コロナ禍でもボードゲームを楽しみたいですよね。マスクやアルコール消毒など感染対策をしながら遊ぶのは当然なんだけど、対面で遊ぶことに抵抗がある人も少なくないでしょう。
では、会話禁止のボードゲームがあると知ったらどう思いますか?
ルールとして喋っちゃいけないゲームです。普通なら会話が弾んだり、大声で盛り上がるものなのに声を出しちゃいけないというサイレントなゲーム。こういう状況下でも、少しは気持ち的に遊びやすくないですか?
という訳で、お喋り禁止のボードゲームを7つ紹介します。
ザ・マインド
1〜100までの数字が書かれたカードを参加者に一枚ずつ配って、小さい数字の人からカードを場に出すだけの協力ゲーム。カードは他の人に見せちゃダメだし、アイコンタクトやジェスチャーも禁止、もちろんお喋り禁止。喋れなかったら数字の大小が分からないし面白いのか?と思うけど、ちゃんとゲームになってるのが不思議。何度か遊ぶとコミニケーションが取れない中で小さい数から順に大きい数を出せるようになるからさらに不思議。
これに慣れた人の為の「ザ・マインド エクストリーム」という上級者バージョンも存在します。これも良く練られたルールになっているので気になる方は是非。
沈黙
最初に配られたカードを全て場に出し切るのが目的の協力ゲーム。色は4色で数字は1〜13、トランプの7並べのようにカードを出していきます。ただし色ごとにドンドン大きな数字を出さなきゃいけないという縛りがあるので「ザ・ゲーム」のような苦しさがこのゲームの肝となっています。
これも喋っていいならカンタンなんですけどね。タイトル通り沈黙ゆえに難しいゲームです。
ザ・クルー
協力型のトリックテイキングという珍しいゲーム。会話禁止という縛りの中でミッションをクリアしていくのが苦しくもあり、歯痒くもありで黙っているのが楽しいゲームです。1ゲームが5分程で終わるので失敗しても成功するまで繰り返し遊んじゃいますね。
ミッションごとにお題を読み上げる必要があるので、実際にはクリアする度に多少の会話は必要なんだけど、メインのゲーム中は一切喋れません。
マジックメイズ
4人の勇者をデパートから脱出させる協力型ボードゲーム。制限時間があるリアルタイムゲームなので、喋っちゃいけないゲームの中では最もハラハラするはずです。キャラクターごとに出来るアクションが決まっているので「あなたが左に動かして!」というメッセージを雰囲気と眼力で何とか無言で伝えるのが面白い。なかなか伝わらない中で砂時計の砂が落ちていくイライラ感も良いですね。
ゲームが終わった後に大きなため息が出ちゃうゲームです。仲良く遊びましょう。
勝手にしやがれ
木製のブロックをピラミッド状に上手く積み上げる2人専用の協力ゲーム。木製ブロックには表と裏で違うイラストが書いてあって、同じイラストの上なら木製ブロックが置けるというのが原則。2人の間に木製ブロックを立てて遊ぶので、お互いが見てる情報が違うんです。それを会話禁止の中で何とか伝えて目標を達成させるゲームです。
5分くらいで終わる軽いゲームなんだけど、これぞ以心伝心。相手の気持ちを読んだり、相手に気持ちを読んでもらう事の難しさよ…。
チームプレー
各々ペアになって指定された組み合わせのカードを集めるセットコレクションのチーム対抗戦ゲーム。会話禁止でペアの相手にカードを渡すのがこのゲームの最大の特徴。カードとセットコレクションのお題は公開されているので、ペアの相手が何を欲しがっているのかを想像して渡すという息の合ったプレイが求められます。
普段ゲームをしない人や子供と一緒に家族で遊ぶのに向いてるかなぁという気軽に遊べるゲームです。
花火
花火を色ごとに順番通りに出していく協力ゲーム。このゲームは、他人の手札は公開されているけど自分の手札だけが見れない状態で遊ぶという特徴があります。自分の手札が分からないので他人にヒントを出してもらって推測するのがこのゲームの面白いところ。他人の目線が物凄く気になってしまうゲームですね。
ヒントは声を出すので厳密には会話禁止とは言えないけど、ヒント以外は相談はもちろんリアクションも禁止となっています。
会話禁止のゲームは100%協力ゲームでした。言葉以外で何かを伝えるという縛りがコミュニケーションとしての面白さを産むんでしょうね。
よく考えてみれば将棋などのアブストラクトゲームは無言で遊ぶタイプがほとんどなので、ルールとして会話を禁止してる訳じゃないけど「ツイクスト」「コリドール」「ブロックス」辺りは一言も喋らずに遊べますね。アブストラクト以外でも全員がルールを把握してれば「ラミィキューブ」「宝石の煌き」「カルカソンヌ」とかも会話無しでいけるかな?
とにかく、どんなボードゲームを遊ぶにしても感染対策は忘れずに。はぁ〜普通に遊べる日はいつになるやら…。