1月22日はカレーの日です。
1982年1月22日に学校給食創立35周年を記念して、全国学校栄養士協議会が学校給食の試食会を実施しました。その日に全国の小中学校で約800万人にカレーライスの給食が出されたので「全国一斉献立カレーライスの日」となりました。その後、全日本カレー工業共同組合が1月22日を「カレーの日」に制定したというのが由来だそうです。
辛い食べ物が苦手な人はいても、カレーが嫌いという人はなかなかいないのではないでしょうか? 食欲がなくてもアノ臭いでお腹が空いてきますよね。ホント不思議な食べ物です。
多くの人に愛されるメニューですが、ボードゲームのテーマとしても人気というのはあまり知られていません。
ということで、カレーをテーマにしたボードゲームを11タイトル紹介します。
ギリギリカレー
〈ギリギリカレー/2〜5人/8歳〜/15〜20分〉
鍋に食材を入れて美味しいカレーを作るカードゲーム。
手札から食材カードを1枚鍋の下に並べるか、すでに食材カードが並んだ鍋を引き取るかのどちらかの行動をするだけ。食材はタマネギ、ポーク、エビ、ニンジンなどの王道ものからハチミツ、醤油、愛情などなどバラエティ豊富で、味をイメージするだけで楽しいです。裏向きのカードに書いてある数字以上の食材を鍋に入れるとカレーじゃない物になってしまうので、リミットギリギリを狙って美味しいカレーを作ります。カレーのルーの様な箱のデザインが素晴らしい!
大ボラカレー
〈大ボラカレー/4〜8人/8歳〜/10〜30分〉
スペシャルカレーを食べた人を当てる推理ゲーム。
1人が店員役になり、他の人はお客役になります。店員はお客さんにカレーカードを1枚配ります。その中で1人だけ激辛のスペシャルカレーのカードを受け取り、誰がどの辛さのスペシャルカレーを持っているかを当てる推理ゲームです。スペシャルカレーは辛さの違う4枚があって、お客に配らなかった3枚の中から各々が2枚をこっそり見て議論し、お客役は辛さを当て、店員役は誰が持っているかを当てます。
夏至カレーパーティー
〈夏至カレーパーティー/2〜4人/8歳〜/15〜30分〉
具材を集めてカレーを作る神経衰弱ゲーム。
食材カードを裏向きにして並べたら、カードを2枚めくって同じ食材なら獲得というトランプの神経衰弱と同じルール。違うのは、始める前に配られたレシピに書いてある条件を満たすと高得点だったり、特定の食材がマイナス点だったりします。そして夏至カードが3枚めくられたら突然ゲーム終了となります。
ファミーリエさんで、夏至カレーフェスで気になってたカードゲーム「夏至カレー パーティー 加茂ナス付き」を購入〜 #ボードゲーム pic.twitter.com/zTdCjtJvAz
— あんバーガー (@zaku_iron) July 16, 2018
カツカレー喰ってる場合か!?
〈カツカレー喰ってる場合か!?/4〜6人/8歳〜/30分〉
野党の党首になって物の適正価格を決めるオークションゲーム。
値段がバラバラの価格カードを何枚も受け取ったら商品カードをめくって、その商品の庶民的な値段だと思う価格カード1枚を出して商品を競ります。一番価格が高かった人が落札しますが、2位の人と価格が2倍以上差があった場合は失格となります。その場合は2位の人が落札しますが、3位の人と価格が2倍以上差があった場合は失格で、さらに下位の人が落札するので、庶民的な適正価格に落ち着くというシステムになっています。商品はカツカレーだけではなく、かばん、高級料亭、サラリーマンの年収、カップ麺などいろいろあって、ワイワイ楽しめます。
ワンナイト人狼×ゆるキャン△
〈ワンナイト人狼×ゆるキャン△/3〜7人/10歳〜/10分〉
1ターンだけで勝敗を決める『ワンナイト人狼』のアニメ『ゆるキャン△』バージョン。
設定&ストーリーは『ゆるキャン△』の世界観がベースになっていて、夜中にカレーをこぼした犯人を探すという内容になっています。人が襲われるというゲームではないので、ゆる〜くほのぼの遊べます。
アカネメシ
〈アカネメシ/3〜4人/20〜30分〉
アイドルマスターシンデレラガールズの日野茜になってカレーライスをたくさん食べるカードゲーム。
自分の前にカードを出すことでご飯を食べたことになり、カードに書いてある数だけ加点となります。辛いカレーの方がご飯が進むので高得点になっています。しかし、辛さの合計数が6を超えると辛さチェックをする必要があり、サイコロを振って出目が辛さの合計数の方が下回るとカードを置けなくなります。カレー好きのアイドルをモチーフにしたゲームです。
ウサギのカレー
〈ウサギのカレー/3〜4人/10歳〜/10〜15分〉
カレー屋だらけの国でお客の数を競うカードゲーム。
数字が書かれたカードを全員同時に出して、お客さんが辛党なら数字が大きい人、甘党なら数字が小さい人が勝ちというバッティングゲームです。辛さをプラスにするガラムマサラや、辛さをマイナスにするラッシィーなどアイテムカードもあって、単なるバッティングゲームではないのが特徴です。ウサギのゲームを数多く作っているサークルなので、ウサギが活躍します。
ドットウサギでお馴染み
ショーナンロケッティアさんの「ウサギのカレー」カレー屋さん経営ゲームのようですが、カードを見る限りカオスな予感しかしません(笑)
ハトカリーとかネコカリーとか何#ゲムマ戦利品 pic.twitter.com/rvRW1oJbSV— むらまさ (@murayan) November 22, 2015
俺たちのカレーうどん
〈俺たちのカレーうどん/1〜99人/6歳〜/1〜3分〉
オーダーミスが多いうどん屋でカレーうどんにありつくのが目的のゲーム。
指を立てて両手で0〜6を宣言したら、うどんカードを1枚めくります。カードに書かれた辛さの数と立た指の数が違った人はダメージを受け、体力が0になったら脱落です。生き残ったら勝利となります。カレーうどんのカードが1枚だけあって、宣言する時に両手をパーにしていればカレーうどんを獲得出来て勝利となります。1〜2分で勝敗が決する運要素満載の冗談みたいなゲームです。
なぜ、食堂のカレーうどんが不味くなったのか
〈なぜ、食堂のカレーうどんが不味くなったのか/3〜6人/10歳〜/15分〉
会社の会議で後輩の意見を上手くフォローする大喜利ゲーム。
会議のテーマは、社員食堂の人気No. 1メニューであるカレーうどんが何故不味くなったのかの原因究明です。意見カードと拾いカードを1枚ずつめくって、そのカードに書かれた内容に沿ってフォロー出来たら得点獲得になります。意見カードには「総務部長の口癖『人生は色鉛筆』だからじゃない?」「となり町が花火の発注数を間違えたからじゃない?」など筋違いな意見が書いてあって、拾いカードには「強さ」「新しさ」「縁起の良さ」などの形容詞が書いてあるので、なんとか繋げてフォローするストーリーテリング系の大喜利ゲームです。
ゲーミフィジャパンさん(@GamifiJapan)
の「なぜ、食堂のカレーうどんが不味くなったのか」のプレイ動画です。
珍回答のみで贈る大喜利合戦。聞いてる人も答える人もわけわからなくなってく様を是非ご視聴ください。#ボドゲ #ボドゲ好きと繋がりたい本編はコチラ↓
https://t.co/iSN8hZC1vd pic.twitter.com/orq2YgqwJ1— 週刊バカ途中 (@Bakatochu) August 25, 2021
おしりボルケーノ
〈おしりボルケーノ/3〜5人/10歳〜/10〜15分〉
激辛カレーをたくさん食べて、翌日平静でいられるかを競うカードゲーム。
山札からカード2枚を手に取って、どちらかを選んで効果を発動するというのを繰り返します。激辛カレーは自分の前に置いて、辛さポイントが自分の得点になります。牛乳や胃薬などのアクセントカードは他人のカードを1枚奪ったり、最も辛いカレーを無効にしたり様々な効果があり、なかなか派手な展開をみせるゲームです。最終的に、自分の前に並んだカード枚数より辛さポイントが上回ると、おしりボルケーノで失格。タイトルとは裏腹に結構ちゃんとしたシステムです。
うんこカレー
〈うんこカレー/2〜7人/5歳〜/20分〉
うんこが入ったカレーを避けながら、うんこの入っていないカレーを食べるカードゲーム。
タイトルがかなりアレなので小学生が作ったのかと首をひねりたくなりますが、一流出版社のKADOKAWAが立ち上げた「カドアナ」というアナログゲームブランドの第1弾作品です。欧風カレー、おこさまカレー、インドカレー、ドライカレー、レトルトカレー、カレーパンの6種類のカレーカードが8枚ずつあって、裏返すと各種2枚ずつうんこカレーになっています。うんこカレーをめくらずに普通のカレーを3枚めくるのが目的です。
カレーがテーマになっているだけで、何だか楽しくなっちゃうのが特徴ですかね。ルールやシステムを聞く前からワクワクしちゃうと言いますか。もしかしたら、心がはずむのもスパイスの効果かも知れません。どれもカレーを食べた後か食べながら遊んでみたいボードゲームばかりでした。