9/17にドイツゲーム賞(DEUTSCHE SPIELE PREIS)の結果が発表され、大賞に『アズール』が選ばれました。
ドイツゲーム賞は、ゲーマーのネット投票によって決まるゲーム賞で上位10作品が発表されます。
大賞『アズール』
『アズール』は、5色のタイルを集めてモザイクタイルを完成させることを目指すタイル配置ゲームです。ゲームデザイナーはミハエル・キースリング氏。
場の中央に並んだタイルの中から1つの色を選び、個人ボードに配置。その後一定数のタイルが揃ったら実際にタイルを配置して得点を獲得します。タイルが非常に色鮮やかで写真に撮りたくなるビジュアルも特徴。
2018年のドイツ年間ゲーム大賞も受賞している他、様々な賞を受賞している人気ゲームです。
ストーリー
アズレージョは、ムーア人によってもたらされた美しい装飾タイル(元々は、白と青の陶製のタイル)です。
ポルトガル国王マヌエルI世は、スペイン南部のアルハンブラ宮殿を訪れた際に、このムーアの装飾タイルの衝撃的な美しさに魅了されました。
アルハンブラの美しい内装に心を打たれた王は、すぐにポルトガルの自らの宮殿の壁を、同様のタイルで装飾するよう命じました。『アズール』は、プレイヤーがタイル・アーティストとなり、エヴォラ宮殿の壁をカラフルなタイルで装飾するゲームです。
このゲームでは、プレイヤーはテーブル中央のいずれかの工房展示ボード上にある、同色のタイルすべてを取って、
自分のプレイヤーボードの図案ライン上のいずれか1段に配置します。
これを、テーブル中央のタイルが無くなるまで順番に続けます。
次に、自分の図案ライン上のいずれか1段にあるタイル1枚を、右側の壁の指定された場所に配置します。
配置の結果により、得点します。
ゲーム終了条件を満たしていなければ、工場展示ボードにタイルを補充して次のラウンドを実行します。
こうして、誰かが自分の壁にタイル5枚を横一列に配置したらゲームは終了。
最後に壁に配置したタイルの結果次第でボーナス点を加算し、
得点が最も多いプレイヤーが、最高のタイル・アーティストとして称賛されます。
2位~10位
2位『ガイアプロジェクト』
3位『ガンジスの藩王』
自分の領土を広げるため、タイルを獲得して配置するダイスワーカープレイスメントゲーム。
4位『クランズ・オブ・カレドニア』
19世紀のスコットランドを舞台に農産物、ウィスキーなどを生産、貿易、輸出する拡大再生産ゲーム。
5位『ヘヴン&エール』
6位『パンデミック レガシー:シーズン2』
荒廃した世界を救うことを目指す協力ゲーム。ゲームを進めるにつれて状況が変化するレガシーシステムが特徴。
7位『クランク!』
8位『クアックサルバー』
魔法の秘薬を完成させるため、袋から材料を引いて収入や勝利点を獲得するバックビルディングゲーム。
9位『ザ・マインド』
手札のカードを出し、場の雰囲気を察しながら昇順になるように並べるカードゲーム。
10位『アルティプラーノ』
キッズゲーム賞『メモアァール!』
場の中央に並んだカードに描かれた動物もしくは同じ背景のカードを順にめくっていくメモリーゲーム。
カードの配置の変化なく繰り返し遊ぶため、段々と上達するはずのゲームです。
おわりに
ゲーマー向けゲームのドイツのゲーム賞『ドイツゲーム賞』の上位10作品が発表されました。このうちいくつ遊べているかでゲーマー度がわかりそうです。
全作品が国内流通済みもしくは予定の作品になっているので、気になったタイトルがあればこれを機会に手に入れてみてはいかがでしょう。