5月13日と14日に東京ビッグサイトで開催されるゲームマーケット2023春の会場内で、「ザ・カワサキ祭」が開催されることが分かりました。
これは、カワサキファクトリーの川崎晋さんのゲームデザイナー20年を祝したイベントです。川崎さんは2003年にゲーム制作を開始して、『ワードウルフ』『クイズいいセン行きまSHOW!』なと50以上のボードゲームを作った日本を代表するゲームデザイナー。今までに作ったボードゲームの多くが国内外でリメイクされています。そして、今現在も様々なジャンルのゲームを作り続けている日本ボードゲーム界のパイオニアなのです。
今回のゲームマーケットでは川崎さんがデザインしたボードゲームがなんと、8作品も販売されます。そこで川崎さんのゲームを扱うブースの合同企画として、ザ・カワサキ祭が開催されることになりました。
川崎晋ゲーム制作20周年を記念して、
ゲームを出展してくださる各ブース様のご協力でザ・カワサキ祭
を開催!
各ブースでブースマップを配布しますので、
会場を巡ってお気に入りのゲームを見つけてください!
豪華&レアなプレゼントも当たる!🎁#カワサキ祭#ゲムマ2023春 pic.twitter.com/etaB5TdI1h— カワサキ工場長/KOELゴジラ作者/ワードウルフ原作/ (@kawasakifactory) May 11, 2023
内容は、抽選で20名に新作&レアゲームが当たるそうです。ブースを全て周る必要があるのか、ゲームをいくつか購入する必要があるのか、詳細は発表されていないので全く分かりません。会場に行ってのお楽しみですね。
では、ゲームマーケット2023春で頒布される川崎晋さんデザインの8作品を全て紹介します。価格はゲームマーケットでのイベント価格を記載しました。
【A27】itten
ギシンアンキの塔
〈2人/9歳〜/20分/2200円〉
ダイヤが埋め込まれた塔を取り合う2人専用の対戦ゲーム。お互いが向かい合ってゲームをするので、見えてる情報が違うというのが面白く心理戦が味わえます。
2012年に制作された『ギシンアンキノトウ』のリメイク。
ワンダーボーリング
〈2〜6人/8歳〜/15分/2200円〉
倒したボーリングのピンの数を競うアクションゲーム。1本だけ残ったらストライクで、全て倒すとペナルティーというルールがゲームを盛り上げます。
2009年に制作された『ギリギリボーリング』のリメイク。
【A30】ヨフカシプロジェクト
天魔楼大戦
〈2〜4人/8歳〜/30~60分/4500円〉
天界と魔界どちらかの陣営を担当して、相手のタワーを破壊する対戦ゲーム。基本的には2人用ですが、3人以上のチームプレイも可能となっています。キャラクターごとに様々な能力があって、スタンス牌によって行動を決定するシステムが面白そうですね。
ヨフカシプロジェクト第5弾。著名なゲームデザイナーが参加していましたが、ついに川崎晋さん参戦。
【B30】ホビージャパン
カワサキファクトリーゲーム制作20周年記念ボックス
〈2〜5人/10歳〜/30分/4950円〉
以下3作がセットになっています。
R-ECO+
ゴミのリサイクルをテーマにしたカードゲーム。ゴミを回収してリサイクルをして得点を稼ぎますが、ゴミを拾い過ぎてトラックの積載量を超えるとマイナス点になります。上手く手札を回さなければいけないので常に頭を悩ませるハンドマネジメントゲームです。
元々の「アールエコ」は2003年に制作され、Z-MAN社やAmigo社など海外でもリメイクされています。本作は2019年のリメイク。
ルールの達人
全員が違うルールで同じゲームをプレイするというカードゲーム。ルールカードと数字カードを1枚ずつ全員が出したら、ルールカードの条件を満たした人だけが得点獲得となります。
初版は2007年で、Z-MAN社からリメイクされましたが、本作は2017年のリメイク。
ビルダーズハイ
都市を発展させるために手札から予算を払って建物を建てて、手札をなくすのが目的のゴーアウト系カードゲーム。予算ピッタリじゃないと建物を建てることが出来ないというルールが効いてますね。
カワサキファクトリーゲーム制作20周年記念ボックスの中では唯一の新作。
【オ40】カワサキファクトリー
しりとり将棋
〈2人/6歳〜/6分/3500円〉
しりとりをして制限時間が無くなった方が負けのワードゲーム。ボード上にひらがなが書いてあるので、しりとりの最後の文字に駒を配置して横1列に駒を置いても勝ちというのが面白いですね。
【ク07】双子のライオン堂
ゴーストライターの気持ち
〈3〜7人/15~30分/2200円〉
持ち寄った小説を使った正体隠匿ゲーム。本に実際書いてある一文から穴あき問題を出して、正解を見たゴーストライター役はそれらしい答えを書き、みんなでゴーストライターを当てるという内容。本物でもゴーストライターでもないような無難な答えを書く編集者役もいるのがおかしいですね。
1人のゲーム作家の作品が8つも並ぶゲームマーケットって過去にあったんでしょうか? 8作品全て新作ではないので旧作を扱っているブースではよくあることかも知れませんが、8作品を見ると川崎さんのハイクオリティで長年続けているゲーム制作の凄さが伝わりますね。知らないゲームがある人はこの機会にカワサキファクトリーのゲームに触れてみてはいかがでしょうか。