月〜金曜日の朝8時からTBSテレビ系列で生放送のバラエティ番組「ラヴィット!」では、最新のテレビゲームや古典的な伝統ゲーム、オリジナルのリズムゲームなどが遊ばれています。市販のボードゲームや同人ゲームが紹介されることも多いので、ボードゲームファンとしては見逃せない番組なのです。
では、2025年7月第2週に取り上げられたボードゲームを紹介します。
7月7日 月曜日
オセロ

〈オセロ/2人/10分〉
ボード上にコマを置いて相手のコマを挟むことで自分のコマに変え、最終的なコマの数を競う2人専用アブストラクトゲーム。
白と黒に分かれて交互にコマをボード上に配置して、自分の色のコマで相手のコマを挟むことで自分の色に変えます。縦8×横8の64マスのボードが全て埋まった時に自分の色のコマが多い方が勝ちというルールです。
「オセロ」は茨城県出身の長谷川五郎が考案した日本生まれのボードゲームで、1973年に株式会社ツクダから販売されました。一方、良く似たルールの「リバーシ」はロンドンのルイス・ウォーターマンが考案して1888年にイギリスで発売されたボードゲームです。しかし1870年代にジョン・モレットがリバーシを考案したのは私だと争ったこともあり、2人が考案者として語られる事が多いですね。「リバーシ」は明治時代に日本に入ってきて「源平碁」や「レバルシー」という名前で発売されていて、長谷川五郎がリバーシの存在を知っててオセロのルールをまとめたのか偶然オセロを考案したのかは、ずーっと答えが分かっていない謎なのです。「オセロ」は商標という事もあって、商標登録されていない「リバーシ」と呼ぶのが一般的です。
番組では、縦7.2m×横7.2mの巨大なボードのジャイアントオセロを作成し、大きいコマを運びリアルタイムでボード上に置くというアクションゲームにルールを変えて遊んでいました。
7月8日 火曜日
トイレを汚したのは誰だ?

〈トイレを汚したのは誰だ?/5〜8人/8歳〜/30分〉
トイレを汚すチームと綺麗に使うチームに分かれ、自分のチームの勝利を目指す正体隠匿ゲーム。
全員に役割カードを配り、自分だけで確認して「トイレを汚す輩チーム」と「綺麗好きチーム」のどちらかの担当になります。トイレカードをテーブルから離れた場所に置いて、全員が目を閉じている間に「トイレを汚す輩チーム」は目を開けて仲間を確認したらゲームスタート。スタートプレイヤーがラウンドカードをめくり、書かれている人数だけトイレに行く人と行く順番を選びます。選ばれた人は、離れた場所に置いてあるトイレカードまで順番に移動して、「トイレを汚す輩チーム」ならカードを裏返して汚し、「綺麗好きチーム」なら綺麗か汚れているかを見るだけになります。選ばれた人がトイレを確認したら、トイレカードが綺麗か汚れているかを全員で確認します。これを繰り返して、先に3回汚したら「トイレを汚す輩チーム」の勝ち、先に3回綺麗なら「綺麗好きチーム」の勝ちです。
番組では、トイレを汚す代わりに電流が流れるビリビリイスのスイッチを入れるというルールに変更して「ビリビリイスのスイッチを押したのは誰だ?」という名前で遊んでいました。2024年6月から番組では繰り返し取り上げているゲームですが、浸透したということなのか最近は元ネタのゲームタイトルを言わなくなってきましたね。



