2月3日は節分です。
節分と言えば豆まきですよね。節分の夜は鬼が出やすいので、鬼を豆で追い払って福を招き入れようという中国から伝わった風習です。元々は弓矢で追い払っていたようですが、室町時代くらいに煎り大豆で追い払うのが庶民に広まって定着したと言われています。
BROADでは過去に節分向きでもある鬼のボードゲームを紹介しています。節分に鬼をやっつけるボードゲームなんかピッタリですよね。
今回は節分なので豆をテーマにしたボードゲームを9タイトル紹介します。これを遊ぶことで鬼を追い払えれば、もう豆まきしなくてもいいでしょ。床の上に散らばった豆を拾ったりする手間も省けますよ。
ボーナンザ
〈ボーナンザ/3〜5人/10歳〜/45分〉
豆を集めて栽培し、収穫してお金を稼ぐ交渉カードゲーム。
8種類の豆を他人と交渉して、入手した豆を自分の畑に植えてお金に換えていくというゲームです。配られたカードの順番を変えられず、左からカードを出していくというルールが最大の特徴。いずれ不要なカードを出さざるを得なくなるのがポイントで、それを避けるために他人に豆をあげたりしてWin-Winの交渉をするのが楽しいゲームです。カードだけなのに凄く充実感のある名実ともに豆ゲームの王様ですね。
マメィ
〈マメィ/2〜4人/10歳〜/30〜45分〉
豆畑を掘って豆を獲得し、売却してお金を稼ぐセットコレクションゲーム。
裏向きで置かれたカードをこっそり見て、欲しくないカードであれば隣の裏向きのカードを見て…というウィンストンドラフトを味わえるゲームです。3回までなら欲しいカードがめくれるまで挑戦出来ますが、次の人が得をするというジレンマが楽しいのです。作者の矢沢賢太郎さんは他にも『エダマメ』『豆と共にあれ』や豆が燃料のロケットを飛ばす『プロジェクトユニバース』など豆をテーマにした作品が多め。
マメであれ
〈マメであれ/2〜5人/6歳〜/10〜15分〉
豆1〜6粒までの6枚セットを集めるセットコレクションゲーム。
神経衰弱の要領でカードを4枚めくったら、自分の前にカードを並べます。そして、他人に5のカードを渡して2と3のカードを貰うなど、豆粒と同じ数であれば他人のカードと交換が可能です。これを繰り返して1〜6粒のセットを集めると得点獲得で、最終的に得点を競います。他人から豆を盗むドロボーカードがあったりして直接攻撃も多く、一見子供向けですが大人が楽しめるように作られているHABAの作品です。カードは裏も表も豆ばかり!
マメじゃないよ
〈マメじゃないよ/3〜6人/10歳〜/45分〉
豆を集めて得点を競うカードゲーム。
スタートプレイヤーが数字などが書かれた豆カードを出したら、それを見て全員が同時に豆カードを出します。スタートプレーヤーは欲しいカードを選び、選ばれた人は欲しいカードを選び、選ばれた人は欲しいカードを…というのを繰り返して獲得した豆カードの合計得点を競います。ゲームの最初に配られたカードは全て他人のものというのがユニークですね。豆ゲームと言われて思い浮かべるのが『ボーナンザ』か『マメじゃないよ』という人も多いはず。絶版で入手困難ですが、『フードトラック』などタイトルとテーマを変えて何度もリメイクされている名作です。
マメじゃないよ。大好きなアミーゴ小箱! 「選択肢が欲しくば他者に選択されるようなカードを出せ」というエグいシステムと見せかけて、「選択されたくないからあえてゴミみたいなカードを出す」機会が多いひねくれ者! 出すカードよりも選ぶカードに性格の悪さが出るよな。性格悪いので圧勝しました✌️ pic.twitter.com/s75NFC7iXN
— ぬん (@be_catchy) October 18, 2022
まめとり
〈まめとり/2〜5人/6歳〜/10分〉
宣言通りに小袋から豆を取り出すパーティーゲーム。
数字が書かれたカードをめくったら、豆が入った小袋に手を入れて豆を取り出します。数字通りピッタリなら得点獲得。数字が大きい方が高得点になっていますが、小袋に手を入れられるのは3秒だけなので簡単には成功出来ません。しかも豆2個扱いの黒豆が入ってるのも計算を狂わせます。シンプルなから誰でも盛り上がるゲームですね。ちなみに本物の豆が使われています。
まめとり
3秒以内に袋の中から、自分の宣言した豆の数をぴったり出すゲーム。
小豆は1つ分だが、黒豆は2つ分となるため、黒豆が嫌いになるが好きにもなる、そんなゲーム。
短時間の雑に遊べるゲームとしては完成度は最高峰に近いと思う。この加減は好き。 pic.twitter.com/PcRr7xlee9— たまご@2/12 沖縄ボドゲじょーとー市スタッフ (@tamagoeggbg) April 30, 2022
マナー豆
〈マナー豆/1人〜〉
豆を箸でつかむアクションゲーム。
顔が描かれたツルツルした豆を箸でつかむゲーム集です。遊べば遊ぶほど正しい箸の持ち方が身につくはず。2人以上で遊ぶ場合は箸は使わず、豆8個をお椀の中に投げ入れて顔が上を向いている豆の個数を競います。人気シリーズで、きかんしゃトーマス、ドラえもん、すみっコぐらし、ポケモンなどなど様々なバージョンが存在します。
バランスビーンズ
〈バランスビーンズ/1人/5歳〜〉
シーソーが平行になるようにビーンズを配置するクイズゲーム。
カードに書かれた位置にビーンズを置いて、今回使用するビーンズを選んだらゲームスタート。使用するビーンズをシーソーの好きな所に置いて、バランスが取れて平行になれば正解です。問題は40問もあります。
バランスビーンズ “基礎算数&英語” pic.twitter.com/SYaT7d5lKG
— ごう (@hamano_zyaian) May 24, 2018
コーヒーロースター
〈コーヒーロースター/1人/12歳〜/30分〉
コーヒー豆を焙煎して、美味しいコーヒーを淹れる1人専用バッグビルドゲーム。
袋の中に指定されたコーヒー豆チップを入れたら、袋からコーヒー豆チップを取り出してちょっと濃い色のコーヒー豆チップに替え、またチップを取り出しては濃い色に替え…と焙煎を擬似体験出来るゲームです。コーヒー豆は目的と難易度の違う22種類があって、カップテストで目的の数値に近いコーヒーを淹れれば勝利となります。
コーヒートレーダーズ
〈コーヒートレーダーズ/2〜5人/12歳〜/120~150分〉
農園や設備を発展させてコーヒー豆を買い付けして、コーヒー豆を市場やカフェなどに卸していくエリアマジョリティーゲーム。
メインボードが異様な大きさで個人ボードもそれなりにデカいのでコンポーネントに驚かされます。大きいテーブルがないと遊べません。そしてどの農園に投資するか、どの農園から豆を買い付けるか、どんな設備を建設するかなど様々なジレンマに悩まされる重量級ボードゲームです。様々な得点方法があって、長時間掛かるのに繰り返し遊びたくなるのは見事です。コーヒー豆が好きならプレイして欲しいですが、説明書が難解なのがね…。
節分に豆ゲームを遊んでみたくなりましたか?これからの節分は豆まきよりも豆ゲームだ!