何度も繰り返し遊びたくなる! 『ピタッコカルタ』や『ひらがじゃん』など「ひらがな」を使ったボードゲーム9選

ボードゲームにはいろんなジャンルがあって、言葉を駆使して遊ぶワードゲームというジャンルがあります。

ワードゲームの中には、ひらがなを使うボードゲームも多数あります。ひらがなを使うからと言って、必ずしも子供向けの幼稚なゲームばかりとは限らないし、逆に日本語を多少理解している外国人でも遊べる比較的簡単なゲームもあります。

日本語を使える人なら誰でも楽しめる、ひらがなを使ったボードゲーム9選をお届けします。

ひらがじゃん 牌ばーじょん

ひらがじゃん 牌ばーじょん/2~4人/7歳〜/60分〉

ひらがな1文字が書いてある牌を14牌使って、6つの単語を作る麻雀風セットコレクションゲーム。

牌を1つひいて、いらない牌を1つ捨てるというのを繰り返します。持っている牌を並び替えて2文字の単語をひとつ、3文字の単語を5つ完成させたら上がりとなります。

最初のカード版の発売からすぐに話題になっていましたが、牌が発売されて遊びやすくなってより面白くなりました。牌になってから、他の人が捨てた牌に「ポン」と言えば、牌を貰うことも出来るようになり、更に麻雀っぽい駆け引きが出てきました。麻雀のルールを知らない人でも遊べる麻雀ゲーム。

ワードバスケット

ワードバスケット/2〜8人/10歳〜/10分〉

配られたひらがな1文字が書いてある文字カードを、いち早く出し切るアクションカードゲーム。

文字カードを5枚配って、バスケットの中に文字カードを1枚表向きに置いたらゲームスタート。バスケットの中にある文字で始まって、自分が持ってる文字カードで終わる3文字以上の言葉を思い付いたら、その言葉を言いながら文字カードを出します。手番という概念は無く、言葉を思い付いた人から文字カードを出していきます。これを繰り返して、手札を最初になくした人の勝ちです。

カードを使って遊ぶしりとりです。文字カードの中には文字数指定のワイルドナンバーカードや、か行など一列全ての文字が有効になるワイルドラインカードもあって、単純なしりとりゲームだけになってないのも面白いところ。2002年生まれのゲームが四半世紀経った今も、普通に遊ばれているのが凄い! ワードゲームの代名詞。

ミツカルタ

ミツカルタ/2〜6人/6歳〜/5分〉

ひらがな1文字が書かれた文字カードを並べて、その中から文字を使った言葉を言って、文字カードを集めるワードゲーム。

文字カードを7つの山に分けて、表向きにして並べたらゲームスタート。見えてるひらがなを使った3文字以上の言葉を思い付いたら、その言葉を言います。正解なら使った文字カードを獲得します。文字カード3枚使えば、その場に無い文字を使って言葉を作る事も可能です。カードを山の上から取ったら、また新たに見えたひらがなを使った言葉を答えます。このゲームも『ワードバスケット』と同じく手番の概念は無く、答えを思いついた人から言います。これを繰り返して、獲得した文字カードの枚数を競います。

並んだ文字カードの中から3文字使えば、カードにない文字を使っても構わないという非常にゆる〜いルールが誰でも気軽に遊べる凄いアイデアです。自由なのに、意外と言葉が思いつかないのがもどかしい。並んでる文字カード7枚全てを使った言葉を言えたら即勝利、というのも逆転要素があって面白いですね。ゲームに参加しないで周りで見てる人が、口出ししたくなるのは良いゲームです。

かなカナ

〈かなカナ/2人/10歳〜/10分〉

ひらがなvsカタカナで、最終的な枚数を競うオセロのようなマジョリティゲーム。

袋の中から表面がひらがなでウラ面がカタカナのチップを1枚を取り出して、すでに置いてあるチップに繋げて言葉が完成するようにボード上に配置します。一直線じゃなくても、曲がっても言葉が繋がっていれば言葉完成です。完成したら、チップを自分の色に裏返します。これを交互に繰り返して、最終的に自分の色のチップの枚数が多い方の勝ちとなります。

実際には他にふたつの遊び方がありますが、基本となる陣取りを紹介。出来るだけ長い言葉を作りたくなりますね。ゲームがシンプルで面白いだけでなく、見た目もスタイリッシュで美しいのも魅力。2018年度のグッドデザイン賞を受賞しているだけあります。

あいうえバトル

あいうえバトル/2〜6人/10歳〜/15分〉

お題に沿った単語を各々が決めて、一文字ずつ当てていくワードゲーム。

今回のテーマを決めたら、全員がちょっかんくん1体につき1文字をちょっかんくんの背中にホワイトマーカーで書き、他の人に見られないように立ててゲームスタート。自分の手番では、他の人のちょっかんくんに書かれてると思うひらがなをボードの中から選択します。当てられた人はちょっかんくんを表向きにします。この時、自分のちょっかんくんに書いてあった場合は表向きにして当たり扱いにします。当てた人はもう一度連続で手番を行います。ハズレの時は次の人に手番が移ります。これを繰り返して、ちょっかんくんが全て表向きになったら脱落で、最後まで残った人の勝ちです。

テーマによって人の発想力に感激することもあったり、何の文字を選ぶかの心理戦も楽しめます。長い言葉の方が全て当てられるまで時間が掛かるので有利かと思いきや、文字が多くて当たりやすかったりします。逆に少ない文字数が方が当てにくくてヒントが少なかったりして、言葉を選ぶ時点で駆け引きもあります。ボードゲームカフェで遊ばれている光景をよく目にするので、ワードゲームの定番と言っても過言じゃないですね。

大怪獣コトバモドス

大怪獣コトバモドス/2〜5人/7歳〜/20分〉

ひらがな1文字が書かれた文字タイル9枚で3文字の言葉を3つ作り、他の人が作った言葉を当てるワードゲーム。

全員が文字タイル25枚を受け取り、ついたての中に置いたらゲームスタート。25枚の中から9枚だけを使って、3文字の言葉を3つ作ります。早く作った人は得点獲得です。作った言葉は、忘れないようにメモ用紙に記入しておきます。使った文字タイル9枚を隣の人に渡して、回ってきた文字タイル9枚で3文字の言葉を3つ作ります。最初に言葉3つを作った人は、得点獲得です。最初に作った人は砂時計をひっくり返して、他の人は砂が落ちるまでの間が制限時間になります。出来た3文字の言葉の答え合わせをして、元の言葉と合っていれば得点獲得。言葉を元に戻すゲーム。これを4回繰り返して、最終的な得点を競います。

配られた25枚の文字タイルから3つの言葉を作るのがすでに面白い。隣の人に当てられないような言葉をじっくりと考えたいけど、早く完成すれば得点がもらえるというジレンマ。そして、隣から回ってきた9枚の文字タイルを3つの言葉に戻す楽しさ。こちらもゆっくり考えたいけど、不正解だとしても早く完成すれば得点がもらえるので、焦ってしまいます。考えた言葉をメモったり、文字タイルを隣の人に渡したりテンポが悪いですが、ワイワイ遊べます。

ヨメルかな

〈ヨメルかな/2〜8人/8歳〜/10分〉

透明なプラカードに書かれたひらがなを3つ重ねて、何の文字かを当てるクイズゲーム。

全員がカード入れ(スリーブ)を受け取ったらゲームスタート。まず、透明なフィルムのようなプラカード3枚を選択して3文字の言葉を作ります。次に、3枚のプラカードをスリーブに順番に入れます。入れる時は、プラカードを1文字ずつ90°回転させます。プラカード3枚が入ったスリーブを隣の人に渡し、回ってきたスリーブに入っているひらがな3文字を当てます。当たれば1点です。これを繰り返して、合計得点を競います。

重なったひらがなが何かの家紋のようで、ひらがな3文字なのに分からないのが面白いですね。ひらがなを文字情報として読み解くのではなく、形として受け取るのがユニーク。慣れてきたら、ひらがな4文字にしたり、文字を裏返したり上級編で遊ぶことも可能です。

2022年にlocogameが作った『ワード・イン・パイル』がオリジナルです。すぐに売り切れたことから長い間入手困難でしたが、リゴレから全国流通版としてリメイクされました。

シリト:リミット10

シリト:リミット10/1~5人/6歳〜/10分〉

10分以内に出来るだけ多くの文字を使ってしりとりをする協力ゲーム。

タイマーアプリなどを用意して時間を計れる準備をしたらゲームスタート。タイマーをスタートさせ、スタートプレイヤーはカードを1枚ひいて書かれた文字で始まる言葉を言います。五十音ボード上の使った文字に◯タイルを置きます。次の人は、最後の文字から始まる言葉を言って、ボード上の言った文字に◯タイルを置きます。すでにボードに◯タイルが置かれた文字は、タイルを裏返して✖︎にします。✖︎タイルが置かれた文字はもう二度と使えません。これを繰り返して、10分の制限時間内に全ての文字を使い切ることを目指します。

同じ文字は2回まで使えるのですが、よく使う「ん」と「ー」は何度でも使えることになっているので、このゲームの難易度を下げてくれています。相談は禁止ですが、言葉が思い付かず困っている時や使ってない文字で言葉を思い付いたらヒラメキカードを使って他の人に教える事も可能なところが、協力ゲームっぽくなっています。使える文字が限られてくる後半になると、単なるしりとりが厳しくなっていくのが面白い。

2020年にボドゲイムが作った『SHIRITORI44』をアークライトがリメイクした全国流通版です。

ピタッコカルタ

〈ピタッコカルタ/2~8人/8歳〜/5分〉

テーマに沿った言葉を全員で力を合わせてカルタで答える協力ゲーム。

ひらがな1文字が書かれた青いタイルを全て並べて、砂時計、テーマカードを用意したらゲームスタート。テーマカードを2枚並べて、今回のテーマを2つ決定します。どちらかに当てはまる3文字以上の言葉を思い付いたら、片手でタイル1枚を抑えます。例えば「しろくま」を思い付いても自分では「し」と「ろ」のタイルしか抑えられません。思い付いた言葉を言うことは出来ません。みんなで順番に抑えたタイルを確認して、テーマに合っていれば成功。成功ならタイルを裏返して、赤い面を表にします。これを繰り返して、砂時計の砂が落ちる5分の制限時間内に出来るだけ赤い面のタイルを増やすのが目的です。

ありそうでなかったゲーム。ひらがながが書かれたタイルを使うというゲームが意外に少ないんですね。上記の『かなカナ』と『大怪獣コトバモドス』がひらがなタイルを使いますが、こちらの方が大きくて見やすい。そして『あいうえバトル』みたいにテーマで思い付いた言葉を当てるとか『ワードバスケット』のようなしりとりゲームでもなく、テーマが2つもあってどちらかに合う言葉を答えるだけというのが意外に珍しいゲーム内容。1人でタイルをふたつしか抑えられないので、最初にタイルを抑えた人の思い浮かべた言葉を推測するというのもゲームとして新しいですね。何枚かタイルを抑えた後でも言葉が分からなかったら、パスをして次のテーマに移れるというルールも緩くて遊びやすい。裏返して赤い面にしたタイルを何度使っても構わないというのも、誰でも遊べる仕様。縛りは、5分という時間と3文字以上という言葉の文字数だけ。簡単なのに、ちゃんと協力ゲームとして仕上がってるのが凄いですね。

ゲームマーケット2026春で発売されて話題になったゲームです。これもボドゲカフェなどでお馴染みになりそうな予感がしますね。