ゲムマ2026春に出展される新作をひと足早くプレイ! 「フォアシュピール2026春 東京」に行ってきた!!

2026年5月9日、錦糸町マルイ8階と9階のすみだ産業会館にて「フォアシュピール2026春 東京」が開催されました。

フォアシュピールとは、直近のゲームマーケットに出展するサークルが集まって新作ボードゲームを遊んでもらうというイベントです。ゲームの販売は無く、試遊に特化したイベントです。

ゲームマーケットの規模が年々大きくなって、イベント当日に全ての新作ゲームを遊んでから気になったゲームを購入するというスタイルは難しくなりました。故に、どんなサークルが出展するか新作ゲームが出てくるのかなど、事前に予習が必須なのです。出展する側も宣伝が必要なんですね。

大きくなりすぎたゲームマーケットの開催前に新作が遊べた貴重なフォアシュピールも、今回は大阪・東京・名古屋の三都市開催になり、フォアシュピールに出展してるゲームですら少ししか遊べないくらいに規模が大きくなりました。今回は東京会場だけで127サークルが出展してる状況です。せっかく面白いゲームがあっても見逃してしまう……。

そこで開場の11:00〜16:00まで、空いてるテーブルに着席して手当たり次第試遊したボードゲームを紹介します。サークルによっては試遊用のショートバージョンを用意してたところもあったので、本来のゲーム内容とちょっと違ってる場合がありますのであしからず。あと9階は重量級のボードゲームがメインになっていたので近寄ってません。軽いのを中心に。ゲームタイトルとサークル名、そしてゲームマーケット2026春のブース番号を記載しておきます。参考になれば。

ルールオンザリール(両L27 / アソビツクース

2〜4人。映画をテーマにしたカードを集めて得点を得るセットコレクション。

映画のジャンル別に5種類のカードがあって、集めたカード枚数によって得点を得るというオーソドックスな遊びやすいカードゲームです。映画のジャンルごとに計算方法が違ってるのが面白いですね。イラストが繋がっていれば加点になるアクション映画やペアを集めれば加点になるラブロマンスなど。

カードに描かれたイラストが実際の映画をモチーフにしてて、非常に凝ってました。スタートプレーヤーを示すマーカーも凝ってましたね。あと別売りらしいですが、布っぽい素材のカードを並べるためのボードがよく出来てました。

トリメモリ(土B20 / SHUNROID

2〜5人。出題者がカードに書かれた文章を読んで、その後に出題される質問に答えるメモリーゲーム。

カードには「アゲ」「トリ」「アジ」「マヨ」「ピヨ」という言葉が、呪文のようにいくつも並んでいます。トリ、アジ、アゲの並びなら唐揚げで、トリ、アゲ、アジの並びならフライドチキンになります。出題者がカードを全て読み終えた後に「フライドチキンは何個でしょう?」などの質問を出して、正解したら得点獲得。不正解なら出題者が得点獲得です。

出題者は読み終えた後の質問を自由に選ぶことが出来て、フライドチキンの数を数えてたら「マヨとピヨどちらが多いでしょう?」や「最初に言った言葉は何でしょう?」などが問われて悩む場面をよく見ました。記憶力を競うだけじゃないパーティーゲームです。

スクエア(両K01 / 新ボードゲーム党

2〜5人。配られた数字カードを場に出していき、いち早く手札をなくした人が勝ちのゴーアウト。

前の人よりも多い枚数であればカードが出せます。出せなければ、パス。カードの出し方に特徴があって、連番なら何枚でも出すことが出来ます。ただし、出したカードを並べて四角にした時に欠けている枚数だけカードを引かなければなりません。例えば、7を3枚8を1枚9を3枚出した時は並べて四角として欠けている2枚引くことになります。

数字のカードだけなのに考えどころがいろいろあって、面白い。数字が書いてあるだけなんで、アートデザイン的には地味な印象は拭えないですかね。フォアシュピールが終わるタイミングで、最後にもう一度プレイしてしまった。

ノーラックポーカー(両K24 / カワサキファクトリー

2人用。ボード上にコマを配置することでポーカーの役を作り、得点を稼ぐアブストラクトゲーム。

ボードには、トランプのスートと数字が書いてあって、交互にコマを配置してフルハウスやストレートフラッシュなどのポーカーの役を作ります。勝った方が得点を得ます。これを繰り返して、最終的な得点を競います。

タイトル通り、運任せじゃないポーカーです。一手一手に黙ってしまうほど渋いゲーム内容です。14年前に話題となった作品のリメイクで個人的には古いのを所持してるのですが、ゲームマーケットでは昔のバージョンを持って来た人に何か特典を考えてるとか。買い替え時か?

ニンゲンデビュー(両K33 / UNPOT Game Lab

4〜8人。隣の人と答えが合うと得点を獲得のパーティーゲーム。

ABCの回答カード3枚を受け取り、親プレーヤーは今回の質問を選びます。質問は3択になっていて、配られた回答カードを裏向きで出して質問に答えます。順番にカードをオープンして、隣の人と答えが合ってれば得点獲得です。左隣から連続して同じ答えなら、より高い得点を得ることが出来ます。

カードに書いてある質問が絶妙で、どの答えでも当てはまりそうだなと迷う選択肢になっています。自分の考えで答えるか、左隣の人が答えそうな回答に合わせるか。同じ答えが連続すると盛り上がりますね。

ねこのめ(土D28 / マーチヘアゲームス

2〜4人。白2個と黒2個のサイコロを振って、選択したサイコロの出目を専用シートに書き込み高得点を目指す紙ペンゲーム。

2〜4人。親プレーヤーはサイコロを4個振って、そこから2つ選択して自分のシートの5×5マスのどこかに書き込みます。他の人は残った2つのサイコロを自分のシートに書き込みます。黒いサイコロ2個なら横に、白いサイコロ2個なら縦に書き込まなければいけません。これを繰り返して点数計算をします。

列ごとに数字を合計して点数を計算するのですが、マイナスのマスがたくさんあるんです。特定の縦列と横列を掛けた数が点数になるので、どちらかがマイナスだと減点になってしまいます。両方がマイナスだと、マイナス×マイナスでプラスになるという頭の切り替えが大切。それによって大差がつきます。

ピザオッターダブルビンゴ(両M23 / OKAZU brand

1〜5人。サイコロ2個の出目を専用シートに書き込んで高得点を目指す紙ペンゲーム。

AとB2つのビンゴカードが書かれた専用シートを受け取ります。誰かがサイコロを2個振って、1つをAのビンゴに、もう1つをBのビンゴに書き込みます。書き方に縛りがあって、AとB同じ位置のマスに数字を書き込まなければなりません。これを繰り返して、高得点を目指します。

ツーペアやストレートなどの得点方法はカードを引いて決めるので、ゲームごとに違ってくるので飽きずに遊べそうです。ビンゴゲームは名作が多くて遊びやすいというのもありますが、たったこれだけで十分面白いというOKAZU brandの安定力たるや。

ひょっこりアン(日横丁27 / すいた商店(Avignon Games))

2〜5人。出題者のハンカチを使ったヒントを見て、何を見てるかを当てる協力クイズゲーム。

問題カードには5つの選択肢が書いてあって、全員で確認します。次に出題者が数字カードを引いて今回のお題を決定します。喋ってもいい言葉を決めたら、出題者はハンカチを持ってお題の答えを目撃した光景を再現します。回答者は10秒以内に答えます。規定数正解したらクリア。

『はぁって言うゲーム』の亜流という印象。ありそうでない不思議なプレイ感。こりゃあ奇作ですよ。ハンカチから顔を出して何かを目撃した演技だけなのに、何故か伝わるのが面白いですね。チャック横丁らしい作品。

ダイススローン(エリア45 / Dexker Games

2〜6人。サイコロを振って能力を発動して、相手の体力を無くすのが目的のダイスゲーム。

サイコロ5個を振って、その組み合わせによって技が発動して相手にダメージを与えていくという感じでゲームは進みます。相手の体力を削る格闘ゲームをサイコロでやるって感じ。サイコロの役は『ヤッツィー』とほぼ同じなので、テキスト量は多いですが感覚的にすぐ遊べそう。さらにカードもあるので、とにかく一手ごとに効果が派手。

何も知らずに試遊しましたが、元々話題の作品だったようですね。ダイスゲームはやっぱり面白い。ちゃんと日本語版でした。

キャンディトピア(土C13 / 井上磨

2〜4人。秘密裏に担当した色でマジョリティを狙う正体隠匿ゲーム。

星型のキャンディが入ったビンを振って、星型のキャンディを出してルールに従って並べます。横一列の最初に置かれた色のキャンディが王様に送られて、先に3個王様に送られた色を担当してる人が勝ち。

ビン振りがなかなか難しくて、適当にダイナミックに振ればたくさんキャンディが出てくるんだけど、5個以上出た場合は1個しか取れないんです。慎重に振るとキャンディがひとつも出なかったり。一応、アクションゲームでもあるのかな。2019年に発表された『フラワーズフォーバルコニー』のリメイクです。

ファジョーリ(土C09 / HOY GAMES

2〜4人。畑に豆を植えて得点を稼ぐハンドマネジメント。

カードを捨てる場所は2つあって、手札からカードを1枚捨てます。前のカードより小さい数字を出せばその差の枚数を自分の畑の上に置きます。前のカードより大きい数字を出せばその差の枚数カードを引きます。この時に、手札が5枚以上になったり1枚も無くなったらペナルティとしてマイナス点になるトークンを受け取ります。これを繰り返して、マイナス点のトークンが無くったらゲーム終了。畑の上のカードは1枚1点で、点数の多い人が勝ちです。

古いドイツゲームを遊んでるかのような渋い味わい。分かりやすく面白いって感じじゃなく、ずっと地味な面白さが持続してる感じ。畑に置いたカードは豆と言うことで、HOY GAMESなのでテーマはやっぱり豆なんですね。1や9など端っこの数字が手元に来るとコントロールが出来なくなるので運要素は大きいですが、カードを増やし過ぎず無くさないというプレイ感が楽しいですね。

マグネティックフリート 磁力艦隊(両P17 / しぽまる屋

磁力で浮遊する円盤の上に石を置いていくバランス系エリアマジョリティーゲーム。

磁力によってフワフワ不安定に浮いてる円盤が宇宙艦隊らしく、その上にカラフルな石を崩さずに置いていきます。ちなみに、カラフルな石は精神波だそうです。規定数以上の精神波を置けば宇宙艦隊を制御出来て、みんなで協力して全ての宇宙艦隊を制御するのが目的。そして宇宙艦隊ごとに最も精神波の貢献した人が点数獲得です。最終的に得点が多い人の勝ち。

中2病的な設定はさておき、バランスゲームとエリアマジョリティと協力ゲームが合わさってるのは凄いアイデアですね。コンポーネントは全て3Dプリンターによる手作りだそうです。写真では分かりにくいですが、透明な円盤みたいなのが宙に浮いてるんです。それだけでも一見の価値あり。なんか凄いエネルギーを感じる…。これが精神波かも。