【ゲムマ2024秋】両日たっぷり歩き回って新作ボードゲーム70本をセレクト! ゲームマーケット2024秋レポート【一般ブース編】

お待たせしました! 2024年11月16日(土)と17日(日)の2日間開催された「ゲームマーケット2024秋」の一般ブースで出展されていた新作ボードゲームをドドーンとまとめてご紹介。今回は100タイトル以上撮影した中から、筆者が気になった70タイトルを選出。たっぷりと1万文字以上あるので、じっくり読んでほしい。

また、各出展者(社)のXアカウントをリンクしておくので、気になったゲームがあったら各ショップやBOOTHなどで販売していないかなど調べてみよう。

※ブース番号のアルファベット順→数字順に掲載。「土」は16日のみ、「日」は17日のみ、「両」は両日出展。
※ブース番号、サークル名、ゲーム名の順に表記。

ブースA~E

日-A01 I was game 『タリックス』

『デュエルボーイ』の上杉真人氏による新作は、トリックテイキングプレイヤーのためのトリックテイキングゲーム。得点ルール2つと手札6枚を選択してから、残りの手札を配布。自分で決めたルールと手札なら勝てるはずだと思いきや……!? ルールはQRコードから、カードは購入者が切り離してスリーブ等に入れて遊ぶ。


日-A19 あいあい堂『アニメ制作進行ゲーム』

限られた進行スケジュールの中で、もっとも高クオリティーのアニメを仕上げたプレイヤーが勝利。アニメ業界の「制作進行」という仕事を体験できる内容になっている。「放送延期」や「TP修」(トレスペイント修正)など、様々なトラブルに見舞われることも。


土-A27 Clockwise Works 『ルドフィール』

2003年に海外で発売された『Ludoviel』日本語版。119枚のカードを使って10種類のボードゲームマニア向けクイズゲームが楽しめる。


土-A38 赤の他人の証明写真『赤の他人の証明写真ゲーム』

おじさんの証明写真を使ったカードゲーム。50部限定販売ですでに品切れ。今回は試作品で、今後正式なものを制作予定とのこと。


土-A46 TIITANHEADS 『乱舞)曇天/斬合』

2人専用対戦剣戟ゲーム。武士の真剣勝負をコンパクトに再現。プレイ時間は10分程度。ゲムマ2017秋の最初の『曇天/斬合』がリリースされて以降、いくつかのバーションを経た最新版。


土-A51 アクサン・シルコンフレックス『水晶置換法』

変速立体四目並べ。3つ並べると特殊アクションを使うことができる。試験管風のコンポーネントがキレイ!


両-B10 betapark『SkincareRoutine』

化粧水、乳液、美容液、クリーム、パックなどのスキンケアアイテムを組み合わせて勝利を目指す。どのブランドかも重要な要素に。


両-B24 Avignon Games『ぽらにめあん』

単語の最初と最後の文字以外が入れ替わった単語を見て、元の単語を当てるゲーム。文字が入れ替わっていても何となく読めてしまう「タイポグリセミア」という現象を利用したゲームシステムになっている。ゲーム名の「ぽらにめあん」は「ポメラニアン」のこと。


両-C01 米光ゲーム『ジャーナリング・オブ・ザ・デッド』

ゾンビがうごめく世界で日記を書いていくストーリーメイクゲーム。場所や状況などの設定がカードで提示され、少しずつ状況が進展していくので、それにあわせて日記を書いていく、というもの。終わることにはあなただけのゾンビ物語が完成する!?


土-C53 ATOBOR GAMES『TRICK KING』

スケートボードを題材にしたトリックテイキング。カードを出すとき、追加で裏向きに出すことで数字を+1することができる。本作を手がけたukiuki氏はデジタルゲームのクリエイター。


土-C60 23時10分マエ『お~い、ここテストに出すぞ!』

カオスな歴史を作ってそれを覚える大喜利ゲーム。最初に全員が先生役となって「ここテストに出るぞ」というオリジナル元号とその時代の出来事を作成。後半パートではその年号と出来事を思い出すことに。


土-E03 よのび〜『妖怪伝言げぇむ』

妖怪の名前を命名→説明→命名……という順で伝言ゲームをしていく大喜利ゲーム。自分の役職によって命名&説明に様々な条件が付け加えられるので、うまく伝えられないもどかしさが楽しそう!


土-E05 ドヤゲームス『怪獣弁当』

『オジサンメッセージ』のドヤゲームス新作は、怪獣を弁当のおかずにする!?というタイル配置ゲーム。イラストは擬生物作家のクマコロ氏。


土-E06 犬の庭『っぽい人。』

お題に沿った「○○っぽい人」を探して発表するカルタゲーム。例えば「上司にしたら怖そうな人」というお題で各自一斉に顔の顔カードを取り、自分が取った顔カードがいかにお題通りかをアピールする。


土-E08 deraゲームズ『ラジオなわたし拡張版』

ゲムマ2024春で話題になった、ラジオパーソナリティーになりきってお便りを読む『ラジオなわたし』の拡張版が登場。新規のお便りが入っている。


土-E10 BrainBrainGames『GEAR』

『OPEN』『LOOP』に続くシリーズ第3弾。手札8枚中、6枚が見えている状態でプレイするトリックテイキング。基本はマストフォローだが、見せていない2枚の手札はマストフォローしなくていい、というのがポイント。


土-E15 エオカク『つなげLOOP』

タイルに書かれたロープをつなげて、宝石を獲得しているタイル配置ゲーム。特殊効果のあるスペシャルタイルもあり、逆転のチャンスも!


土-E24 NAMAIKI GIRLS『MINE!!!! -NMIK Bord Game-』 

一番「ナマイキ」なやつを決める!というストリート系対戦型カードゲーム。アイテムを獲得して得られる勝利点が10以上になるか、キャラごとに設定された勝利条件を達成することで勝ちとなる。


土-E22 ツクサポ@三恵社ボドゲ部『Book KOUTEI Battle』

印刷方法、ジャンル等を決めて、最も売れる本を作ったプレイヤーが勝利!という出版社の営業を題材にしたカードゲーム。本作を作った三恵社は印刷・デザイン・本の出版を手がけている会社で、近年はボードゲーム制作支援「ツクサポ」というサービスも行っている。

ブースG~L

両-G01 とどのつまり『コアラのマッチ』

『トンマナ会議』の”とどのつまり”新作はコアラのお菓子を使ったワードゲーム。そのコアラをよく観察し、ワードのルールに従ってそのコアラから連想されるワードを記入し、他のプレイヤーと一致したら得点となる。


両-H17 OKAZU brand『レール・オン・ザ・ヒル』『金魚の商人』

OKAZU brand新作『レール・オン・ザ・ヒル』は4つの鉄道路線を延ばしていく街作り&鉄道ゲーム。4×4に街カードを配置していきながら、その間をどの色の鉄道路線でつないでいくかがポイントとなる。『金魚の商人』は手札の数字カードを両替(「14」のカードを「3」「3」「4」「4」にするなど)が可能な大富豪系ゲーム。


両-H20 YouSayProject『CHILLTIME』

ロッジを建設しあう2人専用のダイス×パズルゲーム。ダイスを4つ振ってそのうち3つを選択、職人を動かしてロッジを建てるか、ジャマモンを動かしてオジャマバーを設置するか、攻守のバランスをどう取るかが勝負のカギとなる。


両-H21 ライデア『ツンデレカルタ』

『ツンデレカルタ』はカルタでありながら、取り札に決まった回答がない。読み札の回答になりそうな取り札を取り、そこに書かれた「ツン」を読んだ後に「デレ」を付け足して回答する。


両-H23 ゲームNOWA『いきものボックスVol.1』

ゲムマ2024春に出した『モンスターへクス』が話題となったゲームNOWA新作は『いきものボックスVol.1』。1タイトルで『サバンナテン』と『カニナリエビ』の2作収録。アートワークは『モンスターへクス』の”たかみまこと”氏が担当している。


両-H34 USAPAGAMES『メメントオンライン』

オンラインRPGの楽しさをアナログゲーム化。半協力・半対戦にすることで、MMOの面白さを実現したという。キャラカードを集めることで勝利点を獲得することができる。


両-H35 infoplay『LineUP/ラインナップゲーム』

「日本の温泉地は何カ所ある?」など、解答となる数字の順番どおりに並べていくカードゲーム。「1:地球」「2:宇宙」「3:海」「4:里山」「5:山」と5種類が発売中。雑学知識が増えそう!


両-I01 Mob+『もぐらポーカー』

『ナナ』で一躍有名になった宮野華也氏(写真)の新作は『もぐらポーカー』。手番では6つの穴(山札)から1枚カードを引き、5枚揃ったら段階で強い役のプレイヤーが勝利。『いぬポーカー』『ねこポーカー』に続く、「どうぶつポーカー」シリーズ第3弾。


両-I14 URAROJI GAMES『面狐 MENKO』

狐のお面をテーマにしたインディアンポーカー系のカードゲーム。配られたカードを額に当てて、自分だけはその手札を見ることはできず、他のプレイヤーのものは確認できる。もう1枚ある手札のカードを使ってカードの強さを変えることが可能。


両-I19 ビーランバー『エイリアンG』

内井からやってきたエイリアンG(害虫の某Gに似てる!?)を、どれだけ反対側プレイヤーのエリアに押し込めるかを競うセットコレクション。某Gっぽいけどイラストは可愛らしい!


両-I23 TRYBE『タイパ至上主義麻雀』

36枚の牌(萬子、筒子、索子の1~3が4枚ずつ)だけで行う簡易麻雀。手牌は5枚で行う。牌のサイズは本物の麻雀よりやや小さい。5分程度でサクサク楽しめる。


両-J16 SoLunerG『コスモロイル』

『FOGSITE』のSoLunerGによる新作は、惑星を集めたり並べたりしながら新たな宇宙を作る対戦カードゲーム。コンパクトなパッケージで、箱を開けたらそのまま即プレイ可能。


両-J17 くじらだま『バロニズモ』

気球を高く上げていく協力ゲーム。みんなの手札を推理しつつ、扇状に広がっていくようにカードを配置していく。


両-J32 ハーベストバレー『鄭和宝船』

ゲームデザインにOKAZU brand 林尚志氏、パッケージイラストに安彦良和氏を迎えた『鄭和宝船』は、2025年1月にKickstarterを再始動予定(今回は展示のみ)。


土-L04 POLAR POND GAMES & RETRONIK『AIRCROPS(エアクロップス)』

天空で野菜を育てるという近未来農業ゲーム。4×3の畑のまわりをグルグルまわりながらアクションを実行していく。個人ボードありの中~重量級ゲーム。


土-L10 Dimidium木星文庫『Fractal Tricks (フラクタル-トリック)』

2人用トリックテイキング。白(混沌)と黒(秩序)のトークンでトリテを行い、それぞれの陣営で勝利条件が異なる。筒状のパッケージが目を引く。


土-L13 ボドゲラジオ研究会『KUSOGEトリック』

汲み取り式トイレを題材にしたマストフォロー、切り札無しのトリックテイキング。4種類のスート以外にウ○チのカードがあり、数字のぶんだけすべて失点になる。


土-L15 JUGAME STUDIO『ディグ&コレクト』

小箱で1~2人用の「JUGAME STUDIO ポケットシリーズ」最新作は化石発掘がテーマ。地層から化石を発掘し、今後のために資金にするかコレクトして得点にするかを選択しながら、伝説の化石ハンターを目指す。


土-L16 Ending Maker’s『ちばかるた』

他県の人だとなかなか読めない千葉県の駅名を題材にしたカルタ。「我孫子(あびこ)」は読めるけど、他は……!? 読み札にフリガナは書かれていないので、わからなくても無理やり読み上げて、それをヒントに取る。

ブースM~S

土-M01 マーチヘアゲームス『ベア・ハンター』

村を襲うクマを倒す協力ゲーム。デフォルトのダイスだけではまず倒せないので、限りある資金からハンターを雇ってダイスを増やし、クマを追い詰めていく。倒せなければ村は滅亡……!?


土-M02 Power9Games『Call of Yeti(イエティの呼び声)』

どのUMAが実在するか予想して最優秀UMA調査員を目指す、ビッド式トリックテイキング。リードプレイヤーは最初のカードを出すとき、「イエティは実在します!」とスート(ツチノコ、モスマン、チュパカブラ、イエティ)を宣言する。


土-M03 Siroup Games『魔龍 屠るべし』

「ハーツ」ライクのトリックテイキング。基本は1トリックで5点となるが、紫色のカードは数字のぶんだけマイナス点に。アートワークは長谷川登鯉氏。


土-M04 ボドゲFAM あいゆうハーツ『ゆずって!つくって!ハンバーガー星のフェスティバル』

食材カードを獲得して、高得点ハンバーガーを作ることを目指す。ゲームマーケットのブースでは、その場で直接梱包してお渡しするという「作り立て」を演出。


土-M08 アルカジノ『モテないさんは出会いたい』

クレイジーエイト(同じスートかランクのカードを出し、手札がなくなったら勝利)系のカードゲーム。カード効果が強く、上がれないと失点につながることも……!?


土-N05 らなとパパとさとーふぁみりあ『フラワーマルシェ』

ゲムマ2024春に出展した『フラワーマーケット』のカードゲーム版。仕入れた花を森の住人たちに売り、もっとも多くの利益をあげたプレイヤーが勝利する。


土-N17 ファンタジーキッチン『9 selections』

9枚のカードに9個の持ちコマを置いていき、9枚すべてにコマを置くか、勝利点をもっと多く獲得したプレイヤーが勝利となるワーカープレイスメント。カードの種類は20種。


両-O11 GALLERY OUCHI『マイタウン』

ダイスを使って、お店やランドマークを建設して賑わう街作りをする、簡単ルールのファミリーゲーム。


両-P01 角刈書店『リャクケン』

略語から略された言葉だけで元の言葉を当てる早押しワードゲーム。たとえばお題が「ウターップ」なら、元の言葉は「カウンターストップ」。略語の「カンスト」を抜くと「ウターップ」となる。わからない場合はヒントもアリ。


両-Q02 Esper Game Studio『JISOGIアニメスタジオタイクーン』

アニメスタジオ経営をシミュレートしたワーカープレイスメントゲーム。覇権アニメの制作を目指す。先日までクラウドファンディングを実施しており、目標金額を大幅に上回って達成した(13倍)。


両-Q03 クリボ実験室×絵空『ジユウホン法 ~ついカッとなって法律を作った今は反省している~』

「国民の声」に応える法案を作る大喜利ゲーム。ワードカードを3枚以上組み合わせて、「国民の声」を解決するためのそれっぽい法案を作り、最も支持率が上がりそうな法案に投票する。


両-Q07 テンヨー『たくさんチキン』

握ると鳴る”びっくりチキン”を使うパーティーゲーム。短時間でサクっと遊べるミニゲームが12種類収録されている。


土-R03 モノビーズ『雪山王 スベルンダー1世』

実在するスキー場公認のゲレンデを満喫するボードゲーム。どのコースを滑るか、疲れたからカフェで休むか、スキースクールに入るか……など、雪山をたっぷり楽しめる。


日-S01 パンパス『亜熱帯日本』

季節がおかしくなってしまった日本で果実を売るゲーム。果実は3種類あり、売った季節ごとに得点が変わる。その果実が最も高い季節に売りたいが、1回の手番でできることは果実を獲得するか売るかのいずれか。季節はいつ変わるかわからないので売り時が悩ましい!? パンパスはオインクゲームズ代表の佐々木隼氏家族による一般サークル。


日-S05 暴達磨『防大サクセスロード』

専門学校生たちによる防衛大学校を題材にした、筋トレ×理不尽ボードゲーム。元防衛大学校生による監修を受け、当時の生活を再現(!?)している。

ブースT~Y、横丁

日-T07 Old Friends Games『株式会社ボムコネ』

様々なアンケン(案件)を優秀なジンザイ(人材)で処理し、コネを獲得して幹部昇進を目指す成り上がりカードゲーム。カードのデザインが名刺っぽくなっている。


土-T09 ぽてきゃっ党『バッティング・パンセット』

6枚の手札でドリンクとパンのセットを作って販売する心理戦×バッティングゲーム。お客さんが買ってくれるかどうかはダイス運!


土-U09 カワサキファクトリー『モンティホール・セカンド』

モンティホール問題を題材にした2人専用ゲーム。賞品として隠されたカードは「車」なのか「ヤギ」なのか……車を引くことができれば勝利、ヤギだったら負けとなる。たった10枚のカードで独特な駆け引きが楽しめる。


土-U19 ORUCAgames『まだらの水殺人事件』

正体隠匿系+バッティングゲームで、推理小説の登場人物になり事件を解決する。人狼に似たテイストだが、全員が好きな役職カードを使ってその役になることができ、その役職によって勝利点が違う。ブラフ要素はあるものの少なめなので、嘘をつくのが苦手な人でも楽しめる作りになっている。


土-U20 アイハラワークス『光輝く高輪アンリミテッドエターナルゴールデングレイテストスーパーストロンググローバルゲートウェイ2025(仮称)』

手番で単語カードをつなげて駅名を長くしていき、新たに出来上がった駅名をひと息で読み上げる、というゲーム。何度かバージョンアップしており、作者曰く「今回こそ最後のバージョン」とのこと。カードは全110枚で220種類の単語が書かれている。


両-W15 11時03分駅前集合『音感~Perfect Pitch game~』

ICチップ搭載により音階が鳴るカード24枚を使ったハイテクなカードゲーム。ゲムマ2024春のチャック横丁で試作品を出展し、今回は正式版を出展。動物の鳴き声が鳴るカードゲームを次回作として準備中。


両-W30 荻窪浪漫工房『ほどほどエリート』

2番手を目指すマストフォローのトリックテイキング。2番手になることでトリックを獲得、1番手は1回休みになる。エリートラッコとして世界中の貝を集めるのが目的で、家族と仕事のバランスを保つ”ほどほどのエリート”を目指す、という設定。

 


両-X03 アソビツクース『ノッセーテカタムケーロ』

チーム分かれて、カードに書かれた宝石アクションを実行しながら、ラウンド終了時にチーム側へシーソーが傾いていたほうがポイントを獲得する。カードによっては自分のチーム側に有利になるとは限らず、先の先を読んでうまくカードを使っていく。


両-X04 natriumlamp games『大氷瀑』

自分のダイスは落ちないようにしつつ、相手のダイスを落とすように棒を抜き差ししていくバランスゲーム。見た目のインパクト大!


両-X07 WWWGAMES『NIWARS(二ワーズ)』

いろんな植物を獲得・収集して、自分の庭を育てていくセットコレクション。とにかくカードデザインがキレイ! 効率よくプラントを集め、ガーデンをどんどん完成させていく。


両-X14 ほしのシンヤ『エイリアンかもしれない』

読み札に書かれたエイリアンがどれなのかを協力して当てるカルタゲーム。エイリアンは35種類あり、目の数や体系、角などとても特徴的。一見簡単そうだが、「数字を使ってはいけない」「ジェスチャーで説明する」など、読み札のルールがその都度変更するため、すぐに伝わらないからこその面白さがある。


両-X17 楠Games『FLIP GALAXY』

『Sewing Art』の楠Games新作は、自分のコマを飛ばして共通の敵にダメージを与えていくアクションゲーム。ただし自分のコマを直接飛ばすことはできず、必ず他プレイヤーのコマを使って自分のコマを弾かなければならない。ちょっとしたビリヤード感覚。


両-X35 新ボードゲーム党『LENGTH』

『タイムボム』作者・佐藤雄介氏の新作は『LENGTH』は、数字の列を作ってその長さで得点カードを獲得できるセットコレクションゲーム。得点カードには限りがあるので、あともう少しで長い列が完成しそうというときに先を越されてしまうことも。


土-Y07 ワンモアゲーム!『Revolve!』

『SCOUT』のワンモアゲーム!新作は、『SCOUT』同様「上下」に別の数字が書かれており、手札を全て出し切ればいい。場に出ているカードを獲得(その場合はカードの数字が上下逆になる)することもできるので、出し切るためにうまく手札を育てていくことも大事。ハンドマネジメントが重要なゴーアウト系カードゲーム。


土-Y18 ルビーアイの大富豪『ルビーアイの大富豪』

赤いメガネ(付属)をかけると数字が変わる!?という大富豪系ゲーム。金沢美術工芸大学の学生5人で制作。2024年12月2日現在で受注生産を検討中。


土-横丁01 SzpiLAB『ベルッキー』

『プラネピタ』のSzpiLABが今回はチャック横丁にテスト版を出展。リングを弾いて、狙った鈴コマを入れてゲットするアクションゲーム。今後、正式な発売バージョンに仕上げていく予定とのこと。


ざっと気になるゲームを紹介してみたがいかがだっただろうか。「今回初出展です!」と答えてくれたブースも多く、出展ブース数はどんどん増えているので、その広がりを感じることができた。その逆に「最近は見かけないな」というブースもあり、そういう意味ではどんどん新陳代謝をしているのかもしれない。

ゲームマーケット2024秋の記事はエリアブース編特設ブース編がすでに公開中なので、こちらもあわせてチェックしてみてほしい。