TBSテレビ「ラヴィット!」の2024年3月第2週に遊ばれたボードゲーム『ババ抜き』『ドキドキバランスタワーゲーム』を紹介

月〜金の朝8時からTBSテレビで生放送のバラエティ番組「ラヴィット!」では、様々なテレビゲームや古典的な伝統ゲーム、オリジナルゲームなどが遊ばれています。市販されているボードゲームや同人ゲームが紹介されることも多いので、ボードゲームファンとしては見逃せない番組なのです。

先週はボードゲームがひとつも出てこない珍しい週でしたが、2024年3月第2週に取り上げられたボードゲームを紹介します。

3月5日 火曜日

ババ抜き

〈2人〜〉

配られたカードを減らして0枚にするのが目的のトランプゲーム。

52枚のトランプにジョーカー1枚を加えた合計53枚のカードを全員に配り切ります。この時点で、同じ数字のカードが2枚あったら手札から出して2枚とも捨てることが出来ます。自分の手番では、隣の人の手札からカードを1枚引きます。引いたカードの数字と同じ数字のカードを持っていたら2枚とも捨てることが出来ます。これを全員順番に繰り返して、最後まで手札を持っている人が負けとなります。番組では制限時間を設けて、スピードババ抜きとしてプレイされていました。

トランプのルールとしては日本で最も有名なゲームかと思われます。説明無しで始められるトランプゲームのひとつでしょう。

元々は150年ほど前にイギリスで生まれた「オールドメイド」がベースになっているゲームです。オールドメイドは52枚のトランプからQを1枚抜いた51枚を使って遊びます。クイーンが3枚しかないので、最終的にはクイーンが1枚残ってそのクイーンを持ってた人が負けというゲームです。ちなみにオールドメイドは適齢期を逃した未婚の女性という意味で、最後に残ったクイーンがオールドメイドということになります。結婚していない女性に対して挑発的なタイトルなんですね。1907年発行の『世界遊戯大全』という世界の遊びが書かれた書籍で「お婆抜き」と訳されて日本に紹介されました。ついでの情報としては、ドイツではJ1枚を抜いて、エジプトではK1枚を抜いて遊ばれていたようです。

トランプにジョーカーのカードが新たに加わったのが1880年頃。オールドメイドのルールが作られた時代にはジョーカーは存在してませんでした。日本にルールが伝わった頃には普通にジョーカーもあったので、Qを抜いた「お婆抜き」としてではなくジョーカーを加えたアレンジバージョンの遊び方が定着したと言われています。

3月8日 金曜日

ドキドキバランスタワーゲーム

〈ドキドキバランスタワーゲーム/2人〜/6歳〜〉

組み立てたタワーから柱を抜いて崩さないようにするバランスゲーム。

丸いリングの上に5色の柱を立てて、その柱の上に丸いリングを置いてタワーを組み立てたらゲームスタートです。自分の手番では、サイコロを振って出た色の柱を抜いてタワーの一番上に置きます。一番上に柱が5本置かれたら、その上に丸いリングを置きます。バランスを崩してタワーを倒した人の負けとなります。番組ではタワーを倒さずに12人連続で成功するのを目標にして遊ばれていました。

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