前々から話題になっていた映画「シン・ウルトラマン」が2022年5月13日、遂に公開されました。50年以上も前に放送されていた「ウルトラマン」を現代に置き換えた内容で、脚本が庵野秀明で監督は樋口真嗣という映画「シン・ゴジラ」を彷彿とする組み合わせ。特撮映画ファンならずとも気になる作品ではないでしょうか。
映画公開から3日間で興行収入が9.9億円を突破し、2022年の邦画実写No.1というスタートを切ったそうです。それだけ多くの人が待ち望んでたんですね。
さて、ウルトラマンに欠かせない存在と言えば怪獣。今回の映画の中では禍威獣と表記されてましたが。ウルトラマンしかいなくて敵役がいなかったらドラマは全然盛り上がりませんからね。という訳で、暴れて大活躍する怪獣が主人公のボードゲームを13タイトル紹介します。ヒーロー気分で倒すも良し、怪獣気分で破壊するも良し!
ボルカルス
怪獣プレイヤー1人と人間チームによる対戦&協力ゲームです。
首都東京で大暴れするのがタイトルになっているボルカルス。富士の火口から突如現れ、全身から溶岩を噴出して成長を続けながら進路を焼け焦がしてしまう正体不明の怪獣なのです。ボルカルスはランドマークを破壊する事で勝利に近付き、人間チームは消防隊や自衛隊を動かして市民や街を守る事で勝利が近付きます。
アークライトのプロジェクトkaiju on the Earthシリーズの第1弾。
レヴィアス
怪獣プレイヤー1人と人間チームによる対戦&協力ゲームです。
沖縄を襲う謎の巨大海竜がレヴィアス。海中に身を隠し、沿岸の軍事基地を水没させよう遠距離から大津波を発生させてくるのです。レヴィアスは自分の位置を悟られないよう潜伏しつつ、艦艇の捕食でエネルギーをためて津波で陸地を攻撃するのが目的。人間側は海上自衛隊の艦艇に指示を出してレヴィアスを捕獲するのが目的。人の知性は神秘の海竜を超える事が出来るのでしょうか?
Kaiju on the Earthシリーズ第2弾です。
ユグドラサス
国家元首となり怪獣災害終息後の覇権を狙って競い合うウォーゲームです。
地球全土に張り巡らせた地下茎ネットワークを通じて増殖し、驚くべき繁殖力で全世界を埋め尽くして人類を襲い、文明を破壊する超巨大ネットワーク植物怪獣がユグドラサス。プレイヤーは自国の軍隊を派遣してミッションを解決し、集めた資源を使って施設建設や軍事力拡大を行い、怪獣への攻撃や難民の受け入れを行うことで得点を稼ぎます。
Kaiju on the Earthシリーズ第3弾。クラウドファンディングではボードゲームの国内支援額最高額を記録し、プレイ時間は1日掛かりで、ユグドラサス型のダイスタワーが入ってて、何もかもスケールがデカイ!
キング・オブ・トーキョー
突然変異した巨大怪獣や巨大ロボットがトーキョーを舞台に大暴れする怪獣大戦争のダイスゲームです。
サイコロを振って相手にダメージを与えたり、エネルギーを貯めて進化したり、とにかく大騒ぎの死闘が繰り広げられます。ドンドン敵を倒し、最後の一体になった者が勝者。キングオブトーキョーなのです。キャラクターもサイコロも無駄に大きいのが楽しさを倍増させてます。
ランペイジ:怪獣征服
プレイヤーは怪獣になってミープルタウンを破壊するのが目的のアクションゲームです。
なんと、怪獣を指ではじいて移動させたり、車のコマをはじいて放り投げたり、怪獣コマの位置から「ふぅ〜」っと息を吹きつけて建物を壊したり、ミニチュアのような街の中で怪獣になり切って物理的に破壊する相当おバカなボードゲームなのです。綺麗に並べた街並みが、どんどんゲームが進むたびに街が破壊されるので最終的にはめっちゃくちゃになります。セットアップと片付けが大変。
ランペイジ:怪獣征服、
というボードゲームを遊んだけど、完全な物理的ゲームで戦略ゲームには無い面白さだった。とにかく建物を壊し、相手の怪獣を倒し、人間トークンを食べる。あと、持ち運び、準備、片付けが大変。 pic.twitter.com/KPdVVxn6RA— だいすけ (@Daisuke943) February 28, 2016
おじゃまっシー
湖で繰り広げられる怪獣達の場所取りゲームです。
自分の番が来たら、頭か尻尾を延ばすように怪獣のパーツをボードに置いていき、置けなくなったら脱落。単純なルールなんだけど、おじゃまっシーは色ごとにパーツの長さや高さが全て違うんです。可愛い見た目に反してガチガチのアブストラクトゲームで、気軽に遊べるけど色ごとに考え所が違うという非対称ゲームなのです。
大怪獣ヴェナタスVS強欲な異能建築家
不動産王になり、怪獣が出現した東京を舞台に超能力で怪獣を動かして他の建築会社を出し抜き、利益を上げるのが目的のボードゲームです。
身長が150mもある事以外はその生態は謎に包まれているのがヴェナタス。東京の街を練り歩く事で地価が下がり、ビルを踏み潰す恐ろしい怪獣です。本来ならいち早く避難しなきゃならない状況なのに、ビルを建てて、ヴェナタスを超能力で動かし、地価を変動させて儲けるというとんでもない設定の世界観。
「大怪獣ヴェナタスVS強欲な異能建築家」
これは凄い面白い、大当たり。
プレイヤーは建築家としてビルを建て、地価を上げ、売って儲ける。
しかし怪獣が地価を下げたりビルを破壊したりするぞ。
怪獣の動きがままならないのが良い。 pic.twitter.com/FtBNYxXqXR— 眠利亭不覚 (@HAL8811Mk2) May 8, 2016
大怪獣コトバモドス
ひらがな1文字が書かれたタイル9枚を使って3文字の言葉を3つ作ったらバラバラにして全員隣の人に渡し、隣から渡された9枚のタイルをいち早く3つの言葉に戻すのが目的のワードゲームです。
言葉を戻すのでコトバモドス。言葉を作る時に他の人に見られないように衝立があって、その衝立にいろんな怪獣が描いてはあるんだけどゲーム内容は怪獣が全く関係ありません。タイトルには大怪獣って入ってるんですけどねぇ。
怪獣の雄叫び
他の怪獣を倒して生き残るのが目的のアクションダイスゲームです。
全員3個のサイコロを振って、自分のボードの対応する所にサイコロを配置します。何回でもサイコロは振り直しOKで、同じ出目が3つ揃ったら決められた雄叫びを上げて他人にダメージマーカーをプレゼント。ダメージマーカーが4つ貯まったら脱落です。これだけ。超バカゲーですね。
怪獣の雄叫び
お馴染みのコレwこのボードゲームはスポーツだ!つまりボードゲーマーはアスリートだ(違
インスト1分、プレイ時間1分の最速アクションゲーム♪このゲームには面白しさしかないねwプレイを通じて生まれる連帯感というか連帯感は、ボードゲームってイイなって思うこと間違いなし! pic.twitter.com/XmsliPKrT1— 太陽皇子。 (@taiyo_prince) July 16, 2017
デットジラ
プレイヤーはヒーローとなって、借金をしながらヒーローを強化し、2体の怪獣を倒す協力ゲームです。
毎ラウンド市民を襲いその財産を奪って経済を破壊するのがヴィラン。そして、借金をすればするだけ強くなる負債怪獣がデットジラ。全員カードデッキを持って、借金をして資金を増やしつつ、ローンを返済する事で恩恵を受けるデッキ構築ゲームです。借金を繰り返すとデットジラが強くなり、資金がないとヴィランを倒せないという借金のジレンマが体感できるシンガポール発の経済ゲーム。
ゴジラ
怪獣プレイヤー1人と人間チームによる対戦&協力ゲームです。
太平洋から姿を現して小笠原諸島の大戸島を襲い、口から白熱の光を発して全てを破壊するのがゴジラ。ゴジラ側は東京の⼈々を襲いながら各地にある名所を破壊するのが目的で、人間側は被害を回避しながら避難経路を確保して避難者を周辺の県へ逃がすのが目的。
Kaiju on the Earth LEGENDSの第1弾で、このシリーズの中ではシンプルなゲーム性に仕上がっています。
ゴジラバトル〜怪獣カード対決〜
ゴジラ・メカゴジラ・モスラ・キングギドラのどれかを担当して相手を倒す2人専用対戦カードゲームです。
怪獣たちが何で死闘を繰り広げるのかと思ったら、まさかのジャンケン。山札から5枚カードを引いて、2人同時にカードを出してジャンケンのルールで勝った方がカードに書かれた数だけダメージを与えます。これでは普通のジャンケンになっちゃうんだけど、キャラクターごとに必殺技という特殊効果が使えるので一気に大ダメージを与えたりゲーム展開に変化をもたらします。
入荷情報】
簡単ルールで誰でも白熱!ジャンケンがベースの2人用対戦カードゲーム。「ゴジラバトル~怪獣カード対決~」(税込2,484円)が入荷しました!
人気怪獣たちの対決をかわいい描き下ろしカードで再現!
ぜひゲットしてみんなで遊んでみてくださいね♪#ゴジラ #ゴジスト pic.twitter.com/QUADlt209U— ゴジラ・ストアTokyo (@GodzillaS_Tokyo) June 1, 2019
怪獣王決定戦ゴジラ
ゴジラやキングギドラといった怪獣となり、兵器を取り合うカードゲームです。
勝利点となる兵器カードをめくり、全員順番で配られたカードを1枚出して、最も大きい数字を出した人が兵器カードを獲得するという流れ。名作「ハゲタカのえじき」に良く似たゲームとでも言いましょうか。ただし、兵器カードの半分くらいがマイナス点でそれも最大数のカードを出した人が獲得なので、小さい数字も残しとかなきゃいけないようです。これ、ゴジラである必要は全くないような気が……。
やっぱ、怪獣ゲームはいいですねぇ。中にはつまらなそうなのもあったけど怪獣を動かしたり倒したりするのはダイナミックな感じがして3割増しに面白くなるでしょ。「シン・ウルトラマン」のヒットで時代は怪獣ですよ。