定番から最新まで! 面白すぎるアクション系ボードゲーム10選

ボードゲームと言ってもジャンルは様々。指先を動かしたり、スピードを競ったり、タイミングを測ったりするアクションゲームもたくさん存在します。

ボードゲームマニアであれば「なんだ、アクションゲームか……」と下に思われがち。詳しくない人にとっては「サイコロ振ったりしないの? ボードないの?」とアクションゲームはあまり知られていないのが現状。

ハッキリ言って、面白いアクション系ボードゲームっていっぱいあるんですよ。普段避けてる人やあまり触れたことない人にこそ、ぜひとも遊んで欲しいアクション系ボードゲームの中から、超定番も含め厳選して10タイトル紹介します。全て20分前後で終わる遊びやすいボードゲームだけをピックアップしました!

ハリガリ

ハリガリ/2~6人/6歳〜/20分〉

いずれかのフルーツが5個になったら、いち早くベルを鳴らすアクションゲーム。

真ん中にベルを置き、いちご・バナナ・ライム・プラムの4種類のフルーツのどれかが描かれたカードを全員均等に配って、山札にしたらゲームスタート。自分の手番では、自分の山札からカードを1枚めくります。これを時計回りで順番で行います。カードをめくった時に、いずれかのフルーツが全員合わせて5個になったら、いち早くベルを鳴らします。正解なら出ているカードを全て獲得して、自分の山札に加えます。山札がなくなった人から脱落で、最後まで残った人が勝ちとなります。

1桁の足し算と引き算が出来れば子供と一緒に遊べるアクションゲームです。ベルを鳴らして不正解だった時は、山札から全員に1枚ずつカードを渡すというのが従来のルールでしたが、2022年にメーカーがルールを改正。間違ったら、ゲームから脱落という一発アウトが現在の正式ルールです。

おばけキャッチ

おばけキャッチ/2~8人/8歳〜/20分〉

めくったカードに該当するコマをいち早く取るアクションゲーム。

「青い本」「灰色のネズミ」「白いおばけ」「緑のボトル」「赤いイス」の5つのコマを中央に並べたらゲームスタート。誰かが代表で山札からカードを1枚めくり、対応するコマをいち早く取った人がカードを獲得します。最終的にカードが多い人が勝利です。

カードにはイラストが描いてあって、コマと同じイラストが描いてあればそのコマを取ります。存在するコマが描いてない場合、描かれていない色か描かれてない物のコマを取ります。例えばカードに「青いネズミ」と「赤いボトル」のイラストが描かれていた場合は、ネズミでもボトルでもなくて、青でも赤でもないコマ「白いおばけ」を取るのが正解になります。

カードに描かれたイラストをよく見て、存在するコマがあるかどうか。なければ、何色と何のイラストが描かれているかをチェックします。そして、答えが分かったら素早くコマに手を伸ばす。判断力はもちろん、瞬発力とコマを取るスピードを競うアクションゲームです。

ピット

〈ピット/3~8人/7歳〜/30分〉

同じ種類のカードを9枚集めるアクションゲーム。

点数が書かれた8種類の穀物カードから人数と同じ数の種類を取り出し、全員に9枚のカードを配ったらゲームスタート。手番はなく、リアルタイムでゲームは進行します。他の人とカードを交換をして、手札の穀物カードが1種類になるのを目指します。交換のルールは、1種類4枚までのカードを他の人が了承すれば交換出来ます。お互い同じ枚数のカードを裏返しのまま交換します。これを繰り返して、9枚の手札が1種類になったらベルを鳴らしてカードに書かれた得点を獲得。これをまた最初から繰り返して、250点を獲得した人の勝ちです。

ゲーム中は「3枚交換して!」「2枚!誰かいない?」と大きい声を出して大騒ぎになります。1903年にアメリカで発売された作品で、100年以上の歴史があるアクションゲームになります。古くて人気なので、いろんなバージョンが存在します。

音速飯店

音速飯店/2~6人/6歳〜/15分〉

配られたカードをいち早くなくすアクションゲーム。

カードには「ラー」「チャー」「メン」などが書かれています。ラーメン丼型の箱にカードを出して「ラー」「メン」や「チャー」「ハン」や「シュー」「マイ」など中華料理を完成させてメニュー名を声に出して言います。手番は無く、リアルタイムで思い付いた人から先に出すスピード勝負です。配られたカードを出し終えた人から抜けていき、カードが手元に残った人が負けです。

完成するメニューは12種類。「チャー」「ハン」と出したいのに、「チャー」の後に「シュー」「メン」と他の人に出されたりするので、とにかくスピードが勝つカギになります。

バウンスオフ!

バウンスオフ!/2~4人/7歳〜/15分〉

ピンポン球を指定された形に並べるのが目的のアクションゲーム。

8個のピンポン球を受け取り、球の配列が描かれたカードを1枚めくったらゲームスタート。自分の手番では、ピンポン球をワンバウンドさせてボードに向かって投げます。ボードには沢山の穴が空いているので、上手く投げれば穴にハマります。これを繰り返して、ピンポン球がカード通りの形に並んだらカード獲得。先にカード3枚を獲得した人の勝ちです。

見た目通りのシンプルなアクションゲーム。他のボードゲームと比べて値段も安く、単純明快なので人を選ばず誰でも遊べるゲームです。2人vs2人のチーム戦の方が盛り上がります。

スリルボム

スリルボム/2~4人/6歳〜/15分〉

ボムより先に自分のボールを落とすアクションゲーム。

すり鉢状のファネルに黒いボムボールを転がします。ボムボールよりも早く落ちるように自分のボールを転がします。全てのボールが落ちたらスコアレーンを確認します。ボムボールより遅かった人はマイナス点、ボムボールより早かった人はプラス点で、より遅い方が高得点になっています。これを繰り返して10点獲得した人の勝ちになります。

ボムボールより早くて他の人より遅いタイミングで自分のボールを発射するチキンレースです。単純明快なゲームで人を選ばず誰でも遊べます。元々は『ビートザ8ボール』というボードゲームで、日本では1975年に『秀才コースゲームけいさん』というタイトルで発売されました。面白いらしいとの噂はありましたが、ずっと入手困難な幻のボードゲームと言われていました。それが2022年にリメイクされ、手に入りやすくなりました。

アイスクール

アイスクール/2~4人/6歳〜/20分〉

風紀委員は生徒を捕まえ、生徒は逃げながら魚を集めるおはじきアクションゲーム。

箱を並べて学校を作り、ペンギン駒を受け取ります。1人が風紀委員、残りの人が生徒になったらゲームスタート。自分の手番では、ペンギン駒をおはじきのように指先で弾いて飛ばします。魚がいるドアをくぐったら得点になる魚カードを獲得します。生徒役が全員移動したら、風紀委員がペンギン駒を指先で弾いて飛ばします。この時、ペンギン駒に触れれば生徒手帳を奪えます。これを繰り返して生徒が魚を3つ獲得するか、風紀委員が全員の生徒手帳を集めたらラウンド終了。全員が風紀委員をやって、最終的な得点を競います。

おはじき鬼ごっこゲーム。ペンギン駒は起き上がり小法師になっているので不思議な動きをします。練習すれば、カーブやジャンプショットが打てるようになるのでやりがいがあります。これは文字で書くより、映像で見た方が分かりやすいですね。

ドローンホーム

ドローンホーム/2~4人/8歳〜〉

ドローンに自分のエイリアンを乗せるアクションゲーム。

ボードの真ん中にドローンを設置して、自分の色のエイリアン駒を受け取ったらゲームスタート。手番はなくリアルタイムでゲームは進行します。手元のレバーでエイリアン駒を弾いて、ドローンに乗せます。乗った人が勝ちです。

エイリアン駒の底には鉄が入っていて、ドローンの中央に乗ると機械が反応して飛び立ちます。反応してから数秒後に飛ぶようになっているので、その間に他の人のエイリアンを落として自分のエイリアンを乗せる争いが白熱します。勝敗関係なく何度も遊びたくなる中毒性があります。これも動画を見た方が分かりやすいかも。

カイト

カイト/2~6人/10歳〜/10分〉

カイトを落とさないように飛ばし続ける強力型のアクションゲーム。

人数に応じた枚数のカードを配り、6個の砂時計を横に倒したらゲームスタート。自分の手番では、手札からカードを1枚出します。カードに書いてある色の砂時計を立てます。すでに立っている場合は逆さにします。砂時計をひっくり返したら山札からカードを1枚引きます。これを全員で繰り返して、いずれかの砂時計の砂が落ちる前にカードを全て出すのが目的です。山札がなくなる前に砂時計の砂が落ちたら失敗です。

カードには2種類の色が書いてあって、思う通りには砂時計をコントロール出来ないようになっています。また、砂時計は色ごとに落ちる速さが違うのがこのゲームの面白いところ。「赤がヤバい!」「なんで青をひっくり返すの!」「黄色持ってるから安心して」など、焦りながら状況報告をして成功を目指します。ハードモードはやっかいなカードが追加されます。

フォトパーティー

フォトパーティー/6~15人/8歳〜/20分〉

お題に沿ったポーズで写真に写るアクションゲーム。

スマホやデジカメを使ってセルフタイマーで写真撮影をするゲームです。カメラを設置したらゲームスタート。お題カードをめくって全員が確認したら、セルフタイマーをセットします。これを12回繰り返して、写真を確認して得点計算をします。得点の高い人が勝ちです。

お題は、両手がフレームの外にあれば1点、物を落として地面に近い人が1点、最も斜めになってれば1点などなど。写真を撮る時に大騒ぎして、写真をみんなで確認する時に大盛り上がりするゲームです。思い出として変な写真が残るのも良いですね。他のボードゲームとは違って、部屋の中ではなく公園やキャンプ場など屋外で遊ぶのがベストです。


どれもこれも面白いものばかり。時間の掛かるボードゲームの合間にちょこっと気分転換に遊ぶのもいいですが、アクションゲームだけを腰を据えて遊ぶのもいいですね。どのゲームもアイデアが光っていて、ルールを聞いた時と遊んだ時のキャップに驚かされます。