グッド・トイ2025の受賞が発表になりました。
玩具や遊びの文化の発展を目的に、全国のおもちゃコンサルタントの投票によって1985年から毎年グッド・トイが選出されています。選考基準は健全で、ロングセラーで、コミュニケーションを尊重していることの3つ。ざっくり説明すれば、グッド・トイ委員会が自信を持ってオススメする安心安全な子供向けの玩具になります。
去年のグッド・トイ2024の記事は下のリンクから読めます。
今年は、50点の玩具がグッド・トイを受賞しました。詳しくはコチラをご覧ください。後にこの中から大賞が発表されます。
木のつみきやパズルなどが選出されていた印象のあるグッド・トイですが、ここ最近の傾向としてボードゲームが選出されるようになりました。2025年は受賞の50点のうち約半分である22点がボードゲームです。
子供向けのプレゼントにボードゲームを探してる人にとっては、こんなに参考になるものは他にないグッド・トイ。是非とも子供達に遊んで欲しくなる、今年のグッド・トイを受賞したボードゲームを五十音順で紹介します。
アイスクール

〈アイスクール/2〜4人/6歳〜/20分〉
ペンギンが学校の中で鬼ごっこをするおはじきアクションゲーム。
高さ3cmくらいのペンギンコマが起き上がり小法師になっていて、指で弾いくとカーブしたりジャンプしたり不思議な動きを見せます。そんなペンギンコマを上手く滑らせて、学級委員長から学校内を逃げ回ります。箱を組み立てると舞台となるペンギンの学校が出来上がるのも素敵。2017年のドイツ年間キッズゲーム大賞にも選ばれた名作です。
いかだの5人

〈いかだの5人/1〜6人/7歳〜/20分〉
いかだの上に宝箱を積み込むバランスゲーム。
自分の手番ではいかだの上に乗っている自分の人コマを取って、板カードを乗せ、人コマと宝箱を置くだけ。もし他人の宝箱を落としてしまったらペナルティーとして受け取って、5個集まったら負けとなります。意外なバランスで崩れなかったりして、敵同士なのに協力していかだを大きくしたくなります。
イキノコオリ

〈イキノコオリ/2〜4人/5歳〜/10分〉
解ける氷の上で生き残るアブストラクト風ゲーム。
縦4マス×横4マスの全16マスに氷タイルを2枚重ねて並べてからゲームを始めます。自分の手番では動物コマを1マス動かし、元々いたマスの氷タイルを1つ取り除きます。これを繰り返して氷がなくなったマスには入れず、動物コマが動けなくなったら脱落です。氷タイルを取り除く時に特殊効果が書いてある場合もあって、かなりの運要素かあります。行き場が少なくなる中でどう動くかの戦略と運のバランスが絶妙なゲームです。遊びながら地球温暖化が学べるはず。
オートリオ

〈オートリオ/2〜4人/8歳〜/20分〉
3×3のボード上で勝利条件を目指す特殊な三目並べゲーム。
自分の色の大中小のリングをボード上に1つ配置して、順番に繰り返して先に勝利条件を満たした人が勝ちです。勝利条件は、同じ大きさのリングを一直線に並べる・大中小の順番で一直線に並べる・大中小のリングを同じマスに配置するの3種類。よく見ると「相手はあと一手で勝てるのに見落としてるのかなぁ」と思ったりして気付きが重要になる、シンプルだけど奥深いゲームです。
オービト

〈オービト/2人/7歳〜/10分〉
自分の色のボールを4個一直線に並べる四目並べゲーム。
4×4の16マスあるボード上に自分の球を1つ置き、縦横斜め一列に球4個並べるのが目的のシンプルなゲームです。特徴的なのは、球を置いた後にボードの真ん中にあるオービトボタンを押すというルール。オービトボタンを押すと球が反時計周りで動く仕組みになっているので、思った通りに一直線になりません。先々を想像しないと頭が混乱します。
かわいいマトリョーシカ

〈かわいいマトリョーシカ/2〜6人/5歳〜/15分〉
めくられたカードの3色と同じ服を着ているマトリョーシカと同じポーズをするアクションゲーム。
様々なマトリョーシカのイラストが描かれた20枚のマトリョーシカカードを表向きで並べます。配色カードの山札から1枚めくって、配色カードの3つの色と同じ組み合わせの服を着たマトリョーシカを見つけたら、そのマトリョーシカと同じポーズをします。一番早くポーズを決めた人が配色カードを獲得して、最終的に獲得した枚数を競います。
クイズすごろくかぶーる

〈クイズすごろくかぶーる/3~6人/8歳〜/30分〉
クイズに答えてコマを進めるすごろくゲーム。
クイズの答えをホワイトボードに書いたら、サイコロの出目が書かれたボード上にウラ向きで置きます。全員が置き終えたら小さい出目の方からホワイトボードを公開して、クイズに当たっていればその数だけコマを進めます。他の人と答えが被るとコマは進めませんが、先に公開していた人は1マスだけコマを進めます。これを繰り返して、ゴールした人が勝ちです。クイズのレベルが3段階あるので、子供でも遊べるようになっています。
クマさんとかぞえよう

〈クマさんとかぞえよう/2〜4人/3歳〜/30分〉
カードの指示に従い、野いちごの数を競うゲーム。
自分の前に並んだ4枚のカードを自分の手番が来たら1枚めくります。カードにはイラストと共に何個の野いちごが貰えるかが描いてあるので、その数だけ野いちごを受け取ってヒモに通します。マイナスのカードの場合は、隣の人に野いちごをプレゼントします。これを繰り返して、最終的な野いちごの数を競います。数を数えたり、ヒモ通しをしたり、隣の人から野いちごを貰ったりあげたりして知育として優秀なゲームです。
ストライク

〈ストライク/2~5人/8歳〜/15分〉
コロシアムにサイコロを投げ入れて最後までサイコロを残すダイスアクションゲーム。
自分の手番では、コロシアム内にサイコロ1個を投げ入れて同じ目が出たらサイコロを獲得します。同じ目が出なかったら続けて投げ入れる事も可能ですが、手元にサイコロが無くなったら脱落です。同じ出目のサイコロを全て獲得してコロシアムにサイコロが無くなった場合、次の人は手持ちのサイコロを全部投げ入れなくてはいけません。これが盛り上がるところ。サイコロを使っためんこのようなゲームです。
タッチイット!

〈タッチイット!/2〜6人/10分〉
カードのウラ面を触って何が描いてあるかを当てる触覚クイズゲーム。
カードにはデコボコした特殊なエンボス加工で何かが描いてあります。各々がカードを持ったら、全員同時にウラ面を触って、表面に描いてある4つの絵のうちのどれが描いてあるかを答えます。一番遅い人は回答権がないのでじっくり触ってる暇はありません。正解すればカード獲得で、最終的な枚数を競います。触覚にスポットを当てた珍しいゲーム。
だるまあつめ

〈だるまあつめ/2〜6人/8歳〜/20分〉
同じ数をめくらないようにダルマを集める坊主めくりゲーム。
自分の手番では、数字が書かれただるまカードの山札から1枚ずつカードをめくります。めくったカードは予約カードとして手元に並べます。同じ数字をめくったら予約カードは全て没収となるので、適度なところでめくるのを止める必要があります。他の人がだるまカードをめくり自分の予約カードと同じ数字を出したら、めくった人に予約カードを渡さなければいけません。自分の手番がスタートする時に予約カードが手元に並んでいたら、その数字が得点となります。運要素が強いゲームですが、面白いと話題になった『ファミリーインク』のリメイクになります。
tsumoka

〈tsumoka〉
カードの指示に従って崩さないように積み木を置くバランスゲーム。
カードをめくると、積み木の個数か積み木に書かれた丸の合計数が指定してあります。カードの指示に従って、グラグラゆらゆらと揺れる土台の上に積み木を置きます。これを繰り返して、積み木を崩した人の負けです。足し算の計算力、バランス良く乗せる集中力が身に付くはず。
Tipp-Kick

〈Tipp-Kick/10分〉
フィギュアを使って相手のゴールにボールを入れるサッカーアクションゲーム。
サッカーのスタジアムを組み立てて、2人チームに分かれます。ボールは白と黒の2色になっていて、自分の色が上を向いていたら自分の攻撃。金属製の選手フィギュアの頭の上のボタンがあってそのボタンを押すと、足が動いてボールを蹴れる仕組みになっています。これを繰り返して、相手のゴールにシュートを狙います。前半5分後半5分の試合を行なって、得点を競います。1924年にドイツで生まれたゲームだそうです。
ハリガリ・ジュニア

〈ハリガリ・ジュニア/2〜4人/4歳〜/15分〉
同じ色の笑顔ピエロが2枚出たら、いち早くベルを鳴らすアクションゲーム。
8色あるピエロが描かれたカードを配り切って、全員が山札を持ってゲームを始めます。自分の手番では、カードを1枚めくって自分の前に出します。これを順番で繰り返して、同じ色の笑顔ピエロが2枚出てたら、中央に置いてあるベルを鳴らします。鳴らした人は出ているカードを全て獲得します。誰かのカードが無くなった時にカードをたくさん持ってる人が勝ちです。『ハリガリ』の子供バージョンです。
犯人は踊る

〈犯人は踊る/3〜8人/8歳〜/20分〉
犯人カードを持ってる人を当てるか、犯人になって逃げ切るカードゲーム。
全員にカード4枚を配って、自分の手番ではカード1枚を出して指示に従います。指示は、誰かとカード1枚を交換したり、全員同時に左隣の人にカードを渡したり。「探偵」カードを出したら「犯人」カードを持っている人を指名して当てたら勝ちです。また「犯人」カードは最後の1枚になったら出すことが出来て、「犯人」を出しても勝ちです。カード効果が多少違う3バージョンがあります。
ヒュードロドロップ

〈ヒュードロドロップ/2〜5人/6歳〜/20分〉
握った手の中から指定されたアイテムを落とすアクションゲーム。
赤いキューブ、透明なリング、クローバー型のカギ、ビスケット、キラキラした貝殻の5種類のアイテムを受け取り、片手で握ります。カード1枚をめくって、描いてあるアイテムを手の中から落とします。余計な他のアイテムを落としたら、全て拾ってやり直し。指示通りアイテムを落としすことが出来たら、もう片方の手でいち早く中央にあるオバケコマを取ります。オバケコマを取った人は金色の鈴がもらえて、金色の鈴を5個集めたら勝ちです。面白いのが、金色の鈴はアイテムと一緒に片手で持たなければいけません。勝てば勝つだけゲームが難しくなるのです。
フロッガーズ

〈フロッガーズ/2〜4人/5歳〜/20分〉
自分の前に置いたカードを昇順で並べ替えるカードゲーム。
数字カード8枚をウラ向きで並べて、山札からカードを1枚引きます。引いたカードを表向きにして数字を確認したら、左から数えて数字の枚数のカードと入れ替えます。入れ替えたカードをめくって、該当するカードと入れ替えます。すでに表向きになっている場所の数字か、ゴミカードをめくったら手番は終了です。これを順番に繰り返して、表向きに昇順で並べた人がとりあえずの勝ちです。勝った人は並べる枚数を1枚減らして次のゲームを始めます。並べる枚数をドンドン減らしていって、0枚になったら勝利となります。
Pitch&Plakks

〈Pitch&Plakks/6歳〜〉
指でボールを弾いて、ホールに入るまでの回数を競うゴルフアクションゲーム。
6種類のピースとトンネルや橋などの5種類の障害物を繋ぎ合わせてゴルフコースを作ります。これだけで100通り以上のゴルフコースが作れるようです。ゴルフコースを作ったら、球を指で弾いてカップインを目指します。子供向けと見せ掛けて、大人の方がコース作りにハマりそうですね。
ミスターダイヤモンド

〈ミスターダイヤモンド/2〜6/6歳〜/15分〉
本物のダイヤモンドを取るパーティーゲーム。
自分の手番では、八角形のボード上に置いてあるダイヤモンド1つをつまんで取ります。偽物のダイヤモンドの場合は、ボードに固定されているので持ち上がりません。偽物をつまんだら失敗です。本物のダイヤモンドをつまみ取ることが出来たら、アクセサリータイルの空いているスロットに乗せて得点を得ます。30年程前の名作が2024年に復刻されました。
ミツカルタ

〈ミツカルタ/2〜6人/6歳〜/10分〉
3つの文字を使った言葉を見つけるワードゲーム。
ひらがな1文字が書かれた六角形の文字カードを7つの山に分けて、置きます。表向きになっている7つのひらがなのうち3文字以上とカードには出ていない文字を使って言葉を作り、思い付いたら声に出して答えます。答えた人は使った文字カードを獲得します。文字カードの山の残りが3つになったら、獲得した文字カードの枚数を比べて多い人の勝ちです。語彙力が問われるので大人の方がかなり有利ですが、子供でも頭の回転が早くて発想が柔軟だったりすると大人が勝てなかったりします。
木版画なつかしの歌かるた

〈木版画なつかし歌かるた/3人~〉
読み札に合った取り札を取るかるたゲーム。
取り札を全て表向きに並べ、読み手が読み札を読み上げます。他の人は該当する取り札をいち早く取ります。取り札が無くなった時、取り札を一番多く取った人が勝ちです。読み札は「NHK日本のうたふるさとのうた100曲」の中から選ばれた50曲の童謡や唱歌になっています。民俗芸能などをテーマにした作品で知られる伊藤卓美さんによる木版画です。
もぐらたたき

〈もぐらたたき/2人/3歳〜〉
3色のペグを操作する側とハンマーで叩く側に分かれて遊ぶ対戦アクションゲーム。
ボードゲームというジャンルに含まれるのか迷うところですが、ゲームセンターなどに置いてあるもぐらたたきを木で再現した電気は一切使わないアナログゲームです。ルールなどの詳細は不明ですが、木箱の裏にあるレバーで3色のペグを操作します。一つ一つがおもちゃ作家の松島洋一さんの手作りだそうです。
今年も素敵な玩具が選ばれましたね。基本的に子供向けのゲームなんですが『ストライク』『クイズすごろくかぶーる』『だるまあつめ』とかは大人でも……というか、大人が熱中するゲームのような気がします。



