革新的なゲームを選ぶ賞 innoSPIEL2022 ノミネート作3作を紹介!

8/8に革新的なゲームを選ぶ賞、innoSPIEL2022 のノミネート作3作が発表になりました。

選ばれた3ゲームは以下の通りとなっていて、オインクゲームズの『HEY YO』も選ばれました(詳細記事)。今回はそれぞれ、どんなゲームなのかを簡単にご紹介します!

「innoSPIEL2022」ノミネート作

innoSPIEL LOGO

「innoSPIEL」は革新的な取り組みをしているゲームにおくられるゲーム賞で、過去には『Ghost Adventure』(2021年)、『ROOT』(2020年)、『AB THROUGH THE WALL』(2019年m)、『COOL RUNNINGS』(2018年)、『MAGIC MAZE』(2017年)などが選ばれています。

大賞作は、ドイツ・エッセンで開催される世界最大級のボードゲームイベント・SPIEL’22で発表となります。

ECHOES - innoSPIEL2022
HEY YO - innoSPIEL2022
WONDERBOOK - innoSPIEL2022
  • ECHOES (Ravensburger):カードに仕込まれた音をつなげる謎解きゲーム
  • HEY YO (オインクゲームズ):リズムに合わせてカードを出してハイスコアを狙う協力ゲーム
  • WONDER BOOK (dV Giochi/ABACUSSPIELE):飛び出す絵本の上で6つの話を進める協力バトルゲーム

ECHOES (Ravensburger)

ECHOES - innoSPIEL2022

『ECHOS』は、カードに仕込まれた音を専用アプリでスキャンし断片的な音声を正しい順に並べて事件を解決することを目指す、新感覚のオーディオミステリーゲーム。

ECHOES - innoSPIEL2022

革新的な点として、音を繋ぐことでラジオ劇となりユニークな映画体験を作り出す点が挙げられています。

短かったり長かったりする音の断片を一緒に聞いて、物語がどこに属するか議論が生まれ展開していく音響パズルとなり、現在までに「The Dancer」「The Cacktail」「The Mircochip」の3つのストーリーがリリースされています。

ECHOES - innoSPIEL2022

ゲーム名 ECHOS
デザイナー Matthew Dunstan、Dave Neale
出版社 Ravensburger
人数 1~6人
年齢 14歳~
時間 60分

HEY YO (オインクゲームズ)

HEY YO - innoSPIEL2022

『HEY YO』は、リズムに合わせてカードを出して高得点を狙うことを目指す協力型ゲーム。プレイヤーは、ラップバンドのメンバーとなり、韻とビートをリズムマシンのリズムにのることで名声を手に入れることを目指します。

リズムを流すマシーンが同梱されているのが最大の特徴で、2本のラインに4種類のアイコンをつなげていき、出来るだけ長く同じアイコンをつなげることで高得点に。

ゲーム名 HEY YO(ヘイヨー)
デザイナー Takashi Saito
出版社 オインクゲームズ
人数 2~10人
年齢 8歳~
時間 15分

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WONDER BOOK (dV Giochi/ABACUSSPIELE)

WONDERBOOK - innoSPIEL2022

『WONDER BOOK』は、ドラゴンの国”オニリア”を舞台にドラゴンを助けることを目指す協力型ゲーム。”オリニア”の入り口である「WONDER BOOK」を開き、本の中と本の上でゲームが進行します。本の中から木が立ち上がってくる飛び出す絵本の仕組みが特徴的で、ストーリーを進めるにつれて、木が段々と増えていきインタラクションが生まれます。

WONDERBOOK - innoSPIEL2022

ゲームの対戦相手は、カードによって行動を決定。ゲームは6つのストーリーを順に進めていく形式で、プレイヤーたちの決断はゲームの進行やストーリーに影響を与えます。

審査員からは、物語に登場する木とポップアップ式の巨大な王冠が、視覚的な目的になっているわけではなく木に含まれる多くの要素がゲームとうまく融合し、高度なインタラクションを実現している点が評価されたようです。

ゲーム名 WONDER BOOK
デザイナー Martino Chiacchiera、Michele Piccolini
出版社 dV Giochi、ABACUSSPIELE
人数 1~4人
年齢 10歳~
時間 60~90分

おわりに

innoSPIEL2022 にノミネートされた3作のゲームについて紹介しました。

日本発の『HEY YO』がランクインしているのは素晴らしい快挙ですし、日本未流通の他2作品も大変気になるところです。『ECHOES』も『HEY YO』も音を使ったゲームなので、今後のゲームトレンドになるかもしれません。大賞作の発表が待ち遠しいです!

参考 innoSPIEL nomineesSPIEL fair