TBSテレビ「ラヴィット!」の2024年1月第4週に遊ばれたボードゲーム『ナンジャモンジャ』などを紹介!

月〜金の朝8時からTBSテレビで放送しているバラエティ番組「ラヴィット!」では、様々なテレビゲームやオリジナルゲームが毎朝毎朝遊ばれています。市販のボードゲームが紹介されることも多いのが特徴です。

番組内で遊ばれたゲームの中から2024年1月第4週に取り上げられたボードゲームを紹介します。記事にはしてませんが、水曜日にはジャンケンが遊ばれたりしてこの週は古典的なゲームがピックアップされた変わった1週間でもありました。

1月22日  月曜日

坊主めくり

〈坊主めくり/2人〜/10分〉

百人一首の札をたくさん集めるゲーム。

百人一首カルタの(イラストが書いてある)読み札だけを使って遊びます。自分の手番では、札を裏向きで重ねた山から1枚めくります。「殿札」ならそのまま獲得、「坊主札」なら今まで獲得した全ての札を捨て札置き場に捨てて、「姫札」なら捨て札置き場にある全ての札を獲得します。これを札がなくなるまで全員で繰り返して、最終的な札の枚数を競います。戦術がない、完全に運任せのゲームです。

坊主めくりにはローカルルールが全て把握出来ないくらい沢山存在しています。まず多いのは、「天皇札」。持統天皇などの天皇札をめくると、捨て札置き場から10枚もらえたり、他人が獲得した札を全て奪えたり、山から札を追加で2枚めくれたりなど様々なルールがあるようです。他には弓矢を持った「武官札」。武官札をめくったら、順番が逆回りになったり、誰かの札を奪ったりという効果が多いですね。そしてこのゲームの象徴でもあるのが、1枚だけ存在する「蝉丸札」。めくると全員の獲得した札と捨て札置き場の札を全てもらえる総取りという強烈なルールもあれば、めくったら一回休みになったり、めくった人は最下位になるなど悪い札扱いのルールもあるのが蝉丸。どちらにせよ蝉丸札がめくれたら場が盛り上がるのです! 番組内では、山を2つに分けて好きな方の札をめくり、武官札は指定した人から札5枚を奪い、蝉丸札は坊主札と同じ扱いというルールで遊ばれていました。

小倉百人一首は、鎌倉時代に選出してまとめられた和歌集です。その和歌を上の句と下の句に分けた札が江戸時代の初期に作られて、早取りのカルタとして庶民の間で広く遊ばれるようになったと言われています。百人一首カルタの歴史は江戸時代からというのは分かってますが、百人一首カルタを使ったゲームの坊主めくりは発祥がハッキリしていません。明治時代の資料には坊主めくりの記載があるのに江戸時代の文献には一切載ってないそうで、明治生まれのゲームではないかと言われています。そして、誰がルールを考案したのかも分かっていません。よく分かってないゲームが100年以上も遊び継がれているというのが不思議ですよね。単純明快で、新たなルールを付け加えられるゲーム性が日本人にウケ続けているんでしょうか。

1月23日  火曜日

スピード

〈スピード/2人/5分~〉

配られたトランプのカードを早くなくした方が勝ちの2人専用アクションゲーム。

52枚のトランプを(スペードとクローバーの)黒いカード、(ハートとダイヤの)赤いカードに分けて、どちらかのカードを受け取ります。お互いがテーブルを挟んで向かい合い、受け取ったカードをひとつの山にして、カード4枚を表向きに自分の前に並べたらゲームスタート。「スピード」や「せーの」などの掛け声と共に、お互いが山からカード1枚を表向きで中央の捨て札置き場に出します。捨て札置き場のカードより1大きいか1小さいカードが自分の前にあればそのカードを出すことが出来ます。手番制ではなく、同時進行で素早くカードを出していきます。先にカードをなくした方が勝者です。

ジョーカーを加えたり、トランプ2セットを用意して4人でプレイしたり、同じ数字のカードは重ねて一緒に出してOKだったり、いろんなローカルルールが存在するようです。ルールが酷似した「スピット」というトランプゲームもよく遊ばれています。

1月25日   木曜日

ナンジャモンジャ

ナンジャモンジャ/2〜6人/4歳〜/15分〉

より多くのカードを集めるのが目的のメモリーゲーム。

12種類ある謎の生物ナンジャモンジャが描かれたカードを裏向きに重ねて山札にし、中央に置いたらゲームスタート。自分の手番では、山札からカードを1枚めくります。そして、そのカードに描かれたナンジャモンジャに名前を付けてみんなで記憶します。すでに名前を付けたナンジャモンジャだった場合は、名前をいち早く声に出して言います。一番早く言った人がここまで溜まっているカードを全て獲得します。最終的にカード枚数が最も多い人が勝者です。

100万セットを売り上げている人気の定番カードゲームです。このゲームは、2回目以降だと前回付けたニックネームと混同して間違いやすいという現象が起こるので、是非とも複数回遊んで欲しいですね。記憶力がパニック起こします。通常ルールに慣れたら、山札からめくったカードと誰かが獲得したカードの山の一番上が同じ場合に、名前ではなく「ナンジャモンジャ」といち早く言った人がカードを獲得する追加ルールもオススメです。

TBSテレビ「ラヴィット!」の2024年1月第3週に遊ばれたボードゲーム『チーズは誰が食べた?』を紹介