【おすすめ!最新!!ボードゲーム】『イーオンズ・エンド:レガシー』 協力型デッキ構築ゲームがレガシーになって登場!

アークライトは、協力型デッキ構築ゲーム『イーオンズ・エンド』がレガシーになった作品『イーオンズ・エンド:レガシー』を2023年1月19日に発売しました。

『イーオンズ・エンド』の特徴

オリジナルの『イーオンズ・エンド』では、プレイヤー達は「破孔魔術師」と言われる魔法使いとなって、「ネメシス」と呼ばれる敵と対峙します。

▲画像はBGGより

いわゆるデッキ構築系ゲームになっており、「宝石(いわゆるお金)」や「遺物」「呪文」といったカードを購入しながら自分のデッキを改良しネメシスを退治してゆきます。

特徴的なのは、「プレイヤーの山札を作る時に捨て札を混ぜること無くそのままの順番で山札を作る」というのがあります。使った順・購入した順に捨て札に置かれているカードがそのまま出てくるのです。

▲画像はBGGより

これによって、後で使用するときのコンボをあらかじめ作り込んで置いたりすることが出来る、という目新しいものでした。

また他にも「手番順が不定」となっており、「次が誰の手番か」をカードを捲ることで決定する仕掛けにもなっています。敵であるネメシスの手番が連続になったり、絶妙のタイミングで特定のプレイヤーの手番になったりと一喜一憂できる仕掛けが組み込まれているのです。

『~レガシー』に変わって

『イーオンズ・エンド:レガシー』になっても、基本の特徴はそのままです。迫り来る「ネメシス」と退治するために、デッキを構築してゆきます。山札を作るときにカード順番は変わりませんし、プレイヤーの手番もランダムのままです。

大きく違うのは「プレイヤーはかけ出しの半人前」ということ。そして「連続したシナリオ性」になった、という点です。

プレイヤーは破孔魔術師として入門したばかりの半人前という設定です。レガシー系のゲームなのでネタバレに配慮しながら説明すると、「『イーオンズ・エンド』ではプレイヤーキャラクターだった人物が、プレイヤーの先輩として登場」しています。

半人前という設定のため「キャラクター能力」が全くありません。どのキャラを使うかでキャラ毎にユニークな能力があったオリジナルと異なり均一の能力ですし、扱える「宝石」「呪文」「遺物」カードも非常にベーシックな物ばかりです。

そこで「連続したシナリオ性」が効いてきます。第1章から始まるわけですが、ネメシスが何やら迫ってきてプレイヤー達はそれに対峙していかなくてはなりません。

1つのゲームが終わる毎に世界が徐々に変わって行き、キャラクターの能力も変化し、個性が生まれてきます。共に戦っているプレイヤー間で、「どのような方向にしよう」と相談しながらキャラを育てられるのです。

1回のゲームは、「勝つと負ける」しかなかったオリジナルと違い、シナリオがあるおかげで負けてもそこで終わりになりません。次々と迫ってくるピンチに向かって、また戦っていける仕掛けがあり、再考できる仕掛けが用意されています。

プレイ感

1回のプレイがほどよいプレイ時間で収まり、キャラクターの能力改善も派手でサクサク能力が改善することからテンポ良く進むタイプのレガシーです。

オリジナルの『イーオンズ・エンド』がお好きだった方には楽しめるはず。デッキ構築・協力ゲームがお好きな方もハマれるのではないかと思います。

今回紹介した内容は、下記映像でも説明しています。ご興味ありましたらそちらもぜひご覧ください。

イーオンズ・エンド:レガシー 完全日本語版
日本語版発売元:アークライト
デザイナー: ケヴィン・ライリー、ニック・リトル
発売日:2023年1月19日
価格:1万4080円[税込]
プレイ人数:1~4人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:60分