9月27日は、グーグル創立記念日です。
グーグルは、1998年9月27日にアメリカで設立されたIT企業です。いろんなサービスを提供したり様々な事業を展開している会社ですが、グーグルと言えば検索エンジン。グーグルの検索を一度も利用したことない人を探すのが難しいほど、現代社会に必要不可欠な存在になっています。
ちなみに社名は、検索エンジンの名前を「googol」にしようとして「google」と打ち間違えたのが由来と言われています。
ということで、インターネットの検索エンジンを駆使するちょっと変わったボードゲームを6タイトル紹介します。
検索探偵
〈検索探偵/1〜6人/12歳〜/15分〉
カードで指定された画像を探すパーティーゲーム。
全員がスマホを持ったらゲームスタート。修飾語カードと名前カードを1枚ずつめくって今回のお題を決定します。例えば「釣りをしている」+「猫」などがお題になります。全員でお題に沿った画像を探します。全員画像を見つけたら、画像をみんなに見せます。最もお題に合ってると思う人に投票して、票を集めた人の勝ちです。
ネットで探した画像の大喜利です。検索エンジンを使うゲームはワードゲームになりがちですが、画像にスポットを当てた珍しいタイプのゲームです。ゲームマーケット2018秋にテレフダが発表した同人ゲームです。
17576(イナゴナム)
〈17576(イナゴナム)/2〜4人/12歳〜/20分〉
3文字のアルファベットが何の意味かを当てるゲーム。
ジャンルカード8枚を並べたらゲームスタート。アルファベット1文字が書かれたカードを3枚めくって、好きな順番に並べます。その3文字のアルファベットがどんなジャンルの言葉なのかを予想してジャンルカードを取ります。全員がジャンルカードを取ったら、検索窓にアルファベット3文字を入れて検索します。ジャンルが当たった人の勝ちです。
アルファベット3文字の組み合わせが1万7576通りあるので、このタイトルになっているようです。適当に選んでもアルファベット3文字は何かしらの意味があるんですね。着眼点が面白い! ゲームマーケット2022春にドサンコゲームスが発表したデビュー作です。
サーチスパイダー
〈サーチスパイダー/3〜8人/20分〉
指定されたワードに、加えて検索したらヒット数が多い単語を予想するゲーム。
カード4枚をめくって、今回検索するワード、そのワードと一緒に検索する単語の文字数を決定します。条件に合う単語を自分のホワイトボードに全員記入して、全員発表します。発表した単語の中で最も検索のヒット数が多いと思う単語を予想します。検索窓にお題のワードと記入した単語を入れて検索し、1つずつヒット数を確認します。最もヒット数が多い単語を書いた人とそれを予想した人がポイント獲得です。これを4ラウンド繰り返して、最もポイントが高い人の勝ちです。
お題のワードは2つの単語を合わせて作るので、それだけでヒット数がどれだけあるのかと想像が膨らみます。その2つに何という単語を加えたらいいのか?…これを考えるのが楽しく、他の人の答えを見るのも楽しく、検索して答えを知るのも楽しいんです。一度で3回楽しい。ゲームマーケット2019春で82BGが発表した同人ゲームです。
サジェッション!
〈サジェッション!/3〜6人/10歳〜/20分〉
指定のワードと一緒に検索されている言葉の順位を当てるオークションゲーム。
全員に同額のコインを配り、3枚のホワイトボードを配ったらゲームスタート。カードをめくって今回のお題となるワードを決定します。お題のワードと一緒に検索されている言葉を予想して、3枚のホワイトボードに記入します。全員が記入したら、最も高い値付けをした人にホワイトボードを渡すオークションを行います。ホワイトボードのオークションが終わったら、検索窓にお題のワードを入れます。するとサジェスト機能でお題のワードと一緒に検索されている言葉が表示されます。上位5つまでに入っていれば順位に応じてコイン獲得です。これを10回繰り返して、コインが多い人の勝ちです。
検索エンジンを利用するだけではなく、サジェスト機能を使ったボードゲーム。第2検索ワードという呼ばれ方もしますが、お題と共に検索されている人気の言葉を予想するゲームです。予想するだけで面白いのでゲームとして成立するのに、単語を書いたホワイトボードを他の人に競りで受け渡してコインを稼ぐというひねりのあるゲームになっています。ただのパーティーゲームにはしないという意気込みを感じますね。
ネームイズバリュー
〈ネームイズバリュー/3〜5人/10歳〜/20分〉
苗字ランキングの順位で落札をするオークションゲーム。
全員に紙とペンを配り、ひらがなと数字が記載されたカードを5枚並べたらゲームスタート。カードに書かれたひらがなで始まる苗字を紙に記載します。全員書いたら、苗字ランキングサイトで全国何位の苗字なのかを検索して確認します。順位が金額となり、最も高い金額だった人から欲しいカードを獲得します。ただし、並べたカードに書かれた数字下4ケタがバースト値になるので、その数を超えた場合はバーストになります。これを5回繰り返して獲得したカードで苗字を作り、全国何位かによって得点が入ります。獲得したカードも得点に加え、点数の高い人の勝ちです。
苗字にスポットを当てたオークションゲームです。厳密にはグーグルの検索エンジンは使いませんが、苗字のランキングサイトで全国何位の苗字なのかを検索するゲームになります。「その苗字ってランキング上位なんだ」「地元にいっぱいいる苗字なんだよ」「こんな苗字あるかな?」と日本人であれば誰でも楽しめる隠れた名作です。ゲームマーケット2022春に四等星が発表した同人ゲームです。
密林サーチ
〈密林サーチ/2〜5人/12歳〜/15分〉
条件に合う商品のAmazonでの価格を競うゲーム。
全員にホワイトボードとペンを配ったらゲームスタート。お題カードをめくって、テーマと頭文字を決定します。テーマは「リビングにあるもの」「赤いもの」などです。思い付いた物をホワイトボードに書きます。全員書いたら発表し、ショッピングサイトのAmazonの検索窓に記入した物を入れます。一番上に表示された物の金額が一番高い人の勝ちです。
このゲームも検索エンジンは使いませんが、Amazonで商品の検索をして値段を調べるゲームになります。かなりシンプルなゲームですが、どんなお題であっても価格が高ければ勝ちという分かりやすさが遊びやすいですね。ゲームマーケット2020秋に柿の種商会が発表した同人ゲームです。
中にはネット環境が整えばカード類がなくても遊べてしまうボードゲームもありますが、どのゲームも面白いアイデアがありますね。どれもこれもアイデア賞! 半アナログ半デジタルな遊びを体験してみてはいかがでしょう。