年が明けると子供達が古くから伝わる遊戯を楽しんだりしますよね。カルタや福笑いや双六などなど…。今時の子供達はそんな伝統ゲームに興じたりしないだろうけど、それが本来の日本の正月の姿。最近はそれらの懐かしい遊びが進化してボードゲームとして生まれ変わっているのです。正月の遊びレボリューションとでも言いましょうか。これなら子供達にも響くはず!
という訳で、お正月の遊びをテーマにしたボードゲームを9つ紹介します。
がんめんマン
福笑いをテーマにしたボードゲーム。
輪郭ボード上に目や口などのタイルを置いて、カードに書かれたセリフを言いそうな表情を作ります。他の人にどのセリフを元に顔を作ったのかを当ててもらうというゲームです。当てたり当ててもらうのは二の次で、出来上がった顔面を見てワイワイ盛り上がるパーティーゲームですね。
本来の福笑いも、目隠しをして正しい顔を完成させるのが目的だけど、変な顔になるのを大笑いするのが狙いのパーティーゲームですからね。コンセプトは変わってない気がします。
ヒットマンガ
カルタをテーマにしたカードゲーム。
読み札には文字が無く、イラストと吹き出しだけが書いてあります。絵の状況からピッタリ合うセリフを創作して、声に出します。他の人はそのセリフに合うと思う札を取るというちょっと変わったカルタです。
違うバージョンも発売されていて、漫画好きにはたまらないゲームですね。
フォントかるた
カルタをテーマにしたゲームは沢山あるので、もうちょっと紹介します。
札に書かれているのは全て「愛のあるユニークで豊かな書体。」という同じ文章。違いはフォントです。なので、読み札には「MSゴシック」や「小塚明朝M」や「創英角ポップ体」などフォントの名称が書かれています。それを聞いて正しい札を取るというカルタ。
書体の名前聞いたところで分かる訳ないでしょと思った人、ご心配なく。読み札にどんなフォントなのか表記してあるのでそれを見ながら探す事も可能です。
狩歌
曲を使うカルタ。
札には「扉」「お前」「熱い」などJ-POPでよく耳にする言葉が書かれています。そして読み札は無くて、日本の曲をかけて札に書かれた歌詞が出てきたら素早く取るというカルタ。
好きなアーティストや有名な曲よりも、音楽配信サービスで適当なプレイリストを流す方が楽しいですね。あとカラオケBOXでも盛り上がります。
間取りのカルタVR
スマホを使うカルタ。
読み札の代わりにVRの専用アプリを見ます。スマホに映し出される部屋の間取りを言葉で説明して、それを聞いて正しい間取りの札を取るカルタ。バーチャル内見伝言ゲームとでも言いましょうか。これはVRを見て間取りを伝える側の空間認識力やボキャブラリーが問われますね。まさか、VRとカルタが出会うとはね。
チロリアンルーレット
コマを使ったルーレットゲーム。
木製のコマを回して、丸い小さな球にぶつけて得点が書かれた穴に入れて高得点を狙うゲームです。本来のコマ回しはコマ同士がぶつかって外に出すあそびだけど、コマで球を弾くのもなかなか楽しい!
こういう単純なゲームって中毒性がありますね。木の温もりも感じられていいですね。
木こり達人
だるま落としのようなバランスゲーム。
斧で木の幹を叩いて、周りの樹皮を落とすのが目的のゲーム。樹皮はプラス1点だけど真ん中の切り株を叩き落とすとマイナス5点。なので、弱過ぎず強過ぎずの絶妙なパワーで叩く必要があります。これが結構面白い!崩れそうでなかなか崩れないんだけど、何かのきっかけで一気にバラバラになったりして。
積み上げるバランスゲームは多々あれど、壊していくのは珍しいのでは?
ストライク
メンコのようなダイスゲーム。
6面のサイコロを投げ入れて、同じ目が出たらサイコロ獲得。サイコロが無くなった人から脱落というアクションゲームです。サイコロにサイコロを投げつけて出目を変えたりして、サイコロを使ったメンコって感じじゃないでしょうか。
ただし、メンコは正月の遊びではないですけどね。古い遊戯くくりという事で。
スピンデレラ
すごろく系のボードゲーム。
サイコロを振って、自分のアリ駒を全てゴールまで進ませたら勝ちというすごろくゲーム。ボードが2段になっていて、上段から垂れ下がったクモがアリを捕まえるというギミックがメッチャ可愛い。
すごろく系ボードゲームは沢山ありすぎるので迷ったけど、カードじゃなくダイスで進んで、何周もするんじゃなくスタートからゴールまで一直線の比較的カンタンなゲーム選びました。
日本古来の正月の遊びもここまで進化してるんです。どれも面白いし、子供も遊べる簡単なルールになってます。そもそも廃れてしまってる遊びもあるんだし、ボードゲームで日本古来の伝統を伝えていくというのもありじゃないですか。