8月21日は、パーフェクトの日です。
1970年8月21日、中山律子さんが府中スターレーンで女子プロボウラー初となるパーフェクトゲームを達成したので制定されました。この模様はテレビカメラで撮影されていて、中山さんが12回連続ストライクで300点を取る試合がテレビで放送されました。
パーフェクトゲームがきっかけで本人はCM出演にひっぱりだこになり、日本中でボウリングブームが巻き起こったと言われています。インターネットが無い時代にあまり馴染みのないスポーツが放送されて、か細い女性が重いボールを投げて次々と10本のピンを倒す姿を見たら実際にやりたくなりますよね。なんか簡単そうで自分でもやれるんじゃないかと勘違いしそうだし。
ちなみに、パーフェクトゲームを達成した時の実況や中山さんがボウリングの思い出を語る音声が収録された「300点への道 さわやか律子さん」というレコードが作られていて、当時のどうかしてる熱狂ぶりがうかがい知れます。
おはようございます。
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昭和のボウリングブームの立役者、中山律子プロのドキュメンタリー・レコード「300点への道 さわやか律子さん」が入荷しました❗️https://t.co/tMXQIqNTMF pic.twitter.com/D9n24s0lj3— 神保町タクト (@CdTacto) April 27, 2024
パーフェクトゲームのテレビ中継をきっかけにボウリング場が次々と作られて、ピーク時の1972年には日本全国に3697軒ものボウリング場が存在していたそうです。ちなみに2024年現在は700軒を下回っていて当時ほどの熱はなくなりましたが、この50年間でレジャーの定番の1つとして定着したのではないでしょうか。
というわけで、ボウリングの面白さをそのままにボウリングを再現したボードゲームを7タイトル紹介します。
ワンダーボウリング
〈ワンダーボウリング/2〜6人/8歳〜/15分〉
箱を叩いてピンを倒し、目標達成を目指すアクションゲーム。
ストライクチップ2枚と数字が書かれたターゲットチップ2枚を受け取ったらゲームスタート。箱の上に10本のピンを立てたら、箱の側面をスティックで叩いてピンを倒します。倒れずに残ったピンの本数とターゲットチップの数字が一致したら、ターゲットチップを裏返します。ピンが1本だけ倒れずに箱の上に残ったらストライクになり、ストライクチップを裏返します。これを全員で繰り返して、自分の持っているチップを全て裏返した人の勝ちです。
2009年にカワサキファクトリーから発表された『ギリギリボウリング』を2023年にittenがリメイクしました。ルールも単純で繰り返し遊びたくなる、お手軽なアクションゲームとして秀逸です。
ストライクボウリング
〈ストライクボウリング/1〜4人/5歳〜/5分〉
消しゴムの球を使って倒したピンの数を競うアクションゲーム。
ボードを繋げてレーンを作り、10本のピンを並べたらゲームスタート。6段変速ブースターペンの後ろのバネの勢いで、消しゴム製の球を飛ばして、ピンを倒します。倒したピンが多い人の勝ちです。
文房具を使って遊ぶ「あそぼうぐ」シリーズの第2弾が『ストライクボウリング』になります。人気シリーズで『ブレイクショットビリヤード』や『キャップラリーテニス』などがつくられています。
忍者ボーリング
〈忍者ボーリング/2人/8歳〜/15分〉
相手のピンに手裏剣を投げて、ストライクを目指すアクションゲーム。
お互いが向かい合って座り、自分の前にピンが描かれたカードを山型に6枚並べたらゲームスタート。自分の番では、手裏剣が描かれたカード3枚を相手のピンに向けて投げます。より多くのピンを覆うことが出来た人がスペアカードを獲得します。スペアカードは2枚でストライクカードとして数えます。もし、ピン6枚全てを覆うことが出来たらストライクカードを獲得します。これを繰り返して、先にストライクカードを3枚集めた人の勝ちです。
ピンに向けて手裏剣を投げる設定が謎過ぎるバカゲーム。カードを投げるだけという単純なルールながら、上手くいくまで何度も何度も挑戦しちゃうゲームです。
ドラえもんクルリンボウリング
〈ドラえもんクルリンボウリング/1人/4歳〜〉
銀色の球でピンを倒すアクションゲーム。
ボウリングのレーンがU字になっています。ピン10本を立てたら、ドラえもんの方向を定めて、銀色の球を弾いて飛ばします。レーンの中央が坂道になっていて、銀色の球が急勾配を登り切るとクルッと方向を変えてピンの方へ向かいます。
ブンブンボウリングヘッド
〈ブンブンボウリングヘッド/2〜8人/6歳〜/15分〉
頭からぶら下げた球でピンをいち早く倒すアクションゲーム。
自分の色のピン4本を大きい順で一列に並べ、ヒモの先に球が付いたヘッドセットを額に装着したらゲームスタート。頭を揺らして球を振り子のように振って、ピンを倒します。先に4本のピンを倒した人の勝ちです。
基本的には2人用の対戦ゲームですが、大人数で2チームに分かれてチーム戦で遊ぶことも可能です。果たしてこれはボウリングなのかという疑問が湧いてきます。
バイキングの谷
〈バイキングの谷/2~4人/6歳〜/15分〉
大玉を転がしてタルを倒し、金貨を稼ぐアクションゲーム。
自分の手番では、ボードの中央に4本のタルを立てて、ボードの隅から大玉を転がしてタルを倒します。倒れたタルと同じ色のコマを橋の上で1マス進めます。これを繰り返して、橋からどれかのコマが1個落ちた時に止まっているマスに書かれた金貨を得ます。金貨のストックがなくなった時、金貨をたくさん持ってる人の勝ちになります。
バイキングの谷で行われている恒例行事の大玉ボウリング大会という設定で、ボウリングのようなタル倒しアクションゲーム。ドイツの2019年キッズゲーム大賞に選ばれただけあって子供に大ウケですが、どのコマを進めるべきかと倒したいタルのルートを考えるので大人でも楽しめます。
クラッシュオクトパス
〈クラッシュオクトパス/2~4人/7歳〜/20分〉
船から海に落ちた荷物をフラッグで弾いて回収するアクションゲーム。
机を海に見立てて、様々なコマを置いて巨大タコの襲来に耐えながら5種類の荷物を集めるのが目的のおはじきゲームです。このゲームには練習用のミニゲームがいくつかあります。そのうちの1つが2人用ゲーム「オクトパスボーリング」です。コマを適当に並べて、少し離れた位置にタコの頭を置き、サイコロをタコの頭に当てて転がし、コマを倒します。コマを倒した数を競います。
コマがいろんな形なので、海上でボウリングをやっているような気分になれます。「オクトパスボーリング」をやる為に購入するほどではありませんが、『クラッシュオクトパス』を持っているなら是非一度はプレイして欲しいです。子供でも遊べるルールというのが売りです。遊び方は下の動画でご確認ください。
ボウリングをテーマにしたボードゲームは、全てアクションゲームでした。それだけ元々のボウリングが面白いので、変に手を加えずにそのまま再現しようってことなんでしょうね。あくまでもボウリングの擬似体験ですが、一度は遊んでみてはいかがでしょう。