幻のゲームマーケット2020春…。発売されるはずだった気になるボードゲーム5作品

ゲームマーケット2020春は中止です。残念…。本来なら2020年4月25日と26日にお台場で行われてたのになぁ。

くよくよしても仕方ありません。ゲームを作る側も遊ぶ側も前を向いて、次のゲームマーケット2020秋のことを考えましょう。

…と言いつつ「どんなゲームが作られてたのかなぁ」と気になりますよね。とんでもない傑作が世に放たれるはずだったんじゃないかとか。そこで、ゲームマーケットのカタログを見て個人的に気になったボードゲームを5つピックアップします。知り合いが作ったゲームだから紹介するとか、誰かに頼まれたから取り上げるとか、そんなしがらみ全く無しです。

 

 

ワードン

これは遊ばなくても分かる、絶対に面白いヤツだ!昔懐かしの潜水艦ゲームと基本的には同じ2人専用ゲーム。お互い専用のノートを持って、戦艦を置く代わりに好きな単語を決めるんですね。それで、交互にひらがなを指定して「当たり」とか「ハズレ」とか答えてもらって徐々に単語が判明していくというのがゲームの流れ。単語は3個あって、単語が一つ沈没してもまだ勝負は分からないし、途中で単語が分かれば撃沈出来るようなので大逆転のある潜水艦ゲーム。

昔からあるゲームをワードゲームに置き換える事が出来たとか発明品でしょ。これは2人用の定番になりうるのでは?すぐにでも遊んでみたい。

 

 

刑法ポーカー

5枚のカードで相手より重い罪名を作った方が勝ちというポーカー。最初は悪趣味なゲームなのかと思ったんだけど、ゼミの卒業制作として作られたらしく学習の一環としての作品なんですね。でも堅苦しい教材って感じじゃなくて、ちゃんとゲームとしても面白そう。相手が捨てたカードを拾って罪名を作る事も可能なので駆け引きもあるっぽいし。5分程の短時間ゲームなのでいろんな場所でウケそう。面白くて学びもあるとか最高でしょ。

ちょっと引っ掛かるのは、セットコレクションとしては集めるカードがややこしいかなぁと。刑法がベースなので直感的でもないし。それは遊びながら覚えればいいのか。

 

 

クロノコレクション

古いユーロゲームの名作のリメイクかと思うほど、アートデザインも、ルールも、テーマも完璧。もちろんオリジナル。逆に言えば過去に遊んだ事があるような既視感はあるんだけど、お金を使わない競りという挑戦的なシステムも面白く機能してそう。

説明書が公開されてたので読んでみたけど、ややこしそうに見えて意外とスッキリしてる印象ですね。大手メーカーがリメイクして販売する未来が見える。これは傑作の予感が。

 

 

街コロ通

まさかまさか「街コロ」の続編ですよ!「通」は2ってことでしょ。拡張じゃなく姉妹品なので過去の「街コロ」と混ぜて遊ぶ事は出来ないそうです。完全独立作品。どうやら、コインのやり取りが多い施設が20種類が登場するそうです。ランドマークは20種類あって、そこからランダムに選んで建設するらしい。これだけで心躍る。

ゲームマーケットのサイトにも発売元のグランディングのサイトにも情報はありません。カタログに掲載された情報が全て。どんなルールなんだろう。うむむー、超気になる〜。いつまで待てば遊べるのやら。

 

バックトゥージアース

ゲームマーケット2020春で最も魅惑的と言っても過言じゃないです。だって説明文が「磁石でスイングバイを再現した物理アクションゲーム」ですよ。スイングバイって、人工衛星が重力を利用して進行方向を変えるやつ。それを磁石で再現ってだけでワクワクするわ!

なかなかの手作り感満載のコンポーネントでこれぞゲームマーケットって感じです。大量生産は厳しそうなDIYっぷり。ルールとかは公開されてないんだけどツイッターにアップされる画像だけで妄想は膨らみます。

 

 

他にもじっくり探せば面白いボードゲームは沢山あるんでしょうね。あくまでもカタログで目が止まって、そこから調べたネットの情報を元に書いてますから。第一印象なのであしからず。

今回のゲームマーケットは残念ながら中止でしたが、ネットショップなどで入手可能なゲームもあるようです。気になる作品は調べてみましょう。購入出来るかもしれませんよ。