ゲームマーケット2020秋に行ってきた!

11月14日と15日にゲームマーケット2020秋が開催されました。3月の大阪と4月の2020春が中止だったので通常通りのゲムマとしては実に1年ぶりの開催です。

今回は午前と午後の2部制で、入場する時間もチケットごとに指定されていたので、俗に言う「密」を避けるような工夫がなされていました。前回の来場者が2万9000人だったのが今回は1万3000人に減っているので、盛り上がりという意味ではちょっと寂しい感じですかね。それくらい人を絞って分散したということでしょう。

 

私は14日に行ったので初日のレポートになります。

まずは会場内のマップを。左側が企業ブースで、右側が一般ブースです。これだけ見ると一般ブースがぎゅうぎゅう詰めの印象受けますよね?でも実際は例年よりも出展者はテーブルが広く使えて、隣のテーブルとの間も人が通れるくらい空いてました。今まではピッタリくっついてましたからね。あと急きょ出展をキャンセルした所も結構あったので、スペース的には余裕があったかなと。

ちなみに企業ブース側はもっと間が空いてて、人もそこまで多くはないのでスペース的に贅沢な感じ。優雅な気分になれましたね。一般ブースには試遊テーブルが1つも無かったんだけど、こっちは試遊卓がちょっとだけあったんですよ。ちゃんとアクリル板を置いたりアルコール除菌液を用意したりで。

 

あと目立ってたのは以前のゲムマにはなかった手洗い場。あの会場に設置可能なんですね。トイレ以外でも気軽に手が洗えるってのはいいアイデア!これって今後開催される他のイベントでも重宝されそうな予感だなぁ。

 

ここまでがコロナ対策。この先は気になったゲームやブースなどをサクサクと紹介します。

すごろくやの新作「赤い糸大作戦」。この展示に気合が見えますね。これは売れそうなゲームだ。購入すると抗菌マスクケースが貰えたようです。

U.I gamesの新作「スピルトミルク」。牛乳瓶から必要なタイルを取り出すアクションゲーム。牛乳瓶がホンモノのようですね。ってかデカい牛乳瓶と白黒の布が目立つ!

Enjoy Boardgame Clubの新作「鮨とジレンマ」。他人と注文が被らないようにして鮨をたくさん食べるバッティングゲーム。寿司テーマはなんか見入ってしまいますね。

ナナワリの新作「ライズオブザメトロ」。残念ながら販売は無くて、このサンプル1つだけが飾ってありました。スッキリとして美しい。

「くるりんパニックリターンズ」。あのくるりんパニックが6人でも遊べるようになってリメイクされました。今までは4人プレイだったから更に大騒ぎ!

scultur-atの新作「ONE  STORY」。木製の部屋タイル部屋を配置して入居者を呼び込むというゲーム。どんどん自分だけの間取りが出来上がる訳ですね。

スタジオムンディの新作「サンタキッズ」。ルールとかゲーム内容の前に箱を見て欲しい。箱がキラキラして凄い!クリスマス感ありますね。そしてツリーの展示もいいですね。

JUGAME STUDIOの新作「SAKURA  FRONT  CARDS」。カードを数字順に並べてパノラマの景色で展示してありました。いやぁ〜これは美しい…。

反社会人サークルの新作「ゲーミングスパイス」。ネットニュースで取り上げられてバズってましたね。80個くらい用意して15分程で完売だったそうです。そりゃあ売れちゃうでしょ、食べるボードゲームなんて。

オインクゲームズのブースにはボードゲームの自動販売機が設置されてました。世界初じゃないの?オインクの箱は同じ大きさだからこそ可能だったのかも知れませんね。みんな写真撮りまくり。

ノスゲムの新作「ルルディック」。限定10個で予約の段階で完売。ひとつだけサンプルとして飾ってありました。妖精の国のスポーツだそうです。可愛過ぎ。お値段はゲームマーケット史上最高額と思われる8万円!

ディライトワークスの新作「この天才科学者が首席になれないとでもいうんですか?」。今回のゲムマで最も長いタイトルかも知れませんね、25文字は。ディライトワークスとBakaFireが手を組んだボードゲームの第二弾!試遊卓があったけど時間が無くて断念。

やわらかファクトリーの新作「一合一会」。日本酒と料理を上手くマッチングさせるバッティングゲーム。予約しなくても買えるかなぁなんて思ってたら完売してました。ちょっと軽く見てたかも。最終的にはチラシも無くなったそうな。

S.T.E.L.L.A.Bの新作「バック・トゥ・ジ・アース」。サンプルが置いてあったので一投させて頂きました。ホントに磁石の力で惑星をクルッと回って地球に帰還しましたよ!これはちょっと感動。

ビバリーの新作「輪舞曲−RONDO−」。フジテレビの深夜に何度か放送された正体隠匿ゲームが遂に発売!偶然にもこの日の未明にも放送されてたんですよ。少人数の人狼って感じ。

ちょっとずつ違うの新作「指感覚」。カードは9種類で数字によってカードの厚さが違うという変態仕様。実物があったので触ってみました。1と9は厚みが全然違うから触れば分かるんだけど、3と4なんか全く区別付きませんね。0.02mmしか違いがないとのこと。

ITTENの新作「クラッシュオクトパス」。手前のウェットティッシュと比較すれば分かりますかね。これは宣伝用に作った馬鹿デカいクラッシュオクトパスです。これはぶつけて遊んでも良かったのかな。ちなみに「TOKYO HIGHWAY」のデカいのも展示されてました。

ハレヤマゲームズの新作「100万回死んだ猫」。手札を元にアドリブで猫の生き方を変えていくコミュニケーションゲーム。ブースにはイラストを担当した岩元辰郎さん直筆の色紙が飾ってありました。凄ぇ!

サムバディズペインの新作「ティシュール」です。今回のゲームマーケットで後々まで語り継がれそうな珍ゲーム。価格は2個で100円だったかな。ゲームって言うか普通のポケットテッシュですからね。ルールを安く販売したって感じでしょうか。ある意味伝説のアナログゲーム。

紙のアクションの新作「大都会マテンロウ」。すぐに売り切れたのか、これだけがテーブルの上に乗っかってたんですよ。検索しても情報が出てこないし。想像だけが膨らみますよね。この謎な感じがゲムマであり同人ゲームですよ。

Nakagawa Handsの新作「ワームス」。すぐに完売してました。3Dプリンターで製作してるのかな?同人でもこんなタイプのゲームも増えていくんでしょうね。見た目もいい感じで売り切れるのは納得。

東大みかん愛好会の新作「みかんウォーズ」「第一回みかんドラフト会議」。東大のサークルだそうで、とにかくみかん推し。ルールを尋ねたら途中からみかんの説明に変わってた程のみかん愛が強い人達でした。みかん好きなら楽しめるはず。

JELLY JELLY GAMESの新作「パクモグ」。食べる時の動きを見て何を食べているのかを当てるジェスチャーゲーム。実はHAHAがゲームマーケット2020春の新作として作ってたゲームなんですよね。JELLY JELLY GAMESがカードを大きく見やすくしてリメイク。

あとJELLY JELLY CAFEのブースには「ボードゲームビール」が飾ってありました。ビールのボードゲームじゃなくてボードゲームのビールです。残念ながら展示だけで販売は無し。気になる方はまだネット通販で買えるかも。

ホビージャパンの新作「ミクロマクロクライムシティ」。一言で説明するとボードゲーム版「ウォーリーを探せ」ですかね。細かなイラストがびっしり描かれた大きな地図が壁に貼ってあって、体験版の問題が遊べるようになってました。これいいわ〜。先日行われたシュピールデジタルで一般人が投票するスカウトアクションの1位に選出されたゲーム。これは気になる。

グループSNEの新作「即身仏になろう!」。未だにルールは読んでないんだけど、修行僧になって即身仏を目指すってゲームだけですでに面白そう。面白がっていいのか知らないけど。グループSNEゲームコンテスト2019の入選作なのでテーマで興味を惹かせるだけのゲームじゃなくて、システムもしっかりしてるはず。

ゲームじゃないんだけど何だコレ?と立ち止まってしまったのが「はねつきたいやきトレー」です。サイコロを振るときに使うダイストレーなんだろうけど、たいやきの形が浮き出ててデコボコしちゃってるんですよ。でも魅力的。

最後に紹介するのはジーピーが無料配布していた「エスケープルーム・ザ・ゲーム」「ツィクスト」「ザ・クルー」の3つ。エスケープルームはデモ版で、ツィクストはペンで書き込んで遊べる専用の用紙です。コレが無料とか太っ腹でしょ。そしてザ・クルーは追加シナリオ!販売中のザ・クルーはシナリオが50までだけど、その続きであるシナリオ3つが無料配布されてたんです。これは有料でも買うけどなぁ。

 

という訳で、コロナ禍で開催されたゲームマーケット2020秋のレポートはコレにて終了。中止になってるイベントも多いので賛否両論あるでしょうけど、個人的にはちょっと感動的でしたけどね。みんなの気遣いや努力によって実現してる感じがあって。

お客さんは最長で3時間しか滞在出来ないから全てゆっくり見れなかっただろうなぁとか、出展者はお客さんが少ないから例年より売れてないんじゃないかなぁとか、いろいろ思うところありましたけども。

とにかく開催する事に意味があったということでしょう。開場時間からラストまでのんびり出来て、試遊卓があるゲームマーケットが開催されることを祈って。