アナログゲームデザイナー集団クリエイティブAHCは、大人気人狼ゲーム『ゴリラ人狼』とのコラボ作品、『斯くして我はゴリラに成れり』を2021年2月13日に発売することを発表した。
『斯くして我はゴリラに成れり』はこんなゲーム
『斯くして我はゴリラに成れり』は、正体隠匿カードゲーム『斯くして我は独裁者に成れり』のルールをベースに人狼ゲーム『ゴリラ人狼』の役職カードをあわせることによって完成した新しい形になっている。
ベースとなっている『斯くして我は独裁者に成れり』のルールと同様に手札の「役職カード」を全員が7枚全て持った状態で始まる。
役職は、「ボスゴリラ」「メスゴリラ」「革命ゴリラ」「民衆ゴリラ」「裏切りゴリラ」「密猟者」「オウム」の7つ。
- 1.朝:ディスカッション
- 2.昼:投票/棄票
- 3.夜:役職カード破棄
これを5日間繰り返し、最後に残した1枚の役職カードに記されている「勝利条件」を満たした者が勝利する。
ゲームの過程で、【密猟者】と【オウム】のカードを持っていない場合「ウホ」「ドラミング」「指差し」しかできなくなってしまう。
『斯くして我はゴリラに成れり』のストーリー
私はハンター。
貴重な動物のツノやキバ、革や剥製などを好事家に売ることを生業にしている。
まっ、他人からは密猟者なんて呼ばれているけど。今回は、とある富豪に依頼され、チームでゴリラを狩りに来た。
ゴリラの剥製が欲しいなんて変わった依頼者だけど、依頼は依頼。
報酬も申し分ないし、ゴリラ狩りは初めてだけど、あとはプロの仕事を見せるだけ。……そう、最初は思っていた。
私は見てしまった。
子ゴリラをかばう母親ゴリラの姿と、その頬に流れる一筋の涙を。
こんなにもゴリラは人間らしく、愛情と仲間愛にあふれる生き物だったとは。これじゃ我々密猟者の方がよほど獣じみてるじゃないか……。
私はゴリラを守る。
いや私はゴリラになる!
ボスゴリラになって、憎き密猟者の手からか弱きゴリラを守るのだ!復讐の炎をまとい、私はボスゴリラになることを誓ったのだ……!!
『斯くして我はゴリラに成れり』の特徴
《以下メーカー紹介内容より引用》
1.基本ルールは『我独』と同じ
「全ての役職カードを全員が全て持って始める」「毎ラウンド役職カードを捨てて最後は1枚になる」「その1枚の勝利条件を満たせば勝利」等の基本ルールは『ゴリラ』も同じです。
よってこれまでプレイしたことがある人ならすぐにプレイできますし、持っていない人でもゲームマーケット大賞2019優秀賞と同じルールですから、面白さ折り紙付きで安心してプレイできるでしょう。
2.議論下手でも上級者に勝てる
元々『我独』自体が「議論しなくてもプレイ可能」と銘打っていますが、それに輪をかけて「ウホウホ」で議論が進むわけですから、なおさら言葉による議論の依存度は下がると言えます。
自分はこうであるとパッションを持ってウホウホ言いドラミングすれば、それで勝ててしまうのがこのゲームです。
3.全てがウホウホではない
『ゴリラ我独』との最も大きな違いは、最初から全員がゴリラでウホウホ言い始めるわけではない、という点です。
『我独』は「全ての役職カードを全員が全て持って始める」のですが、この中に1枚だけ人間である【密猟者】というカードがあり、「その【密猟者】のカードを捨てると人間語が喋れなくなる」というギミックになっています。
要は、ゴリラになるタイミングを自ら決めることができると言えますし、同時に【密猟者】を持っているけどそれを隠すためにゴリラのフリをすることもできるわけです。
ゴリラ要素もゲーム戦略の1つになるというのが、『ゴリラ我独』の大きな特徴のひとつです。
『斯くして我はゴリラに成れり』のゲーム情報
ゲーム名 | 斯くして我はゴリラに成れり |
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プレイ人数 | 4~12人 |
プレイ時間 | 15分 |
対象年齢 | 13歳以上 |
発売日 | 2021年2月13日 |
価格 | 3,350円(税別) |
- カード:63枚
- チップ:30個
- マニュアル:1枚
- シール:1シート