おすすめクイズのボードゲーム7選! さまざまなタイプのクイズに挑戦してみよう!!

日本人は頭を使う遊びが好きで、そのなかでもクイズはポピュラーなものです。テレビではクイズバラエティーが各局の番組表にあって、クイズ書籍も数多く出版されています。その形式も、純粋に知識の量や質を競うシンプルなものから、近年ではこれらを複合した「謎解き」というジャンルの遊びも親しまれています。

ボードゲームとの相性が良いこともあって、クイズをテーマとしたボードゲームもたくさんあります。その歴史は古く、代表的なクイズのボードゲーム『トリビアルパスート』は80年代にアメリカで大ヒット。同作は今までに世界累計で8000万個を超える販売数を記録しているとのこと(残念ながら、『トリビアルパスート』は現在に至るまで日本語版が出ていないのですが)。

今回は、クイズをテーマとしたボードゲームのうち、現在でも手に入れやすいものを7つほどご紹介しましょう。

歴史や地理をクイズで楽しむ知育系ゲーム

タイムライン

歴史的な事件が記されたカードを、年代順に並べていくゲーム。いちはやく手札をすべて出し切ったプレイヤーが勝利しますが、間違ってしまうとペナルティとして手札を1枚追加しなければなりません。

もちろん世界史の知識があるほうが有利なのですが、カードのなかにはあまり有名でない出来事のものがあったり、近い年代のカードが多く出ていて正確に配置することが難しかったり、古すぎて正しい年代が分かりにくかったり……と、一筋縄ではいきません。自信を持って出したカードの位置が間違っていることもしばしば発生しますし、逆にあてずっぽうで出したカードがドンピシャということも起こりうる。終盤は白熱して、手番ごとに盛り上がることでしょう。

楽しく遊びながら歴史の知識がつく知育的な側面があるゲームで、最大6人までプレイ可能。日本語版は2012年に初登場し、2025年に新版が発売されました。また、過去にはジャンルを絞った『発明編』『出来事編』『博識編』といった姉妹作もリリースされています。

タイムライン(2025年新版) 概要】
メーカー:ホビージャパン
プレイ人数:2~6人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:約15分

クイズウィズ

※画像はホビージャパンのサイトより

世界の国々の地理や経済、歴史、文化について、国に関する正確な条件を一致させる協力型のクイズゲーム。

プレイヤーは国名が書かれたカード4枚を手札として持ち、場にある「条件カード」に該当する国を置いていきます。条件にはさまざまなものがあり、例えば「サッカーワールドカップ優勝国である」「共産主義国である」「1つ以上の砂漠がある」などなど、多岐に渡ります。

場にあるすべての条件カードの上に2枚以上の国名カードが置かれたらラウンド終了。条件カードの裏面には該当する国名がすべて書かれているので、配置されているカードと照らし合わせて答え合わせをします。不正解が3枚以下ならプレイヤーチームの勝利です。

条件カードの枚数や組み合わせによって難度調整も可能。誰でも楽しむことができて、世界中の雑学が身につくゲームです。

【クイズウィズ 概要】
メーカー:ホビージャパン
プレイ人数:1~5人
対象年齢:10歳~
プレイ時間:約20分

クイズで王様のご機嫌取り!? チーム対戦で手軽にドボンクイズが楽しめる

キウィズの王様

キウイの国の王様は、クイズ大好き。だけど、王様が出す問題を家臣が正解してしまうと不機嫌に……。そんなわけで、家臣たちは王様のクイズに間違った答えを出さなくてはなりません。

『キウィズの王様』は、クイズ問題の正解を避けながら交互に回答しあっていく、2チームの対抗戦です。問題は2種のカードを専用ボードのスロットに挿すことで生成され、プレイヤーは9つの答えからどれかひとつを選択。9つの答えのうち8つはデタラメで、ひとつだけ正しいものがあるのですが、もし正解を選ぶと王様のご機嫌取りに失敗してマイナス点。できるだけ不正解の答えを選んでいく必要があります。

クイズの設問は、どれも絶妙に答えが分からないものばかり(やや難しい問題もあるため、小さなお子さんと遊ぶのには向かないかもしれません)。自信がない場合は棄権してマイナス点を低く抑えることもできますが、あえて危険な勝負をする選択もアリ。答えるたびにハラハラとドキドキが味わえる、いわゆる“ドボン問題”が楽しめるクイズゲームです。

キウィズの王様 概要】
メーカー:すごろくや
プレイ人数:2~8人
対象年齢:12歳~
プレイ時間:約25分

回答被りはNG! クイズに正解してコマを進める新感覚すごろく

クイズすごろくかぶーる

クイズに正解するとコマを進めることができるすごろくゲーム。プレイヤーは出題されたクイズの答えを回答ボードに書き入れ、ダイスの1~6の目が書かれたゲームボードのマスのうち好きな場所に裏向きで置きます。この答えが正解していれば、マスの数字のぶんだけコマを進めることができます。

回答ボードを置くのは早い者勝ちで、誰かがすでに入っている数字には置けません。答えの公開はダイスの目が1のマスからで、その後の他のプレイヤーの回答で同じものが出ると答えが被ったプレイヤーは進むことができなくなってしまいます。さらに、先に回答していたプレイヤーは1マス追加で進めることができるのです! このため、わざと“被りやすそうな答え”を回答し、あえてダイスの目が低いマスに置いて被りを狙う戦略も有効です。

誰でも楽しめる簡単なルールのゲームですが、クイズに答える楽しさに加え、ボードゲームとしての戦略や駆け引きを味わえるタイトル。問題カードが追加される『クイズすごろく かぶーる 拡張カード』もリリースされています。

クイズすごろくかぶーる 概要】
メーカー:ボードゲームショップあそびば
プレイ人数:3~6人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:20~30分

質問で切り込み事実を解き明かす“水平思考クイズゲーム”

水平思考クイズゲーム ウミガメのスープ

質問形式で謎の真相に迫っていく、謎解きゲーム。プレイヤーはゲームマスターが読み上げる短い“物語”を聞き、「なぜその結末に至ったのか」を推理。「はい」「いいえ」および「わかりません」で答えられる質問をゲームマスターにして、事実を解き明かしていきます。

以下は、タイトルにもなっている“ウミガメのスープ”という問題です。

ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文した。スープを一口飲んだ男は、それが本物の「ウミガメのスープ」であることを確認し、勘定を済ませて帰宅した後、自殺した。一体、なぜ?

男が自ら死を選んだ理由はなんでしょうか。死ぬほどなのだから、よほどのことがあったに違いない。男の過去に何が……? もちろん、その答えは単純なものではないはず。質問の回数には制限がないので、プレイヤーは気になることをどんどん聞いて、不要な要素を除外し、正しい情報を集めて事実に迫っていくのです。答えにたどり着くにはひらめきが必要で、ビシッと正解を出せたときの爽快感は格別。クセになる楽しさがあります。

シリーズは現在第4弾まで発売中。ほぼ同じルールを使用し、殺人事件や失踪などのミステリー系の物語を集めた『ブラックストーリーズ』のシリーズも、グループSNEよりリリースされています。

ウミガメのスープ 概要】
メーカー:幻冬舍
プレイ人数:2~10人
対象年齢:10歳~
プレイ時間:約10分

答えの数字がキモとなる! ひとひねり加えた変わり種クイズゲーム

ブラインドジャック

クイズの答えの数字の合計が21になることを目指す、チーム対戦型のゲーム。

このクイズゲームの問題は「カニの脚の数は何本?」「ピサの斜塔は何階建て?」「アビイ・ロードのジャケット写真の横断歩道の線の数は何本?」といったように、すべての答えが0から10までの数字になっています。プレイヤーは場に出たクイズカードを見て、答えの合計が21に近づくように予想しながら自分たちの数字の合計に加えるか、もしくはカードを引かないでパスするかを選択します。最終的に正解の数字の合計が21に近いチームが勝利。ただし21を超えてしまうとドボンです。

クイズの答えの合計が21になるように調整することがとても難しい。さらに、自分たちだけでなく他チームの数字を予想して、勝てるかどうかの判断も必要です。といっても、自分たちのクイズの答えが間違っていると根本的な部分から推測が崩れてしまうのですが……。答え合わせは盛り上がり必至! クイズだけでなく、ブラックジャックの要素を加えることで高いゲーム性を確保した佳作です。

ブラインドジャック 概要】
メーカー:ホビージャパン
プレイ人数:2~12人
対象年齢:10歳~
プレイ時間:約15分

クイズいいセン行きまSHOW!

クイズバラエティー番組をモチーフとした、共感系のゲーム。

お題にまつわる数字をプレイヤー全員が回答し、その平均値にもっとも近い“いいセン行ってる”プレイヤーが得点を獲得。お題は「『アツアツのカップル』という表現に最適な温度は?」「『贅沢な食事』と呼べる外食は、何円以上から?」といったように、必ず数字になります。

常識的なセンスに加えて、参加メンバーのクセを加味した数値を捻りだせるかどうかの勝負。純粋なクイズとは少し違いますが、最大10人までプレイ可能で、回答が出るたびに盛り上がるパーティゲームとしてもってこいの一作です。デザイナーはカワサキファクトリーの川崎晋氏。初版は2008年、現在入手できる商業版はアークライトから2014年に発売。2016年には姉妹作の『クイズいいセン行きまSHOW!恋愛編』も登場しました。また、2022年にはスマートフォンでプレイできるアプリ版もリリースされています。

クイズいいセン行きまSHOW! 概要】
メーカー:アークライト
プレイ人数:3~10人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:約30分


クイズゲームの良さは、老若男女誰でも楽しめるところ。クイズを通じて初めて知ることもあるでしょうから、新たな知見を得たり、知識欲が刺激されたりするのもメリットです。また、ほとんどのタイトルは純粋な知識量の差だけを競うのではなく、ゲーム的なアプローチが加えられています。このため、ヤマカンやひらめきに頼っても勝負になるのです。

ストイックに正解を追い求めるだけでなく、ボードゲームとしての楽しさもじゅうぶん味わえる。皆さんもぜひクイズゲームに挑戦してみてください。