ボードゲーム通販ショップ「JELLY JELLY STORE」は過去1週間分の人気ランキングを毎日更新で公開している。2025年4月1~7日のランキングは以下のとおり(4月7日13時時点)。
JELLY JELLY STORE 週間人気ランキング(4/1~4/7)
1位:シランティア(プラス・ワン)
2位:フィンスパン(アークライト)
3位:修道院殺人事件(JELLY JELLY GAMES)
4位:セイル(allplay)
5位:CONIC(コロコロ堂)
6位:セイル:乗組員拡張(allplay)
7位:セイル:アップグレードコマ(allplay)
8位:知ったか映画研究家スペシャル!(グループSNE)
9位:フラフー!(ニューゲームズオーダー)
10位:マウンテンゴート(allplay)
人気1位は3週連続で『シランティア』(プラス・ワン)。みんなで価値観の相違を話し合いつつも、そのなかにお題を知らない人狼役が混ざるという新感覚のトークゲームで、東京大学と吉本興業の共同開発ということも話題を呼んだ一作。
人気2位は魚を集める『フィンスパン』(アークライト)。『ウイングスパン』姉妹作で、本作ではルールとリソースの見直しによってプレイアビリティの向上がはかられており、従来作と比べよりユーザーフレンドリーとなった。SNSの投稿やプレイ報告も多く、人気の高さを感じさせる。
人気3位は修道院内を歩き回って情報を集め、殺人犯を見つけ出す推理ゲーム『修道院殺人事件』(JELLY JELLY GAMES)。情報をもとに着実に犯人を絞り込んでいく一方で、イベント発生により予想外の展開になることもあり、ロジカル一辺倒にならないゲーム内容が魅力。今週の上位3タイトルは、どれも先週の1~3位に入っていたゲームとなった。
昨年末からランキングに入り続けているallplay社のゲームだが、今週は第4位『セイル』と第10位『マウンテンゴート』がランクイン。さらに『セイル』拡張とアップグレートコマも入り、TOP10内のうち4つが同社のタイトルとなった。


第5位に入ったのがライナー・クニツィアの『CONIC』(コロコロ堂)。同氏が1992年に発表した『カテナ』のリメイク作品で、日本語版は2024年7月発売。競りとエリアマジョリティを融合させた、シンプルながらも頭を悩ませる場面が多いゲームとなっている。
第8位には、2016年4月発売の『知ったか映画研究家スペシャル!』(グループSNE)がランクインした。ランダムに作られる架空の映画のタイトルを見て、その内容や感想、評論をみんなで話し合うという、盛り上がり必至のトークゲームだ。
第1位から3位までは『シランティア』『フィンスパン』『修道院殺人事件』が人気を維持し、先週と変わらない顔ぶれ。一方で4位以降のタイトルがすべて入れ替わり、そのいずれもが旧作だったという興味深い結果となった。
来週は新作がランクインしてくるのか、引き続き旧作の再販が強いのか、注目しつつ見守りたい。