇宙空間で惑星を開拓して建造物を建て、自分の種族を住ませて勢力を伸ばしていくストラテジーゲーム。

宮下氏は「僕は『ガイアプロジェクト』派なんですけど、僕の妻は『テラミスティカ』派なんです」と『ガイアプロジェクト』が『テラミスティカ』の派生作品であることをサラッと説明。さらに「これは僕が一番ソロプレイやったボードゲームだと思いますね」とソロモードの面白さを力説した。一人暮らしをしていた頃にはロフトにボードを広げて『ガイアプロジェクト』をソロプレイで遊んで、中断して仕事に行って、帰宅したら続きをやっていた程ハマっていた、というエピソードも飛び出した。重量級ゲームをやった後は頭がスッキリするので、ツッコミが冴えている日は『ガイアプロジェクト』を遊んだ翌日だと述べた。

ネメシス

ネメシス15人/12歳〜/90180分〉

故障した宇宙船内を舞台に、イントルーダーの攻撃に耐えながら脱出する協力ゲーム。

いきなり草薙氏は「これ使うんだ!?」と精巧なフィギュアに興味津々。宮下氏は「やってみますか? これをテレビでやるのは革命ですよ」と、イントルーダーに遭遇する辺りからその場で『ネメシス』を体験。草薙氏は「これ面白いね!」と興奮していたが、プレイ時間が気になったようで「一回やるとどれくらい時間掛かるの?」という質問に対し宮下氏が「6人でやったんだけど、メシ休憩無しで7時間」と答えると、想像を超えていたのか草薙氏は「これ7時間やるの?」と笑いが止まらなかった。

クロニクル・オブ・クライム

〈クロニクル・オブ・クライム/1〜4人/12歳〜/60〜90分〉

捜査班としてみんなで力を合わせて、未解決事件を解決する犯罪捜査ゲーム。

スマホアプリでQRコードを読み込んで情報を得たり、VRゴーグルで犯行現場を見て捜査する。2人とも遊んでなかったようで、アークライトの鈴木氏の案内で実際にプレイ。特にVRゴーグルを使って現場検証をした宮下氏は「あー! めちゃくちゃ凄い!」と大興奮。それを見た草薙氏も「やらせて」と懇願。VRゴーグルを覗いた草薙氏は「わー!わー!」と驚いてばかりで捜査の役には立たなかったが「ボードゲームとビデオゲームの良いところを合体させたみたいな」とコメント。宮下氏は他のカードや説明書などを見ながら「これはヤバイぜ…」と番組の進行を無視して『クロニクル・オブ・クライム』に夢中になっていた。


番組を見逃した方は12月11日までならTVerで、またはネットもテレ東で視聴可能となっています。