災害はいつ起こるか分かりません。被害に遭ってから後悔しても遅いのです。今すぐにでも天災に備えなければ。
……というのは頭では分かっていても災害対策ってなかなか出来ないものですよね。そんなあなたに朗報です!なんと、遊びながら防災の知識が身につくボードゲームがたくさん存在するのです。遊んで防災を身近なものにしようってわけ。「でも、そういう教育用ゲームってつまらないでしょ…」と思いますよね?調べてみたところ、普通に楽しめるボードゲームが多い!これは意外!
そこで、是非とも遊んで欲しい・遊んでみたい防災ボードゲームを8個選びました。ボードゲームに詳しいゲームマニアでも存在すら知らない凄く珍しいボードゲームだらけのはず。
ローランド
北ドイツを舞台に羊を増やしてお金を稼ぐワーカープレイスメント。タイトルで分かる通り低い土地なので、洪水を防ぐ為みんなで協力して堤防を作る必要があります。協力しない人がいると高潮が来て羊が流されてしまいます。なので、他人の農場よりも豊かにしつつ堤防作りにも協力するという絶妙な駆け引きが非常に面白いゲームです。
今日ご紹介致しますボードゲームは ローランド です
妻と今回の台風19号のニュースを見て、ダムや堤防を作るボードゲームって流石にない?と聞かれ探して見ました。
有りました! ローランド です。
来るべき嵐に備えて堤防を皆んなで作る。
備えあれば憂いなし!#へクス紹介 pic.twitter.com/Bpb0JYbmRV
— ヘクス・イン・ゲームズ (@hexingames) October 14, 2019
#ローランド 協力して堤防を作り洪水を防いだり、羊を増やしたり。手番数的に片方をやると、もう片方があまりできない仕組み。堤防の協力要請が面白い。ワカプレながら場所の取り合いはなく、同じアクションを打てるので、のんびりしたプレイ感で好み。3人だと意外とサクサク進行なのもよい pic.twitter.com/w4KmaCgDmr
— ファズ@ボドゲファン人 (@bgfan_jinn) July 15, 2020
パンデミック:ライジングタイド
国土の4分の1が海抜0メートルのオランダが舞台。堤防や港、水を汲み上げる為の風車などをキャラクターごとの能力を駆使して作りながら4つの施設を建設する協力型ボードゲームです。名作「パンデミック」とほぼ同じシステムなので面白さは間違いなし!果たして、オランダを洪水から救えるのか?
本日のあらいぐまボードゲーム会報告
「パンデミック:ライジングタイド」
協力して災害から世界を守るパンデミックの大洪水バージョン。
大洪水の出だしから何とか各職業のスキルを活かして堤防とダムと港を作り、楽勝で最後の水利施設を作って人類の勝利!と思いきや、連続嵐で突然の死。#あらボ pic.twitter.com/1g1Wwjibnu— susan (@shiningsusan) February 24, 2019
初めてオランダを救えた!
このゲーム、達成感がすごい!!#パンデミック#ライジングタイド#ボードゲーム pic.twitter.com/bc7GhJGpgm— のり (@nfoarti) September 11, 2018
ダイレクトロード「海辺の町」
瀬戸内海に面した海辺の町が舞台で、南海トラフ地震が発生して80分後に津波がやってくるという設定。司会のような進行役が1人必要で5〜7人が1つのチームとなって目標達成を目指す協力ゲームです。演劇のエチュードみたいなゲームなのかな。かなり面白そう。ゲームスタート時に各々が違うカードを渡されて、他人にはカードを見せずに謎を解いていくリアル脱出的要素もあるんです。マーダーミステリーじゃないけど進行役がゲーム内容をしっかり把握しないと遊べないかも知れません。
【行事名】ジェネリックスキルⅠ 防災ゲーム「ダイレクトロード」
2月12日(水)の総探は、クラス混合の班で神戸市消防局作成の防災ゲー
ムに取り組み、災害時に複数の情報を統合して課題を解決する手法を学び、
防災意識も高めました。
■身に付けたい力: ①知識を活用する力、②協働する力 pic.twitter.com/SUE6wHfi0s
— 京都府立亀岡高等学校 (@kameoka_hs) February 13, 2020
本日は静岡県内で労働組合の防災セミナーでした。テーマは『災害情報の収集伝達のコミュニケーション』。教材「ダイレクトロード」を使用。行動に紐付く情報とは?選択や決断に何が影響するのか?災害初動対応での情報共有や優先順位について、謎解きで楽しみながら考えていただきました。 pic.twitter.com/BdN1q8TfQy
— 宮﨑賢哉 (@kenyamiyazaki) October 9, 2019
避難所HUG
2007年に静岡県危機管理局が作った協力型カードゲーム。避難者の年齢・性別・国籍などが書かれたカードをどのように避難所に配置するか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかの模擬体験ゲームです。上記の「ダイレクトロード」と同じでカードの読み上げ係が1人必要で5〜6人が1つのチームとなって上手く避難所を運営していくのが目標。カード枚数250枚、ゲーム時間150分となかなかの重ゲーとなってます。ちなみにタイトルのHUGはHinanjyo Unei Gameの頭文字を取ったもので東日本大震災の時に知識が役立った自治体も多いそうです。これは完全にリアルシミュレーションですね。
2月13日(水)に陸前高田市コミュニティホールにおいて、避難所で起こり得る様々な状況を疑似体験する「避難所運営ゲーム(HUG)」が行われました。
市では、出前講座等で同ゲームを準備しておりますので、ご希望の方はお申込みください。#陸前高田市 #研修 #避難所運営ゲーム #HUG pic.twitter.com/fSmH8mj4Zk— 陸前高田市 (@rikutaka_city) February 20, 2019
今日は地域の防災会合☆
避難所運営ゲームの #HUG (ハグ)をやった🙋
次々起こる問題あなたはどう対応する⁉️ってゲームで、これは面白い😄
いや、面白がっちゃいけないのか😅
でもゲームで防災学べるって、ばり良いと思う✨#防災#ボードゲーム#カードゲーム pic.twitter.com/CP0MCQbqFX— お試し (@otameshi_Xanth) August 31, 2019
防災カードゲーム シャッフル
災害時に役に立つ情報の書かれたカードがお題で、そのお題に合ったカードを手札から出して、順番通りに並べたら得点獲得というルール。トランプの7並べのようなゲーム内容で、チャレンジカードに書かれた特殊効果もUNOっぽくてゲーム初心者も食いつき良さげ。カードが出された後に正しい順番に並べるのがこのゲームの肝になってるようです。これは遊びながら防災の知識が身に付きますね。
【Bosaiカフェのゲーム②】
『シャッフル』
UNOと7並べを合わせたような防災カードゲーム🌝
ポイントを多く稼ぐために、相手の持ち札を読み、出すカードとそのタイミングを決めます❕
究極の頭脳戦が繰り広げられることでしょう🦐❇️🦈
防災知識の有無も重要な勝敗のポイントになります😏🌱 pic.twitter.com/7wzYURylu6— チーム防災 (@teambosai) December 8, 2017
娘と息子、防災カードゲーム「シャッフル」をやっています。そなエリアに行った事がある人は、この絵に見覚えがあるはず! pic.twitter.com/MtJechON
— 天音(メタモンの人) (@amane712) April 10, 2012
INCASE
山札からカードを1枚ずつめくって、めくった防災カードを獲得してその枚数を競うというゲーム。ただし地震カードが出ると防災カードはもらえないので、欲張らずに途中でやめなきゃいけないというチキンレース的な坊主めくりですね。地震カードにはレベルがあって地震レベル3になったら地震発生場所に見合った掛け声とポーズするというアクション要素もあります。これは子供でも遊べそう。
届いた!可愛い!
防災を学べるボードゲーム#INCASE@ryunosuke_bgh 山本さんに教えてもらった🙌 pic.twitter.com/hLrbVOkOMV— manami | まーちん (@wassyoi3776) February 11, 2021
今年度の日本語教室で活用を検討している防災ボードゲーム「INCASE」が届きました。
今年も各地域のみなさんにご協力をいただきながら、事業を進めてまいります!#地域日本語教育コーディネーター pic.twitter.com/FuO346htEB
— みやざき|日本語教師とライター (@jinro_miyazaki) June 20, 2020
いえまですごろく
地震発生後の町が舞台で家族みんなで自宅に帰るというすごろくゲーム。全員で協力しないと先に進めないマスがいくつかあって皆で力を合わせる事の大切さが学べるようになっています。日本赤十字社が開発に加わっていて、実際に小学校で教材として使われているそうです。これぞ遊びながら学ぶ。30分程で終わるのも授業向き!
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3月14日発行の
中日こどもウイークリー
に掲載されました🗞
\「相談する力」をテーマに、
協力型ゲームとして「いえまですごろく」を
取り上げていただきました!!一人でなんとかしようとせず、
周りに相談するチカラをぜひ子どもたちに
身につけてほしい📣 pic.twitter.com/ljtrPqM43j— ボウサイをデザインする・yamory (@yamory_) March 16, 2020
6月26日、北名古屋市立五条小学校で、日赤愛知県支部が共同開発した防災ゲーム「 #いえまですごろく」を実施しました。子ども達は、#赤十字ボランティア と一緒に災害時の対応について学びました。「災害の恐ろしさがわかった」「みんなで協力したからゴールできた」と感想を書いてくれました。 pic.twitter.com/K6QlA3joAN
— 日本赤十字社愛知県支部 (@aichi_jrc) June 27, 2019
カードゲーム いっしょに逃げてもいいのかな?
災害が起きた時にいかにしてペットを守るかという協力型カードゲーム。防災ボードゲーム自体が珍しいのに、その中でも一際とんがったテーマのペット防災ゲーム。世界唯一でしょうね。ゲームとしては7並べとすごろくが合わさった感じで、ペットを全てゴールさせるのが目的となっています。ゲームとしての面白さだけじゃなく、自分が飼ってるペットの事を想って災害時の行動について話し合いをする作りになってるのは見事ですね。
『いっしょに逃げてもいいのかな?』は、今回の掘り出しもの! 動物が出てきて、協力型ゲームということで即決購入。今回はまったく事前チェックをしていなかったので、偶然目に入ったのは幸運でした。いつまでもどこまでもいっしょにいるのです。#ゲムマ2019秋 #ゲームマーケット2019秋 pic.twitter.com/sHxzBwsK08
— J☆P-MCU!!! (@JPMCU) November 23, 2019
ボドゲもやった!
ペットと避難する協力ゲーム【いっしょに逃げてもいいのかな?】防災について学べるだけじゃなくゲームとしても程よく難しくて面白い。
それぞれのペットに名前をつけてやると楽しさ倍増。
カードの引きが悪すぎて2匹ペットを野生に返してしまった…w pic.twitter.com/5oLGiWaTqQ— にぼし (@nibosifuumi) January 11, 2020
こうして並べてみるとほぼ協力ゲームでした。防災は1人じゃ出来ないってメッセージなんですかね。防災はみんなで力を合わせてやるもの、と覚えておきましょう。
防災って実際はカンタンなものじゃないんだろうけど、面倒臭そうだなぁと避けるより、楽しく遊びながらでも身に付ける方が良いに決まってます!難しい顔をしながらじゃなく、楽しみながら備える。楽しみながら学ぶ。これが新しい防災への向き合い方ですよ。