月〜金曜日の朝8時からTBSテレビ系列で生放送のバラエティ番組「ラヴィット！」では、最新のテレビゲームや古典的な伝統ゲーム、オリジナルのリズムゲームなどが遊ばれています。市販のボードゲームや同人ゲームが紹介されることも多いので、ボードゲームファンとしては見逃せない番組なのです。
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では、2024年9月第1週に取り上げられたボードゲームを紹介します。
9月2日 月曜日
言いまちがい人狼
〈言いまちがい人狼／4〜10人／6歳〜／3分〉
カードに書かれた言葉を全員同時に言って、人狼が誰かを探し当てる正体隠匿ゲーム。
全員に配役カードを配って、1人が人狼になり、1人が人狼の味方の裏切になり、残りの人が人間になります。2つの言葉が書かれたカードを1枚選び、人間と裏切は上の段に書いてある言葉を、人狼だけは下の段に書かれた言葉を全員同時に言います。全員一斉に言葉を言った後にみんなで誰が人狼かを話し合い、指差し投票をします。最多票が人狼なら人間の勝ち、最多票が人狼以外なら人狼側の勝ちになります。
「そっちから違う言葉が聞こえた」「声ちっちゃいけど人狼？」「口の動きが違ってた！」などの推理で議論が白熱する正体隠匿ゲームです。カードに書かれた言葉がユニークで、人間が「織田信長」と言うのに対し人狼は「ドアノブカバー」などなど。バレそうでバレない似た言葉がたくさん用意されています。慣れたら、最多票が集まると勝利する俺俺などの役職を加えて遊ぶとさらに面白くなります。
番組では、人狼を2人にして、普通の人狼のようにラウンド制にして遊んでいました。本来のルールでは言葉は全員同時に1回しか言いませんが、番組では1ラウンドに2回言うルールに変更していました。人狼はバレやすくなるのでキツいけど、見てる人には面白いアレンジですね。
9月6日 金曜日
かぐや姫を笑わせて
〈かぐや姫を笑わせて／3〜8人／10歳〜／20分〉
指定された順位を目指して大喜利の答えを書くパーティーゲーム。
1人が翁と呼ばれる司会者になり、残りの人が大喜利の回答をする芸人になります。芸人にメモ帳とペン、順位が書かれたカード1枚を配って各々が順位を確認したらゲームスタート。翁役はカードをめくって、今回の大喜利のお題を決定します。芸人役は、指定された順位になるようなお題の答えをメモ帳に書きます。芸人全員が答えを書き終えたら翁役にメモ帳を渡し、翁役は全ての答えを見て面白い順にランク付けをします。芸人役に配った順位カードを公開して、順位が合っていた人は得点獲得です。全員が翁役を1回やって、合計得点を競います。また、順位がピッタリ一致するのを目指す「月下笑宴」という協力ゲームのルールもあります。
狙った順位の答えを書く大喜利ゲーム。目標となる順位があるので、大喜利なのにスベっても構わない雰囲気がありますね。番組では、2チームに分かれて「月下笑宴」の協力ゲームの方で遊んでいました。かなりアレンジしたルールで、順位を知らない1人だけが大喜利の答えを発表して、他の芸人はその答えとその人の順位を見た上で指定された自分の順位を目指して大喜利の答えを書くという番組オリジナルルール。似たタイプのゲーム『エモラン』で、順位を知らない人が基準となる答えを最初に書くというルールに似てましたね。
一部では傑作大喜利ゲームと話題になった、2019年に39芸夢が制作した同人ゲーム『乱キング王国』のリメイク作になります。
