【ゲムマ2026秋】TRPGやマダミス、謎解きなど、ボードゲーム以外のブースも見どころたくさんなのでまとめてみた!【特設ブース編】

2026年10月17日(土)18日(日)に、幕張メッセでゲームマーケット2026春が開催されました。

 ボードゲームの販売イベントなので新作ボードゲームや出展しているサークルを見て周るのがメインなのは分かりますが、特設ブースだけでもしっかり見ていたら一日では足りないくらい充実していたのです。

では、ブース番号順に特設ブースを紹介します。

【特設01】新作ゲーム展示

今回のゲムマで販売する新作ゲームが展示されるスペース。出展する人は、自分のブース番号を書いたポストイットを貼った新作ボードゲームを係員に手渡せば、置いてくれるようでした。勝手に持ち帰らないように柵で囲われ、係員が常に見張っているという状況。ここを一通り見れば、新作を網羅出来るので人が絶えない人気コーナーでした。開場前に写真を撮ったので人はいませんが。

ブースに行けば実物が見れますが、作者の目を気にせずじっくり触ってゲームを見れるのはいいですね。「エンボス加工になってる!」とか「コマ、こんな感じなんだ」なんて声が聞こえて来てました。なんと言っても作った本人にルールを説明してもらったのに、ゲームを買わずにその場を立ち去る気まずさを味わうこともないんです。人が賑やかだったのは、それが一番の理由がかもしれませんね。出展する人は面倒臭がらずに新作をここに置くとかなりの宣伝になります。来場者に結構見られているコーナーです。

【特設02】ゲームマーケット・チャレンジ展示

ゲームマーケットが出したお題に沿って作られた新作ゲームの展示。

今年のテーマは「紙の立体ゴマ4体と円形チップ4枚、カード18枚のみで構成された ゲーム」です。人気投票で1位になったらアークライトから商品化されるという特典やイベントは無く、ただここに置けるというだけ。そもそも人通りが少ないので宣伝効果はなさそう。有名なゲームデザイナーがゲムチャレに合わせて新作を作るとか、アークライトから寸評が発表されたりすれば、もっと注目されるんでしょうけど……。初めてゲームを制作する人の目標や指針にはなるはず。

【特設03】ゲーム制作者支援コーナー

文字通り、これから ボードゲームを作ろうという人のために役立つ情報がパネル展示。内容は前回と前々回と全く同じでしたね。

今回も水田ことみさんの『わたしの ボドゲができるまで』という漫画の一部がパネルになって、作者のコメントと一緒に掲示されていました。このパネルを見に行ったときは、見てる来場者が1人もいませんでした。次回のゲームマーケットの日にちが、ここでひっそり発表されていましたね。次回は2027年5月29日と30日です。

【特設04】マーダーミステリーブース

マーダーミステリーの販売ブース。一生に一度しか遊べないというミステリー小説の中の登場人物になるマーダーミステリー、そのマダミスだけを集めた感じ。購入する人のため、今回も人数別に分けて陳列されていました。ゲームマーケットでは回を重ねるごとにマダミスを出すブースの出展数が増えて、今回のゲームマーケットの無料のwebパンフレットを見てもマダミスだけでイベントがやれそうなりくらい結構な数でした。

ブースに立ち寄る度にいつも混んでた印象です。とにかく、日を追うごとにマダミス人口は増えているんです。多くの人に面白さがバレちゃった感じ。

【特設05】ドラマチック謎解きゲーム

よだかのレコードによる、 ゲームマーケット恒例の周遊型の謎解きです。参加はしていないので内容は分かりませんが「このコマ、知りませんか?」というタイトルで2日間限定の謎解きが行われました。受付で冊子を受け取り、ゲムマ会場内を回って謎を解明します。

会場内での周遊謎解きだけじゃなく、持ち帰りの謎も販売していたようです。

【特設06】ビッグゲームパーク

市販のボードゲームを20倍とか物凄く大きいサイズに作り変えた、最近のゲームマーケットではお馴染みの大きいボードゲームが大集結したコーナー。この日の為に作られたものもあれば、販売促進イベントや宣伝などで展示されるビッグサイズのボードゲームが置いてありました。もちろん、無料で遊び放題! これは写真映えするし、デカいというだけで面白さが倍増しますね。

今回話題になっていたアークライトの『マジカルアスリート』のビッグサイズが置いてました。すごろくのコースが書かれたボードが大きいのはもちろん、特殊コマが大きいのは迫力ありますね。

鎖で描いたものを当てるittenの『ミステリーチェーン』も置かれてました。大きくしただけなのに、もはや別ゲームですね。大きいだけで更に面白いという代表ですよ。これはよく思い付いたよなぁ。

【特設07】本当に面白いユーロゲームの世界

太田出版から出ている雑誌『本当に面白いユーロゲームの世界』の展示。賞を獲った作品や古くから遊ばれている名作がズラリと並んでいて、スタッフの説明を受けてから実際にボードゲームをプレイすることが出来ました。

厳選した名作ゲームが掲載された小冊子が新しくなってて、無料配布されていました。しっかりした作りなのにタダって! そして、スタッフがボードゲームのルール説明もしてくれて。これってお金が掛からないボードゲームカフェですよ。飲み物と利用料が無いボドゲカフェ。ここ、毎度のことですが、おすすめです。

【特設08】ゲームマーケットスペシャルステージ

いろんなトークショーなどが行われる一段高くなっているステージ。

1日目土曜日の13:00からは「ボードゲームと著作権に関するガイドライン」というテーマで、前回のゲムマにも出演したCODAの湯口太郎さん、ニトロプラスの海苔太郎さんが登場。転載と引用の違いや、二次創作ガイドラインについての説明を行った。ボードゲーム業界でも決して無縁ではない話で、しかもニトロプラスの方からお話が聞けるとあって、熱心に聞き入っている人が多かった。

14:45からは「CEDEC×ゲームマーケット デジタルゲーム開発者から見たボードゲームとは?」と題してビデオゲームデザイナーの知久温さん、CEDEC2026運営委員の岩倉宏介さん、ビデオゲームデザイナーの山岸和記さん、ボードゲームデザイナーの上杉真人さんが登壇。デジタルゲームとアナログゲーム、それぞれの作り方や考え方、性質の違いなどについて様々なトークが繰り広げられた。デジタルもアナログのどちらも楽しむ人は多いと思うので、興味深いテーマだった。

16:30からは「ボードゲームに関わる疑問を解決!ゲムマ座談会7 ~「クリエイター支援基金」採択を受けたJ-TANとは~』というタイトルで、ピチカートデザイン代表の白坂翔さん、イエローサブマリン代表の田中滋さん、アークライト代表の青柳昌行さん、そして文化庁 参事官付 芸術文化調査官(メディア芸術担当)の三浦英臣さんが登壇した。発表から注目を集めていたJ-TANとあって、土曜日の中では一番の注目ステージだったはず。どういった経緯で発足したのか、どのような想いで本プロジェクトに参加したのかなどをたっぷり語っていた。

さて、2日目日曜日の12:30からは三遊亭小圓楽による「TRPG落語」。ゲームマーケットで落語なんて不釣り合いな……と思いそうですが、実はゲムマのスペシャルステージ最多出場者です。ハッキリ言ってこれを聞かないなんて、ゲムマ初心者ですよ。客席はほぼ満席。旅館に雷様がお客として泊まりに来る古典落語の『夕立屋』、与太郎が店に立って武器やアイテムの名前の由来の説明をする『与太郎ズ トレーディングポスト』、途中からダイスの出目によって話の展開が変わる『インタラクティブ死神』の3本。最後はダイスの出目により、死神とバトルをすることになって、死神に勝利するというはちゃめちゃな展開に会場は大盛り上がり。死神のデータを弱体化したこともあり、倒す展開になったのは初だそうです。

14:00からは「TRPGでホラーを語れるのか?」というテーマで、冒険企画局の河嶋陶一朗さんとアーカムメンバーズの内山靖二郎さんのトークショーが行われました。観客には◯と✖︎が書かれた紙を配られ、いろんな2択の質問を投げかけて飽きないようにしていました。ただ、聞くだけじゃないのは面白い試みでしたね。良い恐怖と悪い恐怖の話は深いなぁ。

15:30からは「もっと広がる、アナログゲームの「遊び」のカタチ」というタイトルのトークショー。司会者はstudioOZONの1-1さん、出演者はピチカートデザインの白坂翔さん、ココフォリア開発チームの鳥頭めうさん、ゲームクリエイターのまだら牛さん、ゲームクリエイターのテラゾーさん、Sallyの平石英太郎さん。アナログゲームを届ける側と配信する側に分かれて、遊びのカタチというテーマで1人ずつ喋ってたような気がしますが、わちゃわちゃした印象だけ残ってて全く内容を覚えてないです。あんなに笑ったのに。なんか面白かった。

【特設09】TRPGギルド

TRPG関連の書籍の販売と試遊。TRPGとは何か?という説明のパネルが多数展示されてました。スタッフの説明後、TRPGの体験会がいくつも行われていました。特に2日目日曜日はTRPGのブースが近くにあって、TRPGファンのお客さんが多かったようで開始時間になると体験会を待つ人たちが集まって賑わっていました。

【特設10】こどもゲームコーナー

子供が遊べる遊具が置かれたコーナー。直近2回はなくなっていたコーナーですが、今回のゲムマで復活。靴を脱いでマットの上に上がって、いろんなおもちゃで遊んでいる子供たちが多かった印象です。小さな子供連れで参加してる人も多いので、毎回あって欲しいコーナーですけどね。隣がビッグゲームパークというのも良かったです。

【特設11】BOOTH

インターネット上でショップを無料開設が出来るサービスの「BOOTH」が初出展です。パーテーション数枚と長机が並べられてるだけの歴代最も質素な特設ブースだと思います。ポストイットに自分の店の情報を書いてパーテーションに貼り付けて、仲間を探すという物凄くアナログな掲示板みたいなことをしていました。

【特設12】周遊型イマーシブ

周遊型カードゲーム『周集襲』の体験受付。料金は、1グループで1万2000円とゲームマーケットのサイトには書いてあったんです。ゲムマの入場料より高いなんて…とは思っていたのですが、現地の張り紙を見ると無料の文字が。前売りのチケットは返金してたようです。価格も含めネタだったんですかね。参加はしてないので内容は分かりませんが、ゲムマ会場内のカードを集めるという中容だとか。ゲームデザイナーのカナイセイジさんがカード効果の内容を担当してたようです。

【特設13】日本の伝統ゲーム

ゲームマーケット2日目の恒例企画です。日本各地に古くから伝わる伝統ゲームが遊べるコーナで、16ものゲームが置いてありました。無料で遊び放題。伝統ゲームといわれると、システムも古臭いしつまらないのでは?と思いきや、マジ面白い! 名前は聞いたことあるけど触ったこともない古い伝統ボードゲームはたくさんあるので、知るには良い機会ですよね。日本各地には局地的に遊ばれてるボードゲームがこんなにあるなんて不思議。そして、結構面白いのに他の地域に広がらなかったのも不思議。

ここはいつも2日目の日曜日しか出展してないんですけど、土曜日の方が来場者多いので、是非土曜日も出て欲しいですね。この面白さを知らないゲーマーもたくさんいそう。

【特設14】カンファリエンスエリア

柵で囲われたスペースで、パーテーションを背に長机が3つ置かれて、それに向き合うパイプ椅子が100脚くらい並べられた客席が用意され、スペシャルステージの小さいバージョンみたいな感じ。ここも2日目のみ。

13:00からは「「クリエイター支援基金」採択を受けたJ-TANとは」というタイトルの説明会。お客さんとの質疑応答というスタイルでJ-TANの説明が行われました。要約すると、J-TANとはアークライトが日本芸術文化振興会の支援基金の採択を受けて、海外研修などによって20人ほどのゲームデザイナーを育成するプログラムらしいです。決定してないことが多いのか、質問に対してハッキリと言えないことあるのかなぁという奥歯に物が詰まったような応答が多かった印象。

14:20からは「BitSummit連携企画「アナログゲーム宣伝支援」結果発表&出場権進呈式」です。今回のゲムマにも出展しているBitsummitのトークショー。半年前の前回のゲムマでは、スペシャルステージで中継がありましたが、こうして会場内で話し合うことが実現。次回のBitsummitはゲムマブースも出展予定なんだとか。来年5月に行われるBitsummitへの出場権獲得のサークルを発表していました。

15:40からは「ゲームマーケット × キーワードハント「ゲムマことばあつめ2026秋」プレゼント贈呈」。今回のゲムマでは、会場内のあちこちに隠されたことばを探すイベントがおこなわれていました。会場に来なくても、LINEと連投して参加出来たようですが。そのことばさがしの上位者の表彰式がここで行われたのですが、スペシャルステージと時間が丸かぶりだったので、全く見れませんでした。

【特設15】BitSummit

毎年京都で行われているインディーゲームの祭典Bitsummitが初出展。幕張メッセの中に畳敷きの和室のブースが作られて目を引いていましたが、見に行った時には何もやっていなかったので謎の特設ブースでした。多分、Bitsummitの宣伝をしてたんじゃないかと。何度か見に行ったんですけどね。ここも2日目のみ。ちなみに次回のビットサミットは2027年5月21日〜23日だそうです。

【特設16】ゲームメーカーズ

ゲーム制作webメディア「ゲームメーカーズ」のブース。開場時間が過ぎてからも設営をしていて、大変そうでしたね。今までに作った作品の展示やゲーム開発で使われるアンリアルエンジンが触れたようです。

【特設17】これはゲームなのか?展3.3

2026年2月に渋谷サクラステージで開催された「これはゲームなのか?展3」のゲムマ出張特別版。ゲームとは言えないし、アートって感じでもないよなぁという作品が白い台の上に置かれて多数並んでいました。半年前に渋谷で見た作品に加え、この日の為に作られた作品もいくつか展示されていましたね。

海外ビジネス参加制度専用商談室

自分のボードゲームを海外展開したい人のため、世界進出するための商談スペース。完全予約制。予約したメーカーやゲームデザイナーが立ち寄るブースです。パーテーションで囲われて中は見えず、買い物に来た来場者はスルーなので今回も異様な雰囲気でした。

フードコーナー

会場の外に出たところにキッチンカーが数台並んでいました。前々回までは幕張メッセの会場中にあったのですが、臭い問題解消のためかキッチンカーは全て屋外に移動です。食べる場所は、長いテーブルが会場の外に並べてあって立ち食いスタイル。一応、屋内にも飲食コーナーとして椅子とテーブルが並べてありました。

ゲムマ2026秋もあっという間に終わってしまいました。毎度言ってるんですが、特設ブースは見逃せないんですよ! せっかく幕張メッセに行ったのに、特設ブースを見ないなんてもったいない。