TBSテレビ「ラヴィット!」の2025年2月第4週に遊ばれたボードゲーム『ドンジャラ』『笑ってはいけない音読』を紹介

月〜金曜日の朝8時からTBSテレビ系列で生放送のバラエティ番組「ラヴィット!」では、最新のテレビゲームや古典的な伝統ゲーム、オリジナルのリズムゲームなどが遊ばれています。市販のボードゲームや同人ゲームが紹介されることも多いので、ボードゲームファンとしては見逃せない番組なのです。

では、2025年2月第4週に取り上げられたボードゲームを紹介します。

2月26日 水曜日

ドンジャラ

〈ドンジャラ/2〜4人/6歳〜〉

配られたパイを1個ずつ交換して役を作るセットコレクションゲーム。

81個あるパイから全員に8個ずつ配って、残りのパイをウラ向きに並べたらゲームスタート。自分の手番では、ウラ向きのパイ1個を引いて手元からいらないパイ1個を捨てます。これを繰り返して、役が完成したら「ドンジャラ!」と宣言して得点を獲得します。数ゲーム行ったら、最終的な得点を競います。

簡易版の麻雀です。同じ色のパイ3つが1セットで、3セット集まった時の絵柄の組み合わせで得点が決まります。ドンジャラには「ワンピース」や「ちいかわ」など様々なキャラクターの絵柄を使ったバージョンがありますが、番組では2023年に発売されたドラえもんの絵柄の『元祖ドンジャラドラえもんDX』を使用していました。

いろんなメーカーから似たようなゲームがいくつか発売されていますが、「ドンジャラ」は1980年にポピー社が発売したドラえもんのキャラクターを使った商品。現在はポピー社を吸収合併したバンダイ社の登録商標となっています。

1976年にアノア社が発売した商品「ポンジャン」は、絵柄は船・車・飛行機の3種類で、それぞれ赤・黒・青の3色の9種類のパイだけで構成されていたようです。アノア社倒産後はクローバー社が引き継いで、現在はタカラトミーの登録商標となっています。

他には「ジャラポンゲーム」がエポック社から、「ファミリーアタック!ジャンポン」がハナヤマ社から発売されました。現在もスーパーマリオのジャラポンゲームやアナと雪の女王のジャンポンが作られています。他のメーカーからも似たゲームが出ていたようですが、詳細は不明です。

麻雀の簡易版ゲームがこんなにたくさん作られて今も多くの人に遊ばれているのは、セットコレクションが人を魅了するゲームシステムだという証でしょう。

2月28日 金曜日

笑ってはいけない音読

笑ってはいけない音読/2〜4歳/8歳〜/20分〉

教科書の一節を笑わないで読み上げるパーティーゲーム。

桃太郎や花咲かじいさんなどの昔話が書いてある教科書を受け取ったらゲームスタート。カードの指示に従って、物語の文章を一節だけ音読します。読み終えたら次の人が音読するというのを繰り返します。国語の授業中という設定なので、読み手も聞き手も笑ってはいけません。笑ってしまうとチョークが飛んできて、最終的にチョークが多い人が負けとなります。

カードに書かれた指示は「ギャルっぽく」「車内アナウンスみたいに」「怪談風に」「あのアニメの主人公っぽく」などなど。笑いをこらえるのがルールなのに、普段の姿を知っている人が無茶な指示に従って音読してるのを見てると思わず笑ってしまい、「それは指示通りになってないだろう」と笑ってしまうワイワイ楽しむゲームです。また、読み手が恥ずかしくなって自分で笑ってしまう自爆パターンもよくあります。

2024年11月にシリーズ第2弾の『笑ってはいけない音読 仕返し編』が発売されたので、番組ではそちらで遊んでいました。

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