ボードゲームの“人狼系”や“正体隠匿系”と呼ばれるジャンルをご存知でしょうか。これは『人狼』というゲームに端を発するもので、おおまかに言うと参加プレイヤーがお互いの役割を隠しながら犯人役(人狼)を探し、最終的に犯人役を見つけ出して指定できれば勝利、失敗すれば犯人役が勝利するというものです。
プレイヤーは協力して自分たちのなかに紛れている犯人役を見つければいけないのですが、探すうえで議論を行う時間が設けられています。プレイヤーに割り振られる役割も、犯人のほか、最初から犯人を知っていたり、犯人の協力者であったりと、さまざまなものが存在し、その非対称性も特徴のひとつ。役割や能力の違いにより、それぞれのプレイヤーの思惑と行動が交錯して混沌とした状況が生まれるのです。
議論の際、犯人役以外のプレイヤーは協力しながら開示されている情報や証言などから犯人役を確定させていき、一方で犯人は自分から嫌疑をそらすように議論を誘導します。このやり取りや、自分の役割がばれないかハラハラする感覚がとても楽しい! このため、元になった『人狼』はもちろん、さまざまな派生形のタイトルが生まれているのです。
今回は“人狼系”“正体隠匿系”に分類されるゲームのうち、オススメの8作をピックアップしてご紹介しましょう。
※五十音順に紹介しています。
言い間違い人狼
「せーの」で同時に合言葉をコール!間違っているのは誰?
村人と人狼に分かれ、カードに書かれた言葉を全プレイヤーが「せーの」で同時に言うたけの非常にシンプルなゲーム。ただし、カードには上下ふたつの言葉が書かれており、村人のプレイヤーは上の言葉を、人狼役は下の言葉を言わなければなりません。そして議論ののち、みんなで人狼役と思うプレイヤーを指差します。
カードに書かれたふたつの言葉は、字面は違うのに言葉として発すると絶妙に似たものとなっています。例えば、合言葉「ゴールデンウィーク」に対して人狼役の言葉は「ご機嫌でウィンク」。まったく違うように思えますが、これが意外と分からない。何人かが同時に「ゴールデンウィーク!」と言ったなかにひとりだけ「ご機嫌でウィンク!」が混じっていても、紛れてしまうのです。さらに、選択ルールとして人狼に協力して議論を混乱させる“裏切り者”や、自分は合言葉を言わず聞き役に徹する“長老”など、特殊な役割を加えることもできます。
1プレイが一瞬で終わるので、空いた時間に遊ぶのにも最適。誰でもすぐにルールが理解できて、言葉の絶妙なおかしさで盛り上がること必至のパーティーゲームです。
『言いまちがい人狼』(米光一成×Anaguma)、オススメの最初のお題は「ボクサー選手/奥さんにチュ」と「織田信長/ドアノブカバー」。その後は、あれこれ、長いのや、難しいのや、ヘンテコなのや、選んでやってください! #言いまちがい人狼 #ゲームマーケット2023春 pic.twitter.com/y3pJfMNg1i
— 米光一成:ゲーム作家 (@yonemitsu) May 12, 2023
【言い間違い人狼 概要】
メーカー:Anaguma
プレイ人数:4~10人
対象年齢:6歳~
プレイ時間:3分~
インサイダーゲーム
質問しながらお題を導き出すクイズゲーム。答えを知る“インサイダー”を見つけ出せ!
マスターが知るお題を、プレイヤーが質問をしながら解き明かしていくクイズ形式のゲームです。プレイヤーは制限時間5分のあいだに「はい」「いいえ」で答えられる質問をマスターにして、正解を導いていきます。
ノーヒントの状態から正解にたどり着くのは難しいようにも思いますが、実はプレイヤーのなかにひとり、答えを知っている“インサイダー”が混じっています。この“インサイダー”が人狼に相当するのですが、役割としてはプレイヤーを正解に導くポジションになるのが従来の“人狼系”とはまったく違うところ。
勝敗の判定は、まず正解を導き出せなかった場合は全員が敗北。そして、正解した場合は最後にマスターを含むプレイヤー全員が“インサイダー”と思う人を指定し、“インサイダー”が最多得票を得ていたら“インサイダー”以外が勝利、違うプレイヤーが最多得票なら“インサイダー”ひとりが単独で勝利します。
“インサイダー”は正解に誘導するような質問をしつつ、他のプレイヤーには自分が“インサイダー”であることを悟られないようにしなければなりません。正解は何か、どんな質問が良いかを考えつつ、誰が“インサイダー”なのかという腹の探り合いが同時に進行し、プレイ中は独特の緊張感が味わえることでしょう。新役職や新要素が追加された続編『インサイダーゲーム ブラック』も発売されています。
【本日のオススメ】
オインクゲームズ!
☆インサイダーゲーム☆
答えを導き出す質問フェイズ、誰がインサイダーかを探すトークフェイズと2部制で楽しめる!
インサイダーの攻め時本当難しい…
↓ご購入はコチラ↓https://t.co/mBj7vrjuVG#ボドゲ #ボードゲーム pic.twitter.com/Fwhy2IcfIm— ホビステオンラインストア ボドゲ部 (@HBST_BoardGame) September 12, 2018
【インサイダーゲーム 概要】
メーカー:オインクゲームズ
プレイ人数:4~8人
対象年齢:9歳~
プレイ時間:約15分
エセ芸術家ニューヨークへ行く
みんなで一筆ずつ書いてイラストを完成させよう!でもおかしな線を書いている人がひとり!?
プレイヤーが協力して、出題者が出したお題のイラストをみんなで書くゲーム。ただしプレイヤーは一筆書きの要領で一本の線を書くことしかできません。
さらに、プレイヤーのなかにひとりだけお題を知らない“エセ芸術家”が混じっています。“エセ芸術家”は、あてずっぽうでお題を予測し、知ったふりをして線を書き加えるのです。こうして全員が2回ずつ書いたあとで、誰が“エセ芸術家”だと思うか投票。ここで“エセ芸術家”が最多得票になると“エセ芸術家”の負け、そうでなければ“エセ芸術家”とお題を出題した人の勝ちになります。
しかし、“エセ芸術家”がバレてしまっても最後に逆転のチャンスがあります。書き上がった絵を見て、お題が何だったかを当てることができれば、“エセ芸術家”の単独勝利となるのです。つまり、出題者を含めた他のプレイヤーは分かりやい絵を書いてしまうと“エセ芸術家”に大きなヒントを与えてしまいます。一方で、何か判別しにくい絵を書くと、“エセ芸術家”側も適当な線でごまかして潜伏しやすくなるのです。このあたりのジレンマのさじ加減がちょうどよく、誰でも楽しめるゲームです。
なお、本作はデジタル版『レッツプレイオインクゲームズ』にも収録されています(※iOS/Android版はDLCとして別売り)。
【再入荷】オインクゲームズ様より『エセ芸術家ニューヨークへ行く』(5~10人/20分)が再入荷いたしました!お題に合った絵を描く中で1人紛れ込んでいる「お題が判らず当てずっぽうで絵を描く人」を探し当てるお絵かきゲームです。 pic.twitter.com/1yD2ZzENwg
— イエローサブマリン秋葉原RPGショップ (@YS_RPGSHOP) December 10, 2017
【エセ芸術家ニューヨークへ行く 概要】
メーカー:オインクゲームズ
プレイ人数:5~10人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:~20分
クエスト:永遠の王の物語
邪悪な者どもをあぶりだせ!クエスト遂行をめぐる光対闇の対決
プレイヤーは円卓の騎士たちとなり、選抜したメンバーでクエストにおもむきます。騎士たちは正義の陣営であるアーサー側と、邪悪な陣営のモードレッド側に分かれており、正義側はクエストの成功を、邪悪側は失敗させることが目的です。プレイヤー同士は、基本的に誰がどの陣営に属しているか知りません。
クエストのメンバーは手番プレイヤーが選びます。参加者は「成功」「失敗」のカードを出し、全員が「成功」でなければクエストは失敗に。したがって、邪悪な陣営をクエスト遂行のメンバーに選んでしまうと、失敗させられてしまうことがあるわけです。クエストは全5回で、このうち3回成功させれば正義側の完全勝利。3回失敗した場合はその後に投票を行い、正義陣営が邪悪陣営に所属している者を全員指定したうえで、さらに味方(正義陣営の者)が誰も投票されていない状況であれば、この場合も勝利となります。邪悪陣営はクエストを3回失敗させたうえで、最後にひとりでも投票を逃れることができれば勝ちです。
邪悪側としては、まず5回中3回ほどクエストを失敗させなければなりませんが、あからさまな行動をすると立場が露呈してしまいます。一方で、正義側は最後に味方を敵と誤認してしまうと負けになってしまうため、誰が正義側に属しているか正しく把握しておく必要があります。プレイヤーの役職によってはあらかじめ陣営の仲間が分かる能力があったり、陣営を問われた際に嘘をついていい者がいます。対応人数は4~10人。プレイヤー数次第でさまざまな役職の組み合わせができるため、プレイの幅が非常に広く、何度でもプレイできます。プレイ時間も30分程度のため、本格的なプレイ感を持つ招待隠匿系のゲームを手軽に楽しむことができるタイトルです。
なお、『クエスト:永遠の王の物語』は、名作として知られる『レジスタンス:アヴァロン』の新版となっています。旧作にさまざまな改良を加え、さらにプレイしやすくしたものが本作です。
アヴァロンの正統続作「クエスト」やってる🎵アヴァロンでは無駄に長かった部分がオミットされ、さらに刺激的な要素がデフォで入り、スピーディな仕様に✨なんてスマートな改変!
ただ、役職のカミングアウトは禁止にした方がいいかも。護符と同じ構図になるし。。 pic.twitter.com/YhPfx1XfRD— ほらボド! (@horabodo) February 11, 2024
【クエスト:永遠の王の物語 概要】
メーカー:ホビージャパン
プレイ人数:4~10人
対象年齢:14歳~
プレイ時間:約30分
シャドウレイダース
3陣営が入り乱れての大激戦!チームごと、プレイヤーごとに勝利条件が違うシークレットバトル
4~8人でプレイできる招待隠匿系。プレイヤーは「シャドウ」「レイダー」「シチズン」の3チームに分かれ、それぞれのチームごとに条件が設定された勝利を目指します。基本的には敵対しあう「シャドウ」と「レイダー」は対抗勢力の排除で勝利。中立の「シチズン」は一風変わった固有の勝利条件を持ちます。
プレイヤーが担当するキャラクターは、ひとりひとりに所属陣営と特殊能力が設定されています。それぞれ固有のHPを持ち、ダメージを受けてこれがゼロになると死亡してリタイアとなるのですが、プレイヤーが担当するキャラクターの情報は最初は伏せられているため、HPの最大数と現在値がいくつなのか分かりません。間違って味方を攻撃し、倒してしまうということもあるわけです。
また、それぞれのキャラクターの特殊能力についても、さまざまなものがあり、自分の正体を明かすことで一度だけ使用できます。このため、それまでの展開やHPの現在値などの状況次第でキャラクターを公開し、特殊能力を使うタイミングが重要となってくるのです。キャラクターによっては固有の勝利条件を保有する者がおり、これを満たすことで陣営ではなく自分ひとりだけの勝利となる場合も……。
陣営、キャラクター、プレイヤーごとに行動の理念が違うので、プレイするたびに展開が変わるリプレイ性の高いゲームです。拡張セットである『女王陛下の飛行船』を加えると、新規キャラクターが20体追加され、さらに対応プレイヤー数が最大10人になります。プレイヤーが多いほど混沌とした状況になり、読み合いが錯綜して非常に楽しくなるので、特に多人数でのプレイがおすすめです。
【新入荷】
グループSNE様の「シャドウレイダーズ」が入荷しました。
正体隠匿サバイバルゲームで、プレイヤーは、「シャドウ」、「レイダー」、「シチズン」のいずれかの勢力に属し、敵対陣営の全滅か独自の勝利条件を目指します。
固有の特殊能力やアイテムカードなどで毎回違った展開が楽しめます。 pic.twitter.com/taORburzRv— ボードウォーク/i-OGM (@boardwalkOK) May 11, 2018
【シャドウレイダーズ 概要】
メーカー:グループSNE
プレイ人数:4~8人
対象年齢:13歳~
プレイ時間:60分~
タイムボム
間違った導線を切ると即ドカン!読みと直感が試される警察VS爆弾魔の対決
プレイヤーは時空警察とボマー団に分かれ、警察は仕掛けられた爆弾の解除を、ボマー団は解除の妨害と爆弾の爆発を目指します。
全4ラウンド。各ラウンドの開始時、プレイヤーは導線カードを受け取ります。導線カードは、爆発、解除、そして「しーん(効果なし)」の3種類があります。プレイヤーは始める前に自分の陣営と受け取ったカードの構成をみんなに報告するのですが、このとき嘘をついても構いません。
そして、手番プレイヤーはニッパーを受け取り、先ほどの報告を参考にして誰かのカードを一枚めくります。そして、めくったカードのプレイヤーにニッパーを渡して手番プレイヤーが移り、これをプレイヤー人数分繰り返していくのです。途中で誰かが「爆発」をめくってしまうと、即ボマー団側の勝利。すべての解除カードをめくることができれば時空警察の勝利。4ラウンド経過して解除カードがすべてめくられていない場合は時間切れでボマー団の勝ちです。
プレイ中の会話は自由なので、警察なら味方(と思われるプレイヤー)の言うことを信じてカードをめくりにいったり、自分が爆弾を持っているなら別のプレイヤーに差し向けたり。ボマー団ならこの逆のプレイになり、爆弾があるなら誘引し、解除があるなら自分のカードをめくらせないように「爆弾がある」と言って遠ざける。このように自分の陣営に有利になるよう、会話で展開をコントロールしていくのです。
対応人数も2~8人までと広く、簡単なルールながらも“正体隠匿系”ゲームの醍醐味を存分に味わえる作品です。
何ヶ国で発売されてるんだ?で、お馴染みのタイムボムのアークライト版。人狼が苦手な人にこそ遊んで欲しいライトな正体隠匿系。最短1分で終わりますからね。オープニングやらエンディングやらキャラクター全員違うとか326さん細かく良い仕事し過ぎだろ…。 pic.twitter.com/xmtwC499Wj
— 阿曽山大噴火 (@asozan_daifunka) November 24, 2017
【タイムボム 概要】
メーカー:アークライト
プレイ人数:2~8人
対象年齢:10歳~
プレイ時間:~30分
チーズは誰が食べた?
チーズを盗んだドロボーは誰?頼みの綱は、ねぼすけネズミたちの証言のみ……。
シンプルでありつつ“人狼系”の楽しさがギュッと詰まったタイトル。プレイヤーは、ねぼすけネズミ、もしくはチーズドロボーとなり、カップとダイスを受け取ります。そして、中央にチーズを置きます。
全員ダイスをカップに入れて振り、自分だけ数字を確認。そして、1~6ターンのうち出た数字の時のみ起きて目を開けて周囲を見ます。目覚めたねぼすけネズミがひとりだけなら、他人のカップのダイスの目をひとつだけ確認できます(ふたり以上のときは何もなし)。ひとりだけいるチーズドロボーは、ダイスで出た目の時間にチーズを盗んでどこかに隠します。このとき同時に目覚めたねぼすけがいたら、子分(共犯)となってドロボーの味方になります。
ダイスの目に対応した全6ターンが終わったら、全員で議論。それぞれのプレイヤーが持つ情報をもとに話し合いをして、いつまでチーズがあったか、どこでなくなったか、意見の食い違いはないか、そして怪しいのは誰かを推理します。最後に各人がドロボーと思うプレイヤーを指名し、ドロボーが最多得票ならねぼすけ側が勝利、そうでなければドロボー側が勝利です。
かなり要素をそぎ落として簡素化しながらも、しっかり“人狼系”の楽しさが感じられる良作。プレイ時間も短く、何度も続けてやりたくなるゲームです。
チーズは誰が食べた?
古典的のようで革新的に新しさもある数ある人狼系ゲームの中で現時点で一番手(個人的)。笑える展開からガチ推理まで、人狼系ゲームの良さがうまく詰まっている良作。日本語版のための新しくなったアートワーク込みでこれがイチバンオススメ!
#ジェリージェリーゲームズ pic.twitter.com/SGyqRIQMlz— 太陽皇子。 (@taiyo_prince) November 5, 2023
【チーズは誰が食べた? 概要】
メーカー:JELLY JELLY GAMES
プレイ人数:4~8人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:~30分
ワードウルフ
みんなでお題について楽しくトーク。あれれぇ~おかしいぞ。ひとりだけ的外れなことを言ってるぞ!?
出されたお題について制限時間内で話し合うトークゲームです。プレイヤーは市民とワードウルフに分かれ、市民側は違うお題を提示されている少数派のワードウルフが誰かを当てます。
トークタイムが終わったら、その内容からウルフが誰かを予想し、最後に指差しして指定。最多票がワードウルフなら市民側の勝ち、最多票が市民ならウルフの勝ちです。ウルフは正体を見破られても最後にチャンスがあり、トークテーマを当てることができれば逆転勝ちできます。
みんなでトークをしているなかで、微妙にズレた話をしている人が混じるのがオモシロなポイント。市民は最後にお題を当てられてしまうと負けになるので、ぼかした話をしつつ誰が味方かを探します。ワードウルフは少数派であることを悟られないようにしながらも、うまく会話を誘導して正しいお題の情報を引き出していきます。シンプルなルールながらも、会話の駆け引きと腹の探り合いが存分に楽しめるでしょう。
会話の自由度が高く、楽しくおしゃべりする時間を過ごせるのが良いところ。2~8人でプレイ可能と対応人数も広く、ゲーム会の最初にプレイして場の空気を温めることができるパーティーゲームです。
【新商品情報】
「ワードウルフ」入荷しました!とあるテーマについて設定されたワードについて議論し、誰がワードウルフ(少数派のワード)かを当てる正体隠匿ゲーム!自分がワードウルフであると気付いたら、嘘をついて他プレイヤーにバレないように演技しても構いません!! #ボドステ大宮 pic.twitter.com/Senpd4Q3hI— ボードゲームステーション大宮店@アルバイト募集中 (@BGST_omiya) June 2, 2020
【ワードウルフ 概要】
メーカー:幻冬舍
プレイ人数:2~8人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:約5~10分
いかがだったでしょうか。“人狼系”や“正体隠匿系”はボードゲーム界においてジャンルとして確立されており、名作、傑作がいくつもリリースされています。
全体的な特徴として、ルールがシンプルでプレイ時間が短く、さらにプレイ可能な人数が多いということがあります。このため、大きめのゲーム会や、たくさんの人数の友達が集まった場でのパーティーゲームとして重宝します。会話や議論をするゲームが多いので、プレイすると自然とコミュニケーションが取れるのも大きな利点。初対面の人たちの組み合わせとなったとき、皆の距離を近付けるのにも適しているでしょう。
ゲームとしての勝ち負けはありますが、ルールを厳守したり、勝敗にこだわってプレイしたりするより、多少ゆるく、みんなで楽しい時間を過ごすためのツールとして用いるのが良いと思います。他のタイプのゲームでは味わえない独特のプレイ感とドキドキがあるので、未体験の人は、ぜひ“人狼系”“正体隠匿系”のゲームを楽しんでみてください。