夏の新作同人ボードゲーム 気になる5つをピックアップ

夏休みでボードゲームを遊ぶチャンスは増えるのに、夏場は新作ボードゲームが少ないんですよね。同人ゲームに絞ると、ゲームマーケット春と秋の間なのでとにかく少ない。こんな時期にあえて発表された実に意欲的な同人の新作ゲームを5つ紹介します!では五十音順で。

 

8mootが作った「あてっ子どうぶつ」

ルールが公開されてないので分かりませんが、写真を見る限り配られた動物のお面を自分だけ分かってないという状況で自分のお面を当てるのかな?インディアンポーカー的なゲームだと思われます。

お面ってのがアイデアですね。この手のゲームは配られたカードをついたてに置いたり、額の前に掲げたりするパターンが多いけど、お面は遊んでて楽しそう。そして写真撮りたくなるヤツですよ。顔出しNGの人も目元だけならOKでしょ。パッケージのアートデザインもアレだしね。素晴らしい!

 

 

レアサイトゲームズが作った「この料理を作ったのは誰だ?」

料理を振舞いながら、他の人の好物料理を当てる推理ゲーム。相手のタイルを読み合う理論的推理ゲームは多々あれど、グルメというテーマが珍しくてユニークですね。身近な食べ物ってだけで興味持つ人も増えるし。好物料理が無い「味オンチ」を選ぶとみんなを混乱させるのが目的になるっていうのも良く出来てるなぁ。

片方だけ当たってたら「むむっ」両方当たってたらタイトルである「この料理を作ったのは誰だ?」と言うルールが馬鹿馬鹿しくて楽しそう。作った人は漫画『美味しんぼ』が好きなんだろうなぁというのが伝わってきます。

 

 

ハチハチクリエイトが作った「シバリトリ」

カードを使ったしりとりゲーム。それならワードバスケットという超名作があるでしょ?と思ったあなたはまだ甘い。カードには「あ」とか「い」とか文字が書いてあるんじゃなくて、「赤いもの」とか「植物」とか条件が書いてあるんですね。カードを出しながら条件に合う言葉でしりとりをするというルール。シバリ有りのしりとり。まさか令和になって「その手があったか!」というシンプルで新しいワードゲームが出てくるとは。

条件が書かれたシバリカードはドンドン場に溜まって、全員のシバリになるのでゲームが進んでいくとしりとりがだんだん難しくなっていくのも良く考えられてますね。これ、欲しい。

 

 

CLUB  BLACKが作った「ぬぬころりん!」

サイコロを振って、出た目と同じカードを集めるというシンプルなゲーム。カードが揃ったら「ぬぬころりん」って言うルールらしい。内容よりも目を惹くのはキャラクターデザインですよ。なんと、来年行われる東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクター「ミライトワ」と「ソメイティ」をデザインした谷口亮さん書き下ろし!どこかで見たようなタッチの絵だと思ったんですよね。可愛い!

遊んだ人がSNSにアップしてないのか感想などが見つからず。なので内容の程は分かりませんけど、著名な人や作品とのコラボってだけで魅力的です。

 

 

やすらぎ企画が作った「三村人狼」

さんむらじんろう、と読むようです。平和だった山村・農村・漁村の3つの村に人狼がやって来て、村人が人狼を絶滅させるか、人狼が村人を襲撃するかのゲーム。設定はさて置きいつもの人狼でしょ?と思った人は早合点。これはトリックテイキングなのです。ルールに従って手札を出していって、最後に残った1枚のカードに書かれたキャラクターで人狼を行うって感じ。人狼をテーマにしたトリテ。

最初にカードをドラフトする事で配られたカードの強弱を薄めてあったり、妖狐で勝つと3ポイントになってたり、かなりバランスを取るのに苦労したんだろうなってのが伺えます。これは面白そう。

 

5つとも面白そうですね。個人的には「シバリトリ」が非常に気になる!

 

7月13日に札幌市で「北海道ボドゲ博」が行われたので、そこに照準を合わせてきた人達が新作発表となったようです。8月18日には石川県金沢市で「第5回金沢ボードゲームマーケット」が開催されるので、そこで新作発表を狙ってるサークルもあるかも知れませんよ。

とにかく同人ゲームは作られる数が少ないからチェックしとかないと、後で「面白い!」なんて評判を聞いても遊べなかったりしますからね。