JELLY JELLY GAMESから発売される『ダイスフルタウン』は、5個のダイスを振ってボード上に建物コマを置いていくダイスロール&配置+4目並べのゲーム。ゲームマーケット2026秋(10月17日~18日)にて先行販売、10月30日に正式に発売されます。価格は3,300円(税込)。

元版は2013年にリリースされた名作陣取りゲーム『Castro(カストロ)』で、長らく入手困難でしたが、待望の新版として登場したのが『ダイスフルタウン』です。新版はコンポーネントをコンパクトにまとめて小さい箱に収め、アートワークを一新。かわいいイラストと、カラフルなコマも魅力です。
今回は、この『ダイスフルタウン』の紹介と、プレイの様子をお届けしましょう。
ダイスを振って役を作り、建物を配置して4個並べれば勝利
ルールはカンタン。手番プレイヤーがダイスを5個振り、出た目でポーカーのような役を作ってゲームボード上の対応するマスに自分の色の建物コマをひとつ置いていくだけです。
ゲームボードはリバーシブル仕様。6×6マスと4×4マスの2種が用意されています。初めてプレイする際や、慣れていない人がいるときなどは6×6の広いボードがオススメ。狭い4×4のボードは激しい場所の取り合いとなるので、人数が少ない場合や、バチバチの勝負がしたいときに選ぶといいでしょう。


ダイスは最初の1回を含めて最大5回振れます。振り直すときは、キープしたい目のダイスを残し、残りを好きな個数だけ振り直すことが可能。この振り直しをうまく使い、より高い役を狙っていくことが重要です。

※画像はJELLY JELLY GAMESのサイトより引用しています。
すでに建物コマを置いているマスに、上に積むように自分の建物コマを重ねて置くこともできます(ひとつのマスに最大5個まで積み上げられます)。ただし、ダイスを振り直すたびに置ける高さの上限が下がっていくため、すでに何個も積まれたマスに置くには少ない回数で必要な役を作らなければなりません。

勝利条件は、タテ・ヨコ・ナナメどれかに連続する4マスすべてで、自分の建物コマがいちばん上にある状態を作ること。できあがればその時点で勝利となります。また、盤上に3つある“ダイスフルマス”(5個のダイスをすべて同じ目に揃えると置けるマス)すべてに自分の建物コマを置いても勝ちです。

カラーごとに用意されたプレイヤーシートに、役の種類と、振り直し回数ごとに置ける高さがまとめられています。振り直し回数を記録しておける工夫もされていて、とても便利!

かわいい見た目でも歯応え十分! 妨害上等、陣取り合戦の始まりだ!
それでは、実際のプレイの様子を見てみましょう! 使用ボードは6×6、プレイヤーの人数は4人です。
まずはスタートプレイヤーの青がダイスを振ります。最初はどのマスも空いているため、最大まで振り直しても、役ができていれば対応するマスに置けます。青は3回振り直してフルハウス(ダイス3個が同じ目+他の2個が同じ目)を作り、建物コマを置きました。同様に黄、白、黒の順番で1巡。皆が思い思いのマスにひとつめの建物コマを置いています。

2巡目も静かな展開。全員、建物コマ2個が隣り合うように配置しました。続く3巡目、青は1列に並んだ3個目の建物コマを配置。これで次にストレート(ダイス5個が連続した数字の目。1~5もしくは2~6)を作って4個目の建物コマを置くと勝ちになる、いわゆる“リーチ”(次の1手で勝てる可能性がある)の状態です。同様に黄もリーチ。これを見て、白と黒のプレイヤーは邪魔をすることに。白は青の建物コマの上に積んで自分がリーチ。黒は黄の建築コマの上に自分の建物コマを積みました。これで青と黄の勝利は遠のきます。さあ、熱くなってまいりました!

4巡目。青は白に邪魔されたマスを取り返そうとします。高さ2のマスの上に置くためには3回以内のダイスロールで狙った役を作らなければなりません。このマスの配置条件は「4の目のデュオ(ダイス2個が同じ目)」で比較的楽なのですが、青は失敗。5回振って3の目のデュオしかできず、自分の列から離れた場所に置かざるをえませんでした。続く黄は再びリーチ。すでにリーチしていた白はストレートを作れば勝てる状況でしたが失敗。さらに黒もリーチします。

5巡目。黄は勝利するチャンスがあったのですが、ダイスロール3回以内にフルハウスを作ることができず。黒への妨害に切り替えました。白と黒は邪魔にもめげず再びリーチして虎視眈々と勝利を狙います。

6巡目。青は2回の振り直しで4の目のデュオを作り、白を邪魔しつつリーチ。白は別のラインでリーチをかけます。黄はまたもフルハウスに失敗、6の目のデュオのマスに積んで高さを上げ、再び黒を妨害しました。黒は振り直し2回以内ならこのマスに置いて勝てたのですが、届かず。しかし3回目の振り直しで思いがけずクアトロ(ダイス4個が同じ目)ができ、2通りのリーチを作ることに成功します。次の手番が回ってくれば高確率で勝てそうですが……。

7巡目、全員がリーチしており、終了の気配が濃く漂う状況。ここでスタートプレイヤーの青が、5回目のダイスロールでストレートを作ることに成功! ついに建物コマ4個1列が完成し、青のプレイヤーの勝利となりました。

『ダイスフルタウン』は、理解しやすい簡素なルールと、短いプレイ時間で「ボードゲームを遊んだ!」という十分な満足感が得られるタイトルです。
ダイスを振るゲームなので運が勝敗を左右する部分があります。しかし、ダイスロールの楽しさと、狙った目が出たときの興奮、少しずつでも自分を勝利に近付けていく配置の戦略が絡み合い、そこに他者の動向が関係してくるので、シンプルでも一筋縄ではいかないゲームになっているのです。
初心者でも楽しめて、簡単でも考えどころがあり、そのうえで一喜一憂できる運要素もある。そんなゲームがやりたい人にオススメ! ぜひ遊んでみてください。
■ダイスフルタウン
メーカー:JELLY JELLY GAMES
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:約30分
対象年齢:10歳以上
ゲームデザイン:Jürgen P.K. Grunau
価格:3,300円(税込)
発売日:2026年10月30日(※10月17日~18日開催のゲームマーケット2026秋のJELLY JELLY GROUPブース【エリア28】にて先行販売)
公式サイト
JELLY JELLY STORE『ダイスフルタウン』



