ドイツ年間ゲーム大賞2026ノミネート作品発表! 大賞の栄誉に輝くのはどのゲームか!?

※画像・動画はSpieldesJahresの公式サイトより転載

ドイツ年間ゲーム大賞選考委員会は、日本時間5月19日、2026年の同賞3部門ののノミネート作を発表した。

ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)は、1979年創設されたボードゲーム界でも最高ランクの権威を持つ賞として知られる。昨年に林尚志氏の『ボムバスターズ』が日本人デザイナー初となる年間ゲーム大賞を受賞した際は、一般メディアも含めて大きなニュースとして報道された。

全カテゴリが対象の総合部門である“年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)”、ゲーマー向けのタイトルから選ぶ“年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)”、低年齢層向けの“年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)”の3部門があり、受賞作はパッケージに受賞を表すマーク(通称“ポーン”)の表示が可能となる。

■SpieldesJahres: https://www.spiel-des-jahres.de/

昨年(2025年)の受賞作は、年間ゲーム大賞に前述の『ボムバスターズ』(Bombusters/Engames)、年間エキスパート大賞に『エンデバー:ディープ・シー』(Endeavor: Die Tiefsee/アークライト)、年間キッズゲーム大賞に『Topp die Torte!』(Schmidt Spiele)の3タイトル。

ノミネート作品は、まず推奨リストとして各部門ごとに候補作が発表され(Longlist)、そのなかから3作ずつを選出(Shortlist)。そしてそれぞれのカテゴリのノミネート作品から各部門の大賞作品が選ばれ、今年は現地時間7月12日に発表される。

2026年のノミネート作品を、年間ゲーム大賞、年間エキスパート大賞、年間キッズゲーム大賞の3カテゴリに分け、以下にShortlistの3作品を紹介しよう。

※※ゲームのタイトルは『』内に表記し、基本的に英語タイトルもしくは独語タイトルで記載。カッコ()内はパブリッシャー名。

【年間ゲーム大賞ノミネート作品】

『Cozy Sticker Ville』(Unexpected Games)

800種類以上のステッカーを貼って家や農場、店を建て、村を発展させる。レガシー要素があり、発展するにつれ、釣りをしたり、鉱山を探検するなど、さまざまな選択肢が増えていく。6人までプレイ可能。

『Dito!』(Game Factory)

他のプレイヤーが何を考えているか推測して、答えの一致を目指すパーティーゲーム。プレイ人数は3~7人。他のプレイヤーがちょうど1人だけ同じ単語を書いていた場合、追加でポイントが得られる。

『MORTY SORTY MAGIC SHOP』(Schmidt)

魔法使い見習いとなり、3列の棚がある個人ボード上に、数字が書かれた材料の瓶を並べていくタイル配置。瓶はフタの色で並べられる棚が決まっており、さらに数字を昇順にするというルールがある。

【年間エキスパート大賞ノミネート作品】

『BOSS FIGHERS QR』(Pegasus Spiele)

4つの種族と4つのロールを組み合わせてキャラクターを作り、全10体用意されたボスモンスターと戦う協力型のデッキ構築ゲーム。アプリを併用し、カードに書かれたQRコードを読み込ませて進行する。いずれもひとクセあるボスの攻略法をプレイ中に見出さなくてはならない。

『MOON COLONY Bllodbath』(Alea)

月に逃れた人類の生存競争を描く、共通デッキ構築型のレトロフューチャーSFボードゲーム。序盤は順調に拡大再生産が進むが、どんどん過酷になっていき、終盤は生き残ること自体が至難となる。デザイナーは『ドミニオン』のドナルド・ヴァッカリーノ。

『REBIRTH』(Frosted Games/Mighty Boards)

巨匠ライナー・クニツィアの手になるタイル配置+エリアマジョリティ。プレイヤーはスコットランドの氏族となり、崩壊した文明の再建に取り組む。ゲームボードがリバーシブルになっており、裏側ではアイルランドが舞台。ルールや得点要素が変わる。

【年間キッズゲーム大賞ノミネート作品】

『BUH PARTY』(Loki)

仮装パーティーに紛れ込んだオバケを探し出す、キッズ向けのメモリーゲーム。プレイヤーは予言者役とモンスター役に分かれ、予言者役は衣装を覚えてモンスターの正体を暴くことを、モンスター役は予言者に見つからないように逃げ切ることを目指す。

『Die Insel der Mookies』(Kosmos/Scorpion Masqué)

5つの種族に属する不思議な生き物ムーキーを集めてマジョリティを競う2人用のカードゲーム。2つの山のどちらかからカードを引き、表もしくは裏で獲得する。愛らしく美麗なムーキーたちのカードイラストも魅力的。

『VERFLIXT VERZAUBERT』(Game Factory)

非対称型・半協力型の推理ゲーム。幽霊役と見習い魔法使い役に分かれてプレイ。幽霊役は4つの魔法アイテムを集めていく。見習い魔法使い役は情報を集めて泥棒の幽霊を捕まえる。

【年間ゲーム大賞ノミネート作品推奨リスト】

上記ノミネート作品を含む、最初に発表された推奨リスト(Longlist)は以下(※原題・英題にて記載、日本語版発売済および発売予定作は邦題とパブリッシャー名を併記)。

【年間ゲーム大賞・推薦リスト作品】
『WILMOT’S WARE HOUSE』(『ウィルモットさんの倉庫』 /  JELLY JELLY GAMES)
『HOT STREAK』
『TOY BATTLE』
『TORIKI』
『Cozy Sticker Ville』
『MEISTER MAKATSU』
『MORTY SORTY MAGIC SHOP』
『Dito!』
『TAKE TIME』(『テイクタイム』 / CMON JAPAN)

【年間エキスパート大賞・推薦リスト作品】
『GRUNDSTEIN VON METROPOLIS』
『TAG TEAM』(『タッグチーム』 /  すごろくや)
『Frosted Blooms』
『BOSS FIGHERS QR』
『REBIRTH』
『MOON COLONY Bllodbath』
『Artengarten』(『アーク・ノヴァ:サンクチュアリ』 / テンデイズゲームズ)

【年間キッズゲーム大賞・推薦リスト作品】
『KLEINER STINKER』
『Die Insel der Mookies』
『Magische Spiegel』
『BUH PARTY』
『PALEOLINO』
『VERFLIXT VERZAUBERT』


各部門の受賞作発表は現地時間7月12日。今年のドイツ年間ゲーム大賞候補作の面々は、まだ日本語版発売が決まっていないものが多いため、今後の日本のパブリッシャーの発表にも注目していきたい。