「ドラゴンボール」は数え切れないくらいボードゲーム化されていた!

2024年3月1日に漫画家の鳥山明さんが亡くなりました。

去年公開されたアニメーション映画『SAND LAND』のテレビアニメ化とゲーム化が発表され、『ドラゴンボールDAIMA』が今年秋にテレビ放送の決定が発表された直後、今年の3月1日にすでに亡くなっていたという一報に悲しみと驚きを同時に抱いた人も多いでしょう。

鳥山明さんは漫画やアニメ、ゲームのキャラクターデザインなどなど様々な形で作品を残しています。その中で代表作と言えば『ドラゴンボール』でしょう。週刊少年ジャンプで1984年〜1995年まで連載されていた『ドラゴンボール』は日本だけでなく世界中で翻訳されて読まれ、単行本が世界中の累計で2億6000万部発行されたと言われています。

主人公の孫悟空やその他の登場人物を扱ったキャラクター商品も数え切れないほど作られました。

そこで、ドラゴンボールを題材にしたボードゲームをできるだけ紹介します。現在は発売されてないゲームも多いのですが、せめて情報だけでも。

超戦士バトルゲーム 宇宙一の超戦士は誰だ⁉︎

〈2〜4人/6歳〜〉

ルーレットを回してコマを進め、超戦士カードを集めるすごろくゲーム。

アニメ『ドラゴンボールZ』から『ドラゴンボール超』までの名場面がマスに書かれているので、ストーリーをなぞりながら遊べるボードゲームとなっています。

争奪バトル!ドラゴンボールワールド

〈2〜4人/5歳〜〉

いち早くドラゴンボール7個を集めるボードゲーム。

アニメ『ドラゴンボール改』の世界観に沿った4つのエリアを周回して、ドラゴンボールを集めます。ホントに7つしかないので、他の人が手に入れたドラゴンボールをバトルで奪ったりして7つ集めます。

UNO   ドラゴンボール超

〈2〜10人/7歳〜〉

配られた手札をいち早くなくすゴーアウト系カードゲーム。

112枚全てのカードに『ドラゴンボール超』のキャラクターが描かれています。しかも書き下ろしです。さらに「ビルス&シャンパ」のスペシャルカードが4枚入っていて、このカードを出したら1色指定して自分の手札から指定した色のカード全てを隣の人に渡すという特別ルールのカードになっています。

UNO  ドラゴンボールZ

〈2〜10人/7歳〜〉

配られた手札をいち早くなくすゴーアウト系カードゲーム。

112枚全てのカードに『ドラゴンボールZ』のキャラクターが描かれています。7つのドラゴンボールが描かれた「シェンロンに願いを」というスペシャルカードが4枚入っています。このカードを出したら山札からカードを1枚めくって、そのカードにドラゴンボールが描かれていたら4つの中から好きな願いが叶えられるという特別ルールになっています。

ドンジャラ、ジャラポンゲーム

牌を揃えて決められた役を作る麻雀風セットコレクションゲーム。

バンダイの商品名が「ドンジャラ」で、エポック社の商品名が「ジャラポンゲーム」です。ドンジャラは『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボール超』が作られていて、その中でもいくつかのバージョンが存在します。ジャラポンゲームは『ドラゴンボール』のみで2バージョンあります。アニメ放送時のスポンサーに関係がありそうですね。

ベジータ王子のエリートトランプ

普通のトランプ。

カードには全てベジータのイラストと名台詞が書かれています。姉妹品として『フリーザ様の宇宙の帝王トランプ』もあります。主人公以外の人物だけでこういう商品が作られるのが『ドラゴンボール』のキャラクターが魅力的という証拠でしょう。

ドラゴンボール大魔王復活

カードを出してコマを進め、ピッコロ大魔王を倒すすごろくゲーム。

カードには数字が書いてあって、大きい数字を出せばその数だけコマを進めることが出来ます。しかし、経験値を稼ぐためのバトルでは数字の大きいカードの方が強いので、あまりコマを進めずに大きい数のカードを温存すべきかという悩みが出てきます。

バンダイから発売されていたボードゲームのシリーズ、パーティジョイの104弾として発売されました。なんと、同時期に発売されたファミコンソフト『ドラゴンボール大魔王復活』とタイトルもアートデザインも一緒なんです。それだけじゃなく、ゲーム性も酷似してます。カードバトルのすごろくゲームという異質なジャンルのファミコンゲームも傑作ですが、ボードゲームも面白いので是非とも復刻してもらいたいものです。

ドラゴンボールゲーム 悟空よ!7つの龍球を探せ‼︎

ドラゴンボール7つを集めるすごろくゲーム。

ボード上に描かれている亀仙人やブルマなどに好物カードを渡すことで、ドラゴンボールのありかを聞き出します。その場所へ行ってピラフなどの悪人を倒すとドラゴンボールカードがもらえます。いち早くドラゴンボールカードを4枚集めるのが目的です。『ドラゴンボール』の初期が好きな人にはたまらない世界観ですね。

ドラゴンボールZゲーム

〈2〜6人/8歳〜〉

ラディッツを倒すのが目的のすごろくゲーム。

ネット上では、中古買取りサイトやフリマサイトなどに出品されているものしか情報が無いので詳細は分かりません。ボードがリバーシブルになっています。

ドラゴンボールZゲーム2  最強戦士ベジータ

〈2〜4人/8歳〜〉

ボードがリバーシブルになっていて2つのゲームが楽しめます。ゲーム1はサイヤ人戦士のナッパと悟空の仲間が対決する「ナッパとの死闘」で、ゲーム2は悟空とベジータが対戦する「悟空vsベジータ」です。

ドラゴンボールZ DXゲーム3ナメック星最後の対決

〈2〜4人/8歳〜〉

スロットでコマを進め、フリーザを倒すすごろくゲーム。

スロットを回して出た数だけコマを進めて、止まったマスに書いてある指示に従います。体力を表す力カード(りきかーどと読みます)が貰えたり、フリーザのレベルが上がったり。フリーザのレベルが上がると、形態が変化してどんどん強くなります。ちゃんと立体フィギュアも基本形態、第三者形態、最終形態の3種類が入っていて雰囲気を高めます。宇宙船に乗ってナメック星に到着すると、ギニュー特戦隊と戦って1人1人を倒していきます。

もし対決に敗れて力カードがなくなると死んでしまいますが、界王星に飛ばされて修行をしてから生き返るなど原作に沿ったゲームになっています。ちなみにギニューの能力であるボディチェンジのマスに止まれば、他のキャラクターに変身出来るのもアツいですね。

最終的には集めた力カードを駆使してフリーザの体力を削っていきます。かなり運に左右されるゲーム性なので、大人も子供も一緒に遊べそうです。というかフリーザ編が好きな人なら相当楽しめるボードゲームでしょう。

ドラゴンボールZスーパーDXゲーム 打倒サイヤ人‼︎必殺界王拳

〈2〜4人/8歳〜〉

ルーレットでコマを進め、ベジータを倒すすごろくゲーム。

ネット上では、中古買取りサイトなどに出品されているものしか情報がありませんが、ルーレットが非常に面白い作りになっています。1〜6までの数が書いてある穴があって、7つのボールを回して全て穴に入れて1つだけ穴に入らずに残った場所の数を見るというルーレット。見ずらいけど、これだけでもワクワクするアイテムですね。

ドラゴンボールZDXゲーム 悪の帝王フリーザ!

〈2〜4人/8歳〜〉

サイコロでコマを進め、フリーザを倒してドラゴンボールを集めるボードゲーム。

これはネット上にはほとんど情報が無いです。コースを進むすごろくではなく、正方形のマスが8×9で並んでいてスカウターを使って何かを探すっぽいシステムみたいですが、いかんせん情報が…。

スーパービンゴ

〈2〜4人/5歳〜〉

ビンゴゲーム。

カードによって目標やストーリーがあり、4つの遊び方があるようですが基本的に遊び方は一緒。ビンゴカードを全員に配って、出たコマで1列作るというビンゴです。検索したところ、色違い・イラスト違いで2種類発売されているようです。

回転体をグルグル回して、コマがコロンと下に落ちるのではなく、選ばれたコマが上に持ち上がるのがテンション上がるんです。ちょっとしたアイデアですが素晴らしい作り。

ジョイカードゲーム3   七星球争奪戦

〈2〜5人/8歳〜〉

ドラゴンボール7つをいち早く集めて龍神を呼び出すカードゲーム。

使うカードは数字が1~10と15の4色、これが2枚ずつ。あとは特殊カードが何枚か。これを配ってゲームスタート。自分の手番では自分の前にカード1枚出して、同じ色のカードを3枚昇順で出せたらカードに書かれているドラゴンボールを獲得。これを繰り返してドラゴンボールを7つ集めるのが目的。大体こんなルールです。

1989年製なのに、しっかりドイツゲームっぽい。何かのパクリなのか、完全オリジナルなのか。作者名が見当たらないのが残念ですね。他の人が出しているカードの列をカットする直接攻撃もあって結構面白そう。リメイクすればいいのに。

バンダイからジョイカードゲームシリーズの第3弾として発売されました。ちなみに第1弾と第2弾はSDガンダムでした。

マスター将棋

〈2人〉

普通の将棋。

駒の動き方が書いてあるので初心者でもすぐに遊べます。この手の将棋入門のような商品はいろんなメーカーからアニメのキャラクターで発売される事が多く、ビバリーからドラゴンボール超バージョンが作られました。

LSIシミュレーション ドラゴン大決戦

〈2人/8歳〜〉

フリーザ軍と悟空たちの対戦ゲーム。

16×10マスのボード上に立体的なコマを配置して、将棋のようにコマを進めます。相手のコマがいるマスに入ったら対決になりますが、勝敗はLSI判定機がジャッジします。コマにはチップが入っていてLSI判定機の上に乗せると、クリリンやチャオズ、ドドリアやラディツなどが表示されます。そしてマスには地上・海・空の3種類あって、その場所によってパラメーターが変わってくるので機械的に勝ち負けを判定してくれるのです。

携帯型LSIゲームには、ドラゴンボールの商品がたくさん存在します。そんなLSIゲームとボードゲームが融合した変わり種です。

LSIバーコードウォーズ ドラゴンボールZ

〈1〜4人/8歳〜〉

コマを進めて、フリーザを倒すすごろくゲーム。

バーコードを機械で読み取って戦うゲームです。どちらかと言うと『バーコードバトラー』の方が有名かと思われますが、エポック社から発売されていたのが『バーコードバトラー』で、バンダイから発売されていたのが『LSIバーコードウォーズ』です。

バーコードのカードを読み取ると数字が表示されるのでボード上のコマを進めます。他のコマと同じマスに入ったらバトルが勃発。カードをたくさん集めて戦闘力を上げて、最終形態のフリーザと戦います。バーコードをスキャンして戦う2人専用の遊び方がメインですが、遊び方は2つあってもう片方がすごろくゲームになっています。

モノポリー

〈2〜6人/8歳〜/60分〉

ボード上を周回しながら他の人と不動産取り引きを繰り返して、みんなを破産させるのが目的のボードゲーム。

いろんなバージョンが存在する『モノポリー』ですが、ドラゴンボールZバージョンとドラゴンボール超バージョンが発売されています。しかし残念ながら作られたのは海外版のみ。日本生まれの作品なのにゼルダの伝説バージョンとか、ハローキティバージョンとか、ポケモンのジョウトバージョンとか、ナルトとかも日本語版が無いので仕方ない。それだけ英語圏では『モノポリー』が一般的で、日本の作品が外国でも愛されているいう証でしょう。

紙幣には龍神が描かれています。コマは金属製でドラゴンボールやドラゴンレーダー、亀の甲羅、ホイポイカプセルなど。ボード上にはドラゴンボールに関するキャラクターがたくさん描かれていて、角にはドラゴンボールの世界観をぶち壊す刑務所もあります。どの『モノポリー』にも刑務所は必ずあるのでこのゲームのアイデンティティですね。

クルード

〈2〜6人/8歳〜/60分〉

これも日本語版はありません。洋館の中で発生した殺人事件の犯人と凶器と場所を当てる推理ゲームの超名作のドラゴンボールZバージョンです。ゲームから取り除いたカードが何かを当てるというルールは同じのようなんですが、どういうテーマに変更されているのかは分かりませんでした。

使うキャラクターは悟空、悟飯、クリリン、ベジータ、ピッコロ、ゴテンクスの6つ。ボードにはカメハウス、天下一武道会、カプセルコーポレーション、サタンシティ、カリン塔などが描かれているので、いろんな所を周ってみんなが持っているカードを確かめていくんだと思います。

ドラゴンボールZ   パーフェクトセル ダイスゲーム

〈2〜4人/14歳〜/30分〉

これも日本語版はありません。詳細は分かりませんが、悟空、悟飯、トランクス、クリリンなどのキャラクターでチームを作り、サイコロ5つを振ってその組み合わせによってセルにダメージを与えてを倒すのが目的の協力ゲームだそうです。

ここまでが公式サイトとXで画像が見つかったものになります。他にもボードゲームはまだまだあって、調べて名前が分かったタイトルだけ羅列しておきます。

■パーティジョイ8ドラゴンボールZゲーム3  めざせ!ナメック星
■ドラゴンボールZゲーム4  超決戦‼︎人造人間VSスーパーサイヤ人
ドラゴンボールZ 激闘超戦士!天下一武道会
ドラゴンボールZⅡ  激神フリーザ‼︎
ドラゴンボール 悟空の西の都は大騒ぎの巻
ドラゴンボール 悟空の激闘!海底洞窟ゲーム
ドラゴンボール 悟空のドラゴンボール探しゲーム
カプセルボーイ

まだ他にもボードゲームは存在しているようです。これに加えて、トレーディングカードゲームもありますよね。そして海外だけで販売されてるボードゲームもいくつか存在しているらしく、ドラゴンボールのボードゲームって一体いくつあるのやら…。正確な数を把握するのは無理ですね。ドラゴンボールマニアでも全て集めてる人はいないでしょう。

それだけ魅力的で多くの人に愛された作品だという事ですね。ほとんどが入手困難なレア物ですが、見かけた際は遊んでみたいものです。